準備する書類をチェック! 経費として控除対象になるものは??
■控除対象となるFX取引の必要経費(一例)
・通信費
・参考図書
・筆記用具やファイルなどの事務用品
・パソコンの購入費用 など
控除対象の必要経費として認められる可能性があるものは様々で、購入した際には領収書などはきちんと管理しておくこと。
FX取引に関する確定申告の仕組みが分かったら、いよいよ実際に確定申告するための準備を始めよう。事前に用意しておく必要があるのは、基本的に以下の通り。
■確定申告に必要な準備の例(一例)
□印鑑
□源泉徴収票
□取引報告書(FX取引での一年間の損益が分かるもの)
□経費の領収書
取引報告書については、各FX会社が取引内容をまとめ、ウェブ上で計算してくれるケースがほとんど。各FX会社のホームページで期間損益報告書のひな形をダウンロードし、手順に従って必要事項を書き込むだけなので、ビギナーも安心だ。
上記の確定申告に必要書類などを用意し、確定申告書を記入。こちらも慣れれば複雑なものではないので、国税庁のホームページ内「確定申告書等作成コーナー」をチェックして、不備のないように確定申告書を書き込めばOKだ。
確定申告に便利な「e-Tax」も利用しよう
以下に「e-Tax」を利用するための流れを簡単にまとめてみよう。
■e-Taxの流れ
1.電子証明書の発行
各自治体の窓口で、住民基本台帳カード(ICカード)を取得。手数料を払い、電子証明書の発行を受ける。
2.ICカードリーダライタを購入
ICカードを読み込むための「ICカードリーダライタ」を購入し、自宅で使えるようにする。
3.e-Taxの開始届出書を提出し、利用者識別番号を取得
「開始届出書」を作成し、所轄の税務署に提出。e-Taxを利用するための「利用者識別番号」や暗証番号などの通知を受ける。
4.利用者登録を行う
インターネットで識別番号や利用者情報を入力し、登録を行う。
5.申告書を作成!
あとは手順に従って申告書を作成し、インターネットで税務署に送信。印刷した申告書を郵送で送ることも可能。
最初の手続きに若干、手間はかかるが、特に毎年継続的にFX取引に関する確定申告を行う必要がある人は利用を考えてみては?