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(更新: ORICON NEWS
空気階段・鈴木もぐら、ドラマ撮影現場でまさかの“居眠り” 前代未聞の緊急事態も発生で一体どうなる?【オリコン ライターズ】

空気階段・鈴木もぐら、ドラマ撮影現場でまさかの“居眠り” 前代未聞の緊急事態も発生で一体どうなる?【オリコン ライターズ】

 柔和な笑みでスタジオにやってきたその男は、セットに入るとキャラクターが憑依していた。「いやぁーここが、カジノが楽しめるところですか?」。唐突に始まったコントに応答するのがやっとの記者をやさしく誘うかのように、空気階段・鈴木もぐらは「えっ、これ合法のインタビュー番組なんですか(笑)?」と話を進めていく。顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、ゲストの素顔や番組の見どころを紹介する新番組『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)は、こうして始まった。

きっかけは『有吉の壁』? 撮影現場でも和気あいあい

 Sexy Zoneの菊池風磨が主演を務め、俳優の山田杏奈が共演する日本テレビ系連続ドラマ『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』(10月14日スタート、毎週土曜 後10;00)。徴税吏員・饗庭と百目鬼は、みゆきの市役所納税課の職員で、滞納されている税金を納めてもらう仕事を担う“徴税吏員”のバディ。税金をただ取り立てるのではなく、“払えないワケ”を抱えた市民の事情に寄り添って、救う方法を模索していく。滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員の姿をスリリングに描くヒューマンエンターテインメントドラマとなっている。

 そんな同作で、もぐらは市民から嫌われる徴税吏員の仕事にうんざりして異動希望を出している加茂原健介(かもはら・けんすけ)を演じている。「役所で務める役が、まさか僕に来るなんて思ってなかったですから、オファーを受けた時にはびっくりしましたよ。みなさんが抱く僕のイメージの中に“公務員”というものはなくて、ドラマのオファーをいただけるとしても“非公務員”の役しか来ないと思っていたので(笑)。相方(水川かたまり)に伝えた時も『ウソつけ!』と言っていましたね」。
 そんなもぐらと『ゼイチョー』を結びつけたのは、同局系バラエティー『有吉の壁』だった。『有吉の壁』プロデューサーの横澤氏が、自身のX(旧ツイッター)で「空気階段もぐらくんをドラマの世界に巻き込んだのは#有吉の壁カベデミー賞THE MOVIEを一緒に作って下さった大倉Pの仕業です」と紹介していたが、当の本人にぶつけてみると「えっ、あれがつながったんですか?『有吉の壁』の映画でやったのは、全裸で万引きする役ですよ。それをやったら、市役所の先輩の役にたどり着いたってことですか?やっぱりプロはどこ見てるのか、わからないですね(笑)」。

 今回のインタビューにあたって、直前に行われていたドラマ撮影の様子も取材したが、菊池と山田を筆頭に、ムードメーカーの松田元太(Travis Japan)など、非常に和気あいあいとしたムードで進んでいた。もぐらも声をはずませる。「元太くんは、本当によく盛り上げてくれています。あとは、やっぱり菊池風磨さんと山田杏奈ちゃんの2人が先導してくれている印象です」。菊池、山田とはどういったコミュニケーションを取っているのだろうか。「基本は、お腹を触らせてあげたりとか…そういう形でコミュニケーションを取っています(笑)」。

菊池風磨は「お母さん」 ドラマとコントでアプローチに違い


 今回、ドラマ出演の情報が解禁になった際、もぐらは「演者もスタッフさんもみんな含めて、すでに家族になりましたので、あとは、もう視聴者の皆さまと家族になるだけです」とのコメントを寄せていたが、そんな“家族のような場所”を実感させるようなエピソードも飛び出した。

