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ヌママムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヌママムシ
ヌママムシ
ヌママムシ Agkistrodon piscivorus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : マムシ亜科 Crotalinae
: アメリカマムシ属 Agkistrodon
: ヌママムシ A. piscivorus
学名
Agkistrodon piscivorus
(Lacépède, 1789)
和名
ヌママムシ
英名
Cottonmouth
Water moccasin

ヌママムシ(沼蝮、学名Agkistrodon piscivorus)は、クサリヘビ科アメリカマムシ属に分類されるヘビ特定動物

分布

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アメリカ合衆国東部から南部固有種

形態

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最大全長190cm。体形は太い。体色は主に褐色だが変異が大きく、不鮮明な暗色の横帯や斑紋が入る。幼体の斑紋は明瞭だが、成長に伴い不鮮明になる。

頭部は大型。口の中は白く、英名(Cottonmouth=綿口)の由来になっている。

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毒は強い出血毒で、最悪の場合は死に至るが、最近では医療技術が進化しているため 致命率は低い。

亜種

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  • Agkistrodon piscivorus conanti Gloyd, 1969
  • Agkistrodon piscivorus leucostoma (Troost, 1836)
  • Agkistrodon piscivorus piscivorus (Lacépède, 1789)

生態

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河川湿地等の水辺に生息する。泳ぎは上手く、よく水中に入る。危険を感じると口を大きく開けて威嚇する。それでも相手が怯まない場合は噛みつく。

食性は動物食で、魚類両生類、爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類、動物の死骸等を食べる。比較的大人しい種類が多いマムシの中では本種は気が荒く、攻撃的なので、嫌われている。

繁殖形態は卵胎生で、1回に1-16匹の幼蛇を出産する。

人間との関係

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毒蛇であることから人間に駆除されることもある。また本種のみならず他のヘビ(無毒種を含む)も誤認により駆除されることもある。

画像

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関連項目

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参考文献

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  • クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、緑書房、2000年、185頁。
  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、136頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、134頁。

外部リンク

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