正平地震(しょうへいじしん)は、室町時代前期(南北朝時代)の1361年に発生した大地震。南海トラフ沿いの巨大地震と推定されている。 この地震名の「正平」は南朝の元号から取ったものであり、北朝の元号である康安から取って康安地震(こうあんじしん)とも呼称され、多くの史料が北朝の年号で書かれているため現在の日本史学の慣習に従って「康安地震」と称した方が良いとする意見がある。 記録は南海道沖の地震と思われるものであるが、発掘調査や史料の解釈などにより東海道沖の地震も連動した可能性が提唱されている。