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S/2017 J 4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
S/2017 J 4
Pandia[1]
2003年2月28日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたPandiaの画像
2003年2月28日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたPandiaの画像
仮符号・別名 Jupiter LXV
見かけの等級 (mv) 23.0[2]
分類 木星の衛星不規則衛星
発見
発見年 2017年[3]
発見者 スコット・S・シェパード[1]
発見場所 セロ・トロロ汎米天文台[1]
軌道要素と性質
軌道の種類 ヒマリア群
木星からの平均距離 11,525,000 km[2]
離心率 (e) 0.180[2]
公転周期 (P) 252.1 (0.690 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 28.15°[2]
近点引数 (ω) 238.8°[2]
昇交点黄経 (Ω) 228.4°[2]
平均近点角 (M) 282.4°[2]
木星の衛星
物理的性質
直径 ~3 km[2]
Template (ノート 解説) ■Project

S/2017 J 4Pandia[1])は、木星の第65衛星である[4][5]。S/2017 J 4 の軌道傾斜角は 28.15°で、木星の自転と同じ向きに公転する順行衛星である。ヒマリア群に属する衛星だと考えられている[2]

発見と名称

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2017年スコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2017 J 4 という仮符号が与えられた[6]。発見にはマゼラン望遠鏡セロ・トロロ汎米天文台ローウェル天文台ディスカバリーチャンネル望遠鏡が用いられており、翌2018年7月17日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された[6]。その後9月25日に Jupiter LXV という確定番号が与えられた[4]

2019年2月にS/2017 J 4を含む5つの衛星の名称を一般公募すると発表され[7]、選考の結果、同年8月にPandiaという名称がS/2017 J 4の固有名として国際天文学連合に承認された[1]Pandiaという名称は全知全能の神ゼウスの女神セレーネーの間に生まれた満月の女神パンディーアに因んでいる[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f Planet and Satellite Names and Discoverers”. アメリカ地質調査所. 国際天文学連合. 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Scott S. Sheppard. “Moons of Jupiter”. Carnegie Science. 2018年11月21日閲覧。
  3. ^ NASA (2018年7月17日). “In Depth | S/2017 J4 – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年11月21日閲覧。
  4. ^ a b www.minorplanetcenter.net” (PDF). 小惑星センター (2018年9月25日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 惑星の衛星一覧”. 国立天文台 (2018年10月5日). 2018年11月21日閲覧。
  6. ^ a b Gareth V. Williams (2018年7月17日). “MPEC 2018-O12 : S/2017 J 4”. 小惑星センター. 2018年11月21日閲覧。
  7. ^ Help Name Five Newly Discovered Moons of Jupiter!”. Carnegie Science (2019年). 2019年8月21日閲覧。