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保護猫を迎えるためにはいくら必要?里親になるまでの流れも解説

保護猫を迎えるためにはいくら必要?里親になるまでの流れも解説

動物愛護センターなどで保護されている「保護猫」を迎え、猫の里親になるには、さまざまな条件があります。

また、保護猫を迎えるためには、譲渡料をはじめとする費用がかかります。その費用は、全体でいくらくらい必要なのでしょうか。

本記事では、猫の里親になるための条件と、保護猫を迎えるための費用について解説します。

猫の里親になるまでの流れや、ペット保険の加入についてもご紹介しますので、猫の里親になった人やこれから里親になる人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. 保護猫とは動物愛護センターなどで保護されている猫
  2. 猫の里親になるための条件
  3. 保護猫を迎える際にかかる費用
    1. 譲渡料
    2. 運搬に必要な諸費用
    3. 譲渡後にかかる費用
  4. 保護猫の里親になるまでの流れ
    1. 1. 里親募集に応募
    2. 2. 譲渡元のスタッフと面談
    3. 3. トライアルで飼育
    4. 4. 正式に譲渡
  5. 保護猫を迎えたらペット保険への加入がおすすめ
  6. 里親になる際は、保護猫を迎えるためにいくら必要かを確認しておこう

保護猫とは動物愛護センターなどで保護されている猫

保護猫とは、飼い主がおらず、何らかの理由から動物愛護センタ時的に保護されている猫のことです。動物愛護センターのほかには、自治体の保健所、民間の動物愛護団体、個人宅などで保護されているケースもあります。

保護猫が保護されるまでの経緯はさまざまです。迷子になったり、飼い主に捨てられたりした後に保護されたケースもあれば、飼い主が飼えなくなったため引き取られた場合もあります。生後間もない子猫から高齢の猫まで、年齢も多様です。

なお、環境省の統計によると、2022年4月1日〜2023年3月31日には約3万匹の猫が保護されており、犬と同様、減少傾向にあります。
※環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況

猫の里親になるための条件

里親とは、保護猫を家族として迎え、一緒に暮らしていく人のことです。

里親になるには、いくつかの条件を満たしている必要があります。主な条件は下記のとおりです。
<猫の里親になるための主な条件>
・家族全員が里親になることに同意している
・最後まで責任を持って飼うことができる
・猫を飼うことができる住居に住んでいる
・室内飼育できる環境がある
なお、家を留守にする期間が長い人、小さな子供がいる人、単身の高齢者などは、上記の条件に加えて保証人が必要になることがあります。

また、審査の過程で身分証明書、預金残高証明書、源泉徴収票などのコピーの提出を求められることがあります。

保護猫を迎える際にかかる費用

保護猫を迎える際にかかる費用

保護猫を迎え、里親としていっしょに暮らしていくためには、さまざまな費用が必要です。

これらの費用がいくらになるかは、ケースによってさまざまです。保護猫を迎えるために必要となる主な費用をご紹介しますので、保護猫の引き取りを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

譲渡料

保護猫を迎える際に必要になるのが、保護元である動物愛護センターなどに支払う譲渡料です。保護猫の譲渡料には、ペットショップでペットを購入する場合と異なり、猫そのものの料金は含まれません。

譲渡料の主な内訳は、保護の過程で実施したワクチン接種、不妊・去勢手術、血液検査、寄生虫駆除などの費用で、概ね3〜5万円程度です。

なお、譲渡料の金額は保護元によって異なります。場合によっては、上記の費用の影響で譲渡料が高額になるケースもあるため、詳細を知りたい場合は保護元に確認してください。

