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漢字

字源

  • 象形。「厂」の部分が原字で、いしの形を象る。のち羨符「口」を加えて「石」の字体となる。「いし」を意味する漢語 /*dak/}を表す字。[字源 1]
    • 『説文解字』では「口」をいしの象形として「厂」を崖と解釈しているが、甲骨文字の形を見ればわかるように、これは誤った分析である。
   

 

 

 
甲骨文字 金文

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
西周

戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 李孝定編述 『甲骨文字集釈』 中央研究院歴史語言研究所、1970年、2957-2959頁。
    裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、134頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2342-2343頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、727頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、326-327頁。

関連字

」を音符とする形声文字 (諧声域=*TAK)
端母 透母 定母
一等 平声 模韻
上声 姥韻 𡍨𢾅
去声 暮韻 𥯖
(宕韻:𡇈
入声 鐸韻 - 𣟄𩧐𦚈 𢜬𧩧𨍏
(來母:𩧐𨏒
知母 徹母 澄母
二等 平声 麻韻
上声 馬韻 -
去声 禡韻
入声 陌韻
章母 昌母 常母 書母 邪母
三等A 平声 魚韻
平声 麻韻 𠌮
上声 語韻
上声 馬韻
去声 御韻
去声 禡韻 𤳯𤳐𡻠 (從母:
入声 藥韻 𥯩
入声 昔韻
知母 徹母 澄母
三等B 平声 魚韻
上声 語韻
去声 御韻
入声 藥韻

意義

  1. いし

日本語

発音

名詞

  1. (いし) 岩石鉱物の塊。より小さく、より大きい。
  2. (いし) 語義1に限らず岩石や鉱物一般。

接尾辞

  1. (コク) 尺貫法における容積の単位(=「斛‎」)。
    1. 一般的なもの。1石=10=100≒180リットル
    2. 船・材木の容量。1石=10立方≒278リットル

熟語

漢文用例

  • 我心匪、不可轉也。
    我心匪席、不可卷也。
    威儀棣棣、不可選也。(『詩経/国風』)

― わが心は石ではない。ゆえに転がすことはできない。
― わが心は、むしろではない。ゆえに巻き取ることはできない。
― 威厳を保ち堂々として、非の打ちどころもない。

    • 棣棣ていてい」は、威儀のあるさま。

中国語

*

量詞

dàn

  1. (単位)石(コク)

人名

Shí

  1. 中国人ののひとつ。百家姓第188位。

熟語

語源

  • 不詳。{せき}(=マーモット)と同一語の可能性。[語源 1]
    • 推定される同根語[語源 2]
      • ヴィエト - モン祖語:*l-ta:(=いし・いわ)
      • モン語:tā /daa/(=岩、かたまり)
        • に、上古中国語でなじみの深い語末子音 *-k が付加されたという可能性もある。
  • Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 462.
  • 同上

  • 朝鮮語

    *

    依存名詞

    1. (単位)石(コク)

    人名

    1. 朝鮮人ののひとつ。

    熟語

    ベトナム語

    *

    人名

    Thạch

    1. ベトナム人ののひとつ。

    コード等

    点字