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30

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
29 30 31
素因数分解 2 × 3 × 5
二進法 11110
三進法 1010
四進法 132
五進法 110
六進法 50
七進法 42
八進法 36
十二進法 26
十六進法 1E
二十進法 1A
二十四進法 16
三十六進法 U
ローマ数字 XXX
漢数字 三十
大字 参拾
算木
位取り記数法 三十進法

30三十参拾參拾、さんじゅう、みそ、みそじ)は自然数、また整数において、29の次で31の前の数である。

性質

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  • 30は合成数であり、約数1, 2, 3, 5, 6, 10, 15, 30である。
  • 1/30 = 0.03… (下線部は循環節で長さは1)
  • 30 = 12 + 22 + 32 + 42
    • 4番目の四角錐数である。1つ前は14、次は55
    • n = 2 のときの 1n + 2n + 3n + 4n の値とみたとき1つ前は10、次は100
    • 4連続整数の平方和とみたとき自然数の範囲では最小、整数の範囲だと1つ前は14、次は54
  • 30 = 02 + 12 + 22 + 32 + 42
    • 5連続平方和とみたとき負の数を除くと最小、負の数を含めると1つ前は15、次は55。
  • 異なる4つの平方数の和1通りの形で表せる最小の数である。次は39。(オンライン整数列大辞典の数列 A025376)
  • 30 = 2 × 3 × 5
    • 3つの素数の積で表せる最小の数である。1つ前の2つは6、次の4つは210(2 × 3 × 5 × 7)。
    • 最小の楔数である。楔数とは3つの独立した素因数で表せる数である。次は42。
    • 3番目の素数階乗数 (p3#) である。1つ前は6、次は210。
      • p3# ± 1 が両方とも素数階乗素数になる2番目の数である。1つ前は6 (p2#)、次は2310 (p5#)。
      • 3連続素数の積で表される最小の数である。次は105
    • 3連続フィボナッチ数の積で表すことのできる数である。1つ前は6、次は120
  • 30 = 1 × 2 × 3 × 5
    • 連続フィボナッチ数の積で表せる数である。1つ前は6、次は240
  • 30 = 5 × 6
    • 5番目の矩形数である。1つ前は20、次は42。
  • 30 = 51 + 52 = 62 − 61
    • 5の自然数乗の和とみたとき1つ前は5、次は155
  • 30 = 2 + 4 + 6 + 8 + 10
  • 30 = 5 × σ(5) (ただし σ は約数関数)
  • 30 = 10 × 3
  • 30 = 15 × 2
  • 自身以下の互いに素な数が1または素数である最大の数である。1つ前は24。(オンライン整数列大辞典の数列 A048597)
    • 30以下の互いに素な数は7, 11, 13, 17, 19, 23, 29である。
  • 九九では5の段で 5 × 6 = 30 (ごろくさんじゅう)、6の段で 6 × 5 = 30 (ろくごさんじゅう) と2通りの表し方がある。
  • 30 = 21 + 22 + 23 + 24
    • 2の自然数乗の和とみたとき1つ前は14、次は62
    • a = 2 のときの a1 + a2 + a3 + a4 の値とみたとき1つ前は4、次は120。
  • 17番目のハーシャッド数である。1つ前は27、次は36。
    • 3を基とする4番目のハーシャッド数である。1つ前は21、次は102
  • 各位の和が30になるハーシャッド数の最小は39990である。
  • 各位の積が0になる4番目の数である。1つ前は20、次は40。(オンライン整数列大辞典の数列 A011540)
  • 30 = 12 + 22 + 52
  • n = 30 のときの n! − 1 で表せる 30! − 1 は7番目の階乗素数である。1つ前は14、次は32。(オンライン整数列大辞典の数列 A002982)
  • 30 = 33 + 3
  • 30 = 52 + 32 − 22
  • 30 = 2 + 2 + 2 + 23 + 23 + 23
  • 約数の和が30になる数は1個ある。(29) 約数の和1個で表せる12番目の数である。1つ前は28、次は36。

その他 30 に関連すること

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単位

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  • 30° = π/6ラジアン)。これは 1/12 周であり、すなわち正十二角形中心角であり、すなわちその外角である。
  • 1ヶは約30である。このため、時間の単位には30から成る物が見られる。
    • グレゴリオ暦の1か月は28~31(平均約30.44)で、平均をとれば30日。太陰暦の1か月は29~30(平均約29.53)日で、30日が最も多い。30日を1か月、12か月(=360日)を1年に対して、30年(=360か月)を1世代という場合がある。
    • 三十年祭を、英語で pearl jubilee 、ラテン語由来の英語だと tricennial という。結婚30周年の祝賀を真珠婚式といい、特に西洋では、真珠が30周年の記念品や形容詞とされることが多い。
    • 法要では30周忌(= 31回忌)前後を弔い上げとするのが一般的である。ただし、これより長く続ける場合もある。
  • 土星公転周期は約30年である。
  • 三十年戦争: 1618年~1648年の間、ヨーロッパで行われた宗教戦争。
  • 日本における原動機付自転車の法定最高速度は 30 km/h である。
  • 参議院議員および都道府県知事の被選挙権は30歳以上。

30番のもの

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三十個一組のもの

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  • 午前0時から午前5時までは別名「24時から29時まで」の名があり、午前と深夜を合わせて合体をしたら合計30時間となる。
  • 人間脊椎は約30個ある。
  • 将棋の初手の指し方は30通り。
  • 山手線の駅数は2020年に高輪ゲートウェイ駅が増設されて30駅。
  • 三十番神は一月(太陰暦)周期で一日ずつ法華経などを守護するとされる30の神々。

言葉

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  • 「卅」は30を表す漢字。例:卅五年(= 三十五年)。「丗」や「卋」と書かれることもある(異体字)。なお「世」もこのように書かれることがあるが、別字である。
  • 30 を、ラテン語では triginta(トリーギンター)、ギリシャ語では triconta という。接頭辞triginti(ラテン語)、triaconta(ギリシャ語)。
  • 30日を三十日(みそか)という。転じて月の終わりの日を表す言葉になり(晦日)、年の終わりは大晦日(おおみそか)と呼ばれるようになった。
  • 30歳の別名:三十路(みそじ)、而立(じりつ。論語に因む)。
  • アメリカで、通例–30–と書き、新聞記事、原稿の終わり、完了を示す。転じて、おさらばという意味になる。
  • 1日の気温が30に達すると真夏日となる。
  • 東京六大学野球ソフトボールにおいて、背番号30は監督が付ける背番号。
  • ボウリングでは、1フレームで取れる最高点。10フレーム(12投)成功すれば300点となる。
  • イオンでかつて開催されてきたセール、「ジャスコみそか市」は毎月30日に開催されていたことから由来。現在は「お客様感謝デー」の開催日変更等により既に廃止。
  • 30』は奥田民生のアルバム。
  • 30』は電気グルーヴのアルバム。
  • 30』は11枚目となるUVERworldのアルバム。
  • マツダ・CX-30
  • マツダ・MX-30

符号位置

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記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+325A 1-8-42 ㉚
㉚
CIRCLED DIGIT THIRTY

関連項目

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2桁までの自然数
(0) 1 2 3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69
70 71 72 73 74 75 76 77 78 79
80 81 82 83 84 85 86 87 88 89
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
  • 太字で表した数は素数である。