シアン化水素(Hydrogen Cyanide)は、メタンニトリル、ホルモニトリル、蟻酸ニトリルとも呼ばれる猛毒の物質である。その水溶液は弱酸性を示し、シアン化水素酸と呼ばれる。 相で区別する場合、気体のシアン化水素は青酸ガスと呼び、液体は液化青酸と呼ぶ。気体、液体、水溶液のいずれについても、慣習的に青酸(せいさん)と呼ばれる。この語は紺青に由来する。 なお、シアン酸は異なる物質である。また、ドイツ語のシアン(ドイツ語: Cyan、英語: Cyanogen)はジシアンに等しい。