 「やっぱり、ドラマの現場って、同じセットであっても、シーンが変わると撮り方を変えるから、それで準備に時間がかかったりするんですよね。いわゆる“待ち”の時間に、ちょっと気を抜いていて『ゴォ…』(いびきの音)ってなってしまったら、風磨さんが『もぐらさん、寝てませんよね(笑)?』ってすかさずツッコミを入れてくれて。だから、なんか本当に家にいるような心地になるときがあります。風磨さんが、お母さんで『あんた、寝てたでしょう?』みたいな(笑)」
 撮影現場を取材していて感じたのは、せりふ量の多い菊池と山田が台本を確認することがないという点。そこをもぐらに向けてみると「そうなんですよ!」とうれしそうに、体を前にせり出した。「あんな膨大なせりふをどうやって覚えているんだろうと思って、聞いてみたんです。風磨さんは、台本のせりふを文字で覚えるのではなくて、台本そのものを“写真”のように記憶していると聞きました。僕はそのような覚え方ができないので、とにかく読む熱血タイプです(笑)。口に出すとその音を覚えるっていう感じです」。

 自身が演じる加茂原は、原作には登場しないキャラクター。そのため、役作りでは自分がこれまで出会ってきた人たちからイメージをふくらませていった。「僕の友だちに、エザキさんという50歳くらいの人がいるのですが、その年齢になっても人生で2回しか歯を磨いたことがないっていうんです(笑)。その方を思い出したりしながら、役作りをしています」。ドラマとコントで“キャラクター”へのアプローチの方法に変化もあるという。

 「コントはやっぱり、笑わせるためというか、最終的に笑ってもらうためにやってるわけですけども。ドラマの演技は、笑いだけじゃなくて、怒りとか泣きとかさみしさとか、いろんな感情を最終的に持っていかないといけないっていうのが、大変さが違いますね。コントは結果笑わせたら、言ってみたら何でもありっちゃ何でもありなんで。そこがやっぱり違います。コントなんて、ふざけてるみたいな人間ばっかりですから(笑)。ドラマは、何度もテイクがあって、その度に同じせりふを同じように言わないといけないのが、難しいですよね。芸人なんて、100回やったら100回違う演技になるので…」

 さらにバラエティーの現場とは違うのは“お土産”にも見て取れるのだと、もぐらが力説する。「お菓子の豪華さが違います。全然違います。ドラマはね、本当になんか見たことないような、これが多分今最新の原宿とかで売ってるお菓子なんだろうなみたいなのがあるんですよ。なんか、見たこともないようなドーナツみたいなのとか出てきたりするんで、住む世界が違うんだなっていうのは思います(笑)」。そんな現場に、自身が差し入れるとしたらと向けてみると、もぐららしいコメントが返ってきた。

 「僕が好きなものを皆さんに味わっていただきたいので、ホルモンですかね。ホルモン焼きをパックとかに詰めてどうですかみたいな。あと僕が行きつけの和田屋っていう高円寺の居酒屋があるんですけど、そこで出してるサバ味噌グラタン。サバの味噌煮の上にチーズをめっちゃいっぱい乗せて、それを高温で焼いてあるんですよ。もうこれ(酒)止まんないですから(笑)」
 最後に、ドラマの見どころポイントとして一文字「髪」としたためた。「私がですね、ちょっとこれはとんでもないことなんですけど…、1話を撮り切る前に、髪を切ってしまいました。もうつながらないよと、どうするだろうかということになってます。それがこの日本テレビさんの力で一体どのように放送されるのか、注目していただければと思います。僕としては、床屋さんに『1センチだけ切ってください』と写真も見せて、お伝えしたんですが、安心しきって切ってもらっている間に寝てしまって、起きたら今の髪型だったんです(苦笑)。前代未聞の、同じ1話で髪型がまったく違うという緊急事態が、どうなっているのか注目してください」。
(取材・文/ファンタスティック ムラオカ)

 インタビュー内容は番組放送前に『ORICON NEWS』の記事でチェックすることができる。
【番組概要】
『ライターズ!』(毎週日曜 深1:25)
10月8日より日本テレビ系にてスタート

【オリコン ライターズ】過去のインタビュー


日本テレビ系連続ドラマ『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』ポスタービジュアル(C)日本テレビ

日本テレビ系連続ドラマ『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』ポスタービジュアル(C)日本テレビ

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