ndigiri
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キクユ語
[編集]語源
[編集]Hinde (1904) は英語 donkey にあたるキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として ndigiri を記録している[1]。
- IPA: /ndìɣìɾìꜜ/
- Armstrong (1940:176,183) によると孤立形の声調パターンは「中中中」であるが、前に nĩ が置かれて Nĩ ndigiri.「ロバである。」と言い切る場合は nĩ を含めて「高高中中」、前に ti が置かれて Ti ndigiri.「ロバではない。」と言い切る場合は ti を含めて「中中中中」となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる。Armstrong (1940) では mũndũ を始めとした huko、njagathi、rũĩ〈蜘蛛の巣〉などと同じ「moondoクラス」という声調クラスに分類されている[2]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス1」で、他に同クラスの3音節語幹語には kĩberethi、mbogoro、kiunguru などがある[3]。
- 〔キアンブ方言〕
名詞
[編集]ndigiri クラス9/10(複数: ndigiri)
参照
[編集]脚注
[編集]- ↑ Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 18–19. Cambridge: Cambridge University Press.
- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 4.0 4.1 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ Muiru, David N. (2007). Wĩrute Gĩgĩkũyũ: Marĩtwa Ma Gĩgĩkũyũ Mataũrĩtwo Na Gĩthũngũ, p. 10.