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Far Eastern Wind

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Far Eastern Wind(ファー・イースタン・ウィンド)とは、2008年2月から同年9月にかけて発表された小室哲哉コンセプト・アルバムシリーズ。発売元は配信盤ではTKCOMSyn Songsによる共同配信、CD盤ではavex trax

構成

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  1. Far Eastern Wind - Winter (2008年2月13日)
  2. Far Eastern Wind - Spring (2008年3月5日)
  3. Arashiyama (2008年4月30日)
  4. Far Eastern Wind - Summer (2008年7月23日)
  5. Far Eastern Wind - Autumn (2008年9月10日)
  6. 五常 (2012年3月28日)

「Far Eastern Wind」Complete形態に収録。1曲73分に及ぶ。

解説

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構想のきっかけはKEIKOの実家の近くの寺で演奏を行った事[1]。そこから、「新しい音色を見つけたい」という思いが芽生えた[2]Pro Toolsを録音モードにした後、そのままにして即興演奏するスタイルをとった(「Arashiyama」のみ、原田大三郎によるPVが先に出来上がっていた為、小室が映像を見ながらマッチングさせていく手法で制作した)[1]

キース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」を意識し[1]ブライアン・イーノへの憧憬、「四季」「和」[3]「ヒット曲の定説である『ポップでフックがあって、耳に残るもの』とは正反対の『耳に残らない空気みたいな感じ』『生活環境にすんなり入る音色』『光熱費の中に組み込まれる音楽』を突き詰める」[2]をコンセプトに作られた。

2008年にかけてiTunes Store配信限定で全世界同時発売された。

メインとして使用されたシンセサイザーはVirus Indigo TI Polar・Nord Lead 3[1]

2012年3月28日にデジタルリマスタリングが施されたCD盤が「Far Eastern Wind -Complete-」「Far Eastern Wind -Spring / Summer-」「Far Eastern Wind -Autumn / Winter-」の3形態でリリースされた。

共通スタッフ

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  • レコーディングエンジニア・ミキシング・プログラミング:岩佐俊秀・佐竹央行(佐竹はノークレジット)
  • マスタリング:前田康二
  • ジャケットデザイン:原田大三郎(配信盤を担当)

脚注

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  1. ^ a b c d リットーミュージック刊 『キーボード・マガジン』 2008年AUTUMN号より。
  2. ^ a b マガジンハウス刊「an・an」2012年3月14日号「WHO'S HOT? この人に注目!第117回 小室哲哉『やってきた仕事をようやく肯定してもらえた気がした』」70P-71Pより。
  3. ^ 小室哲哉(TM NETWORK) 『I am』インタビュー