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mv (UNIX)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

mv(エムブイ)はPOSIXおよびSingle UNIX Specificationで規定されているコマンドである。mvは「move」の略であり、ファイルやディレクトリの移動、名前の変更をするコマンドである。

構文

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mv [options] source destination
mv [options] source... directory

POSIXオプション

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  • -f 上書きの確認の問い合わせをしない。
  • -i destination がすでに存在する場合、上書きの確認の問い合わせをする(-fと-iが両方とも指定された場合、後から指定された方のオプションが有効になる)。

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mv myfile mynewfilename 'mynewfilename'がディレクトリでないとしてファイル名が変更される。
mv myfile /myfile 'myfile'をカレントディレクトリからルートディレクトリに移動する。
mv myfile dir/myfile 'myfile'をカレントディレクトリのdir配下に移動する。
mv myfile dir/ 前述と同様の意味となる。ファイル名は暗黙的におなじと扱われる。
mv myfile dir/myfile2 'myfile'をdir/に移動し、さらにファイル名を'myfile2'に変更する。
mv foo bar baz dir/ 複数のファイルをdir/に移動する。
mv --help コマンドの構文について簡潔なヘルプを表示する。(GNU の版のみ)
man mv 'mv'のオンライン・マニュアルを表示する。

-で始まるファイル名の変更

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mvコマンドの多くの実装では、- で始まるファイル名を引数に指定する目的で、オプション終了を意味する特殊オプション(-- または -)が用意されている。例えば前者の場合、ファイル -f に変える指定は mv -- - f とすれば良い。

ただし、これら特殊オプションが存在しなくとも、パス名を付加した mv ./- f とすることで回避可能である。

これらは cp (UNIX)rm (UNIX) でも同様のことが言える。

外部リンク

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  • Manpage of MV (JM Project)
  • mv man page(FreeBSD版、英語)
  • mv man page(OpenBSD版、英語)
  • mv ドキュメント(GNU版、英語)
  • mv(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
  • mv(1) man page(HP-UX リファレンス)