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「人生は1分、1秒で変わる」世界的ダンサー・RIEHATAが語るレディー・ガガとの出会い【オリコン ライターズ】

 顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。21日(深1:39)は、23日に放送される『3people 1minute』(日本テレビ系 後9:00)で審査員を務める世界的ダンサー・RIEHATAが登場。日本人として初めてレディー・ガガのバックダンサーを務めるなど世界で活躍する彼女に、今回初放送となる新感覚のエンターテインメントショー『3people 1minute』の見どころと、これまでの激動の半生について、たっぷりと語ってもらった。

1分を長く感じるほど、凝縮されたパフォーマンス


 3人以内で1分以内――それを唯一のルールとして、あらゆるジャンルのパフォーマーが競う『3people 1minute』。今回が初開催ということで、いったいどんな大会になるのかすら予想もつかないなか、収録を終えたRIEHATAは、興奮気味にまずはこう語った。

 「エンターテインメントの世界にはこんな多様なジャンルがあるんだと、一人の観客として驚きました。定義がないから審査は難しかったですが、だからこそ、エンターテイナーとしてまっすぐに向き合ったと思います。私もダンスオタクですが、やっぱりエンターテインメントって、なにかに夢中になるからこそ生まれるもの。1分間のパフォーマンスでも、その裏には何年も夢中になり続けた時間があるんです。そこはジャンルが違っても共通していると思うので、そのパッションを共鳴させながらジャッジしました」

 タイパ重視の時代だからこそ、パフォーマンスは「1分間」という圧倒的なテンポ感で進む今大会。そこには、独特の感覚が生まれたという。

 「一般的には“一瞬に感じる”のが感動的なパフォーマンスで、“長く感じる”のが退屈なパフォーマンスという感覚があると思うのですが、1分間で区切られていると、『1分なのにこんなにたくさんの技術や構成が凝縮されているの!?』と、逆に素晴らしいパフォーマンスに対して“長く感じる”ことがありました。これは発見ですね。もともとクリエイトの世界における時間の感覚って数字で測れるものではなくて、たとえば私が1分間のダンスの振付を考えた場合、最初は出来上がるまでが日本からエジプトに行くくらい遠い道のりに感じられるんです。でも、ひらめきやアイデアが浮かんだ瞬間、渋谷から原宿くらい近くなる。ただ、そのアイデアが浮かぶまでが、また長い苦労の時間で。『たまたまお風呂で浮かびました』って時もありますけど(笑)」

1分間で人生が変わるから、常に「be ready」

 RIEHATAが中学卒業後に渡ったエンターテインメントの本場・アメリカは、1分間にも満たないパフォーマンスでジャッジされる厳しい世界だったという。

 「『もっとできたのに』が通用しない世界です。本当は実力があっても、緊張して力を発揮できなければ、それも実力のうち。やり直しはききません。逆に、たった一回、一瞬のチャンスをものにできれば、人生が一変するような“magic happen”が起こります」

 レディー・ガガのバックダンサーに選ばれたときも、一瞬だったという。

 「まだ10代の何者でもないダンス少女でしたが、ディレクターと目が合った瞬間、『君、おいで』と言われて、決まりました。周りはすごいダンサーがたくさんいたので、何が起こったのか、そのときは自分でもわからなかった。ただ逆に、決まっていたことがひっくり返ることもたくさんあります。日本は割とスケジュールや台本通りに進むことが多いですが、アメリカでは『このシーンはなし』と1秒前まで決まっていた出演シーンがカットされることなんて当たり前です。同じように急に呼ばれることもあるので、常に“be ready”じゃないといけない。休憩なんてないし、落胆している暇もない。クリス・ブラウンの『Party』のMVに出演したときも、1分間の“magic happen”でした。ダンサーは黒のパーカーが衣装だったのですが、イケてるヤツだと思われたいので、現場にめちゃくちゃオシャレして行ったんです。そうしたら、『そのままでいいよ』となり、『RIEHATAは日本人だから、日本語で口喧嘩してみてくれ』となった。ダンスしに行ったのに、その場で1分くらい口喧嘩して、それがMVの冒頭で使われることになったんです」

 まるでジェットコースターのような展開だが、常に“be ready”だったからこそ生まれたストーリー。

 「チャンスは一瞬でも、そのMVに出演したことで、世界がまるで変りました。1秒、1分で人生は変わる。だから、常に準備をする。『もうダメかな』とか『いまさら遅いかな』と思わず、まずは1分、頑張ってみる。そうした気持ちは、エンターテインメントに限らないし、年齢も関係ないと思います」

影響を受けた「3人」の恩人

 自分がダンスを通じて学んだことを多くの人とシェアしていきたいと語るRIEHATA。最後に番組にちなみ、彼女に影響を与えた3peopleを聞いた。

 「まずは母親ですね。フィリピン人なのですが、誰に対しても『ハイ、シスター』『ハイ、ブラザー』と人類みな兄弟のような愛情深い性格で、私も受け継いでいると思います。もう1人は、正確には2人なのですが、息子たちです。今の私がいるのは、本当に2人のおかげ。どんなにきらびやかな舞台に立っても自分を見失わずに地に足をつけていられるのは、彼らがいるから。そして3人目は、私に世界の扉を開けてくれて、可能性を示してくれたクリス・ブラウン。同年代で大スターですけれど、歌が大好き、ダンスが大好き、アートが大好きという少年のような心を持っていて、今も進化し続けています。私のようなアジア人女性をはじめ、誰にでも平等にチャンスを与えてくれる本当にリスペクトできる存在だし、私も負けていられないなと、いつも力をもらっています」

 多くのアーティストや人々のおかげで今があるというが、あえて3人を挙げてもらった。もし自分が3peopleを挙げるとしたら、どんな面々になるのか? そんなことを考えながら、人生が変わる1minuteに向けて準備しておきたい。
(取材・文/マイティ・M)

※取材の模様は、21日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深夜1:39)でもご覧いただけます。

7月23日(土曜)後9:00〜
『3people 1minute』(外部サイト)
歌、ダンス、マジック、アートから一発芸まで…【3人以内1分以内】なら何でもアリ!優勝賞金300万円、世界に通用するNo.1パフォーマンスを決定する。
https://www.ntv.co.jp/topics/articles/19z31jhh5nrhcu1st4.html(外部サイト)

『ライターズ!』(毎週日曜 深1:25)これまでのインタビュー【オリコン ライターズ】






































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