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空気階段・鈴木もぐら、ドラマ撮影現場でまさかの“居眠り” 前代未聞の緊急事態も発生で一体どうなる?【オリコン ライターズ】
きっかけは『有吉の壁』? 撮影現場でも和気あいあい
そんな同作で、もぐらは市民から嫌われる徴税吏員の仕事にうんざりして異動希望を出している加茂原健介(かもはら・けんすけ)を演じている。「役所で務める役が、まさか僕に来るなんて思ってなかったですから、オファーを受けた時にはびっくりしましたよ。みなさんが抱く僕のイメージの中に“公務員”というものはなくて、ドラマのオファーをいただけるとしても“非公務員”の役しか来ないと思っていたので(笑)。相方(水川かたまり)に伝えた時も『ウソつけ!』と言っていましたね」。
今回のインタビューにあたって、直前に行われていたドラマ撮影の様子も取材したが、菊池と山田を筆頭に、ムードメーカーの松田元太(Travis Japan)など、非常に和気あいあいとしたムードで進んでいた。もぐらも声をはずませる。「元太くんは、本当によく盛り上げてくれています。あとは、やっぱり菊池風磨さんと山田杏奈ちゃんの2人が先導してくれている印象です」。菊池、山田とはどういったコミュニケーションを取っているのだろうか。「基本は、お腹を触らせてあげたりとか…そういう形でコミュニケーションを取っています(笑)」。
菊池風磨は「お母さん」 ドラマとコントでアプローチに違い
「やっぱり、ドラマの現場って、同じセットであっても、シーンが変わると撮り方を変えるから、それで準備に時間がかかったりするんですよね。いわゆる“待ち”の時間に、ちょっと気を抜いていて『ゴォ…』(いびきの音)ってなってしまったら、風磨さんが『もぐらさん、寝てませんよね(笑)?』ってすかさずツッコミを入れてくれて。だから、なんか本当に家にいるような心地になるときがあります。風磨さんが、お母さんで『あんた、寝てたでしょう?』みたいな(笑)」
自身が演じる加茂原は、原作には登場しないキャラクター。そのため、役作りでは自分がこれまで出会ってきた人たちからイメージをふくらませていった。「僕の友だちに、エザキさんという50歳くらいの人がいるのですが、その年齢になっても人生で2回しか歯を磨いたことがないっていうんです(笑)。その方を思い出したりしながら、役作りをしています」。ドラマとコントで“キャラクター”へのアプローチの方法に変化もあるという。
「コントはやっぱり、笑わせるためというか、最終的に笑ってもらうためにやってるわけですけども。ドラマの演技は、笑いだけじゃなくて、怒りとか泣きとかさみしさとか、いろんな感情を最終的に持っていかないといけないっていうのが、大変さが違いますね。コントは結果笑わせたら、言ってみたら何でもありっちゃ何でもありなんで。そこがやっぱり違います。コントなんて、ふざけてるみたいな人間ばっかりですから(笑)。ドラマは、何度もテイクがあって、その度に同じせりふを同じように言わないといけないのが、難しいですよね。芸人なんて、100回やったら100回違う演技になるので…」
さらにバラエティーの現場とは違うのは“お土産”にも見て取れるのだと、もぐらが力説する。「お菓子の豪華さが違います。全然違います。ドラマはね、本当になんか見たことないような、これが多分今最新の原宿とかで売ってるお菓子なんだろうなみたいなのがあるんですよ。なんか、見たこともないようなドーナツみたいなのとか出てきたりするんで、住む世界が違うんだなっていうのは思います(笑)」。そんな現場に、自身が差し入れるとしたらと向けてみると、もぐららしいコメントが返ってきた。
「僕が好きなものを皆さんに味わっていただきたいので、ホルモンですかね。ホルモン焼きをパックとかに詰めてどうですかみたいな。あと僕が行きつけの和田屋っていう高円寺の居酒屋があるんですけど、そこで出してるサバ味噌グラタン。サバの味噌煮の上にチーズをめっちゃいっぱい乗せて、それを高温で焼いてあるんですよ。もうこれ(酒)止まんないですから(笑)」
(取材・文/ファンタスティック ムラオカ)
インタビュー内容は番組放送前に『ORICON NEWS』の記事でチェックすることができる。
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