FiiO
表示
種類 | 有限公司(株式会社) |
---|---|
略称 | FiiO |
本社所在地 |
中国 広東省広州市白雲区黄石西路石崗村 |
設立 | 2007年 |
外部リンク |
www |
FiiO(フィーオ、飛傲、FiiO Electronics Technology Co., Ltd.)とは、中国広東省広州市に本拠を置く音響機器メーカー。ヘッドフォン・イヤフォン用のポータブルアンプ・DACおよびデジタルオーディオプレーヤーの開発・製造を主業務としている。
モットーは「音楽、楽無限」。
概要
[編集]OPPOの技術者が独立して2007年に設立。以来、小型・高音質のポータブルヘッドフォンアンプおよび派生製品の製造を行っている。日本に於いては2009年からオヤイデ電気が輸入代理店となっている[1]。元々はオヤイデ電気がE3、E5といった初期のポタアン製品を取り扱い、直営店販売および通信販売していたが、人気が出たため、正規輸入代理店となり、販売網を広げるようになった。
2017年10月からエミライが日本国内輸入代理店となった。2018年2月から国内総輸入代理業務を一括して行うこととなり、オヤイデ電気が行ってきたサポート業務も引き継ぐ[2]。
主な製品(日本)
[編集]ヘッドフォンアンプ
[編集]2007年に最初の製品が発売されている。日本ではオヤイデ電気が代理店となった2009年から本格的に販売され、ポータブルヘッドフォンアンプ(ポタアン)ブームのきっかけとなっている[3]。
- E5
- E3
- E7
- E9
- E11
- E6
- E17
- E07K
- E12
- E18
- E11K
- E12A
- E17K
- A3
- Q1
- A1
- A5
- Q5
- Q1 Mark2
デジタルオーディオプレーヤー
[編集]2013年に最初のモデルが発売されたが、実売2万〜5万円程度の低・中価格帯メインでハイレゾリューション対応としている。
- X3
- X5
- X1
- X3 2nd generation
- シーラス・ロジック製DAC(CS4398)を使用し、実売3万円程度ながらDSD音源のネイティブ再生[4]に対応している[5]。TI社製オペアンプ(OPA1642)を2基使用し、同じチップをローパスフィルターとヴォルテージアンプで別用途としている。また、水晶振動子を2系統(44.1kHz・88.2kHz、176.4kHz・DSD用 および 48kHz・96kHz・192kHz用)搭載しジッター低減を図っている。
- X5 2nd generation
- X7
- 2015年12月に発売、実売価格約10万円前後。UIにAndroid OSを使用。ESS製DAC(ES9018S)を搭載し、DSD 5.6MHzや384kHz/32bit音源ネイティブ再生に対応。アンプモジュールが着脱式となっており、別売のモジュール[6]に換装可能となっている[7]。
- 日本国内における所持・使用に必要な技術基準適合証明が未取得であることが判明し、販売中止・販売済み製品が回収される騒ぎとなった[8]。
- X1 2nd generation
- X5 3rd generation
- X3 Mark III
- X7 Mark II
脚注
[編集]- ^ オヤイデ、中国FiiO社の国内正規代理店に決定(2009年3月30日 音元出版)
- ^ FiiOの国内輸入代理業務がエミライに一本化。2月1日から 2018年1月26日付 AV Watch
- ^ 見た目からは分からない進化、ポータブルヘッドフォンアンプ“Fiio”「E07K」を試す(2013年3月15日 ITmedia)
- ^ 本機が発売された2015年5月時点では、DSD音源の(PCM変換を行わない)ネイティブ再生に対応したDAP製品はAK240、Calyx Mなど本機以外は実売10万円を大きく超える。
- ^ FiiO、実売3.4万円/DSDネイティブ再生対応のハイレゾDAP「X3 2nd generation」(2015年5月1日 音元出版)
- ^ 標準添付はAM1。AM0(アンプなし)、AM2(中出力タイプ)、AM3(バランス接続対応)、AM5(高出力タイプ)各モジュールが2016年8月中に上市されている。
- ^ FiiO X7、Android搭載の最上位ハイレゾDAP - アンプ着脱可能 | マイナビニュース(2015年12月11日 マイナビ)
- ^ オヤイデが「FiiO X7」を技適未取得のため販売中止・回収。取得後に返送 - AV Watch(2016年2月19日 インプレス)