山
漢字
編集山
字源
編集- ↑ 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、112頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、721頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、41頁。
古典的字源
編集- 説文解字によれば、「山,宣也。宣气𢿱,生萬物,有石而高。象形 ― 山は、宣べること。蒸気を周囲に散らしてひろめ、万物を生み出す。岩石があり、高い。象形」。
- [補足] 「田,宣也」および「𢿱」(「散」の異体字)・「生」(中古音 sraeng)は、類音による注釈。『釈名』に「山、産也」とあり、「山」が音の類似によって「散気」・「産出」のイメージをもって語られている。
意義
編集日本語
編集発音
編集名詞
編集- (やま)土地が周囲よりも高く盛り上がった地形。
- (やま)高く積みあがった状態。
- (やま)物事の絶頂。
- (やま)感じの一番強いところ。クライマックス。
- (やま)多いこと。
- (やま)あてずっぽう。
- (やま)寺、境内。特に比叡山延暦寺をいう。
- (やま)鉱山。
漢文用例
編集- 故其疾如風,其徐如林,侵掠如火,不動如山(『孫子兵法/軍爭』)
― ゆえに〔汝の〕速やかさを風のように、静かに進む時には森のように、襲いかかる時には火のように、動かぬと決めたら山のように。
接尾辞
編集翻訳
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語義1 — 「やま #翻訳」を参照のこと
- 「おか」も参照。
対義語
編集熟語
編集中国語
編集語源
編集- シナ - チベット祖語(PST):*s-gaŋ
推定される同根語
編集- シナ - チベット祖語:*kang(=おか):
- チベット - ビルマ祖語:*s-ganŋ(=おか・やま)
- チベット語:sgan (=おか), sgaŋ(=高いおか)
- タマン語:gaŋ(=おか)、gan(=やま)
- ロロ - ミャンマー祖語:*kaŋ(=おか)
- 上古中国語:{岡} kâŋ(=おか)
- 上古中国語:{京} kraŋ / krjang (=おか、首都)[語源 1]
- ↑ STEDT( "Sino-Tibetan Etymological Dictionary and Thesaurus")
名詞
編集- (地形)やま。
人名
編集熟語
編集朝鮮語
編集- ハングル: 산
- 音訓読み: 뫼 산
- 文化観光部2000年式: san
- マッキューン=ライシャワー式: san
- イェール式: san
名詞
編集- 山。
熟語}
編集- 산맥 (sanmaek) <山脈>
- 산사태 (sansatae) <山沙汰>
- 산울림 (sanullim) <山 - >
- 산천어 (sancheoneo) <山川魚>
- 화산 (hwasan) <火山>
ベトナム語
編集- ローマ字表記
名詞
編集- 山。
コード等
編集- Unicode
- 16進: 5C71
山
- 10進: 23665
山
- 16進: 5C71
- Big5
- 16進 : A473
- 10進 : 42099
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 22770
- 倉頡入力法 : 山 (U)