運搬に必要な諸費用

運搬に必要な諸費用も、保護猫を迎える際に必要です。具体的には、保護元から自宅まで猫を運ぶための交通費や、猫の運搬を行うための人件費などです。

交通費は、保護元が遠方であるほど高くなると想定しておくといいでしょう。

譲渡後にかかる費用

保護猫を迎える際には、譲渡後にかかる費用も想定しておく必要があります。譲渡後は、実際に自宅で猫を飼うために、さまざまなものを用意しなくてはなりません。

保護猫を迎えるために必要なものは、主に下記のとおりです。初めてペットを飼う場合は、これらを買い揃えなくてはならないため、事前に確認しておきましょう。

<保護猫を迎えるために必要なものの例>
・猫用ケージ
・キャットフード
・猫用の食器
・猫用トイレ
これらは、猫を飼育するために最低限必要なものです。

猫が室内で運動したり遊んだりできるようにするには、キャットタワー、キャットウォーク、おもちゃなども必要になってきます。

保護猫の里親になるまでの流れ

保護猫の里親になるためには、動物愛護センターなどの保護元に問い合わせ、所定の手続きを行う必要があります。里親になるまでの流れは、主に下記のとおりです。

1. 里親募集に応募

保護猫の里親になるには、まずは保護元が行っている里親募集に応募する必要があります。

里親募集は、主に動物愛護センター、動物愛護団体、動物病院、猫カフェなどが行っており、募集情報はWebサイトで確認可能です。

そのほかにも、動物愛護団体などが主催する譲渡会によって保護猫の譲渡が行われるケースもあるため、足を運んでみるのもおすすめです。

2. 譲渡元のスタッフと面談

里親募集に応募をすると、次は譲渡元のスタッフとの面談が行われます。面談の場所は、保護猫が保護されている場所や譲渡会の会場になることが一般的です。

面談は、保護猫が里親と幸せに生きていけるかどうかを判断する重要な場となります。そのため、スタッフは保護猫のことをよく知るベテランが担当するケースが少なくありません。

面談で主に行われるのは、里親希望者の生活状況、ペットの飼育歴、すでにペットがいるかどうかの確認です。これらを踏まえ、里親希望者の意向と保護猫の性格がマッチするかどうかが検討されます。

なお、面談を行う際には、提出が必要となる書類や写真があります。忘れずに持参しましょう。

<面談を行う際に必要な主な書類等>
・自宅など飼育する場所の写真
・ペットが飼育可能であることを証明する書類(集合住宅や賃貸住宅の場合)など
また、植物の中には猫が誤って口にすると中毒などの症状が出るものがあるため、自宅にある観葉植物の写真の提出を求められるケースもあります。

3. トライアルで飼育

面談の結果、保護猫との相性などに問題がないと判断されたら、トライアルで飼育を行います。

実際に飼育すると、面談ではわからなかった問題が起きる可能性があるため、数週間から1ヵ月程度のトライアル飼育を行うことがほとんどです。

里親希望者はトライアル飼育を通じて、猫との相性、里親としての適切な対応力などが問われます。また、トライアル期間中の食事やトイレの状況について、譲渡元から報告を求められるケースも少なくありません。

4. 正式に譲渡

トライアル飼育を行い、特に問題がなければ、正式に譲渡されます。以後、保護猫は新たな家族としていっしょに暮らしていくこととなります。

保護猫を迎えたらペット保険への加入がおすすめ

猫は性格がデリケートであるため、環境変化によって体調を崩してしまう可能性があります。病気やケガをしてしまうと、治療費が高額になってしまうケースもあるため、保護猫を迎えたら、ペット保険に加入しておくことをおすすめします

ペット保険は、保険会社に問い合わせて必要な手続きを行うほか、譲渡元の紹介などによっても加入可能です。

ペット保険によって受けられる補償は、保険会社や猫の年齢などによって異なるため、加入する際は事前に確認してください。なお、猫が高齢である場合は、ペット保険に加入できないことがあります。
また、ペット保険に加入する際は、猫の生年月日、種類、ワクチンの接種状況などを申告しなくてはなりません

これを告知義務といい、申告内容に虚偽があると補償が受けられなくなったり、契約解除になったりすることもあるため、正しい情報を申告してください。

猫の生年月日や年齢、健康状態がわからない場合は、動物病院での受診がおすすめです。歯や毛づや、体格などから年齢を推定してもらうことができます。

里親になる際は、保護猫を迎えるためにいくら必要かを確認しておこう

里親になる際は、保護猫を迎えるためにいくら必要かを確認しておこう

自治体の動物愛護センターなどで保護されている保護猫は、所定の手続きを行うことで譲渡を受け、いっしょに生きていくことができます。

ただし、保護猫を迎えるにあたっては、一定の費用がかかるため、いくら必要になるかを事前に確認しておくことが大切です。

なお、保護猫を迎えたら、ペット保険への加入をおすすめします。ペット保険に加入すれば、病気やケガなどの際に適切な補償を受けることができ、費用負担も軽減できるため安心できるでしょう。

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