GTR (アルバム)
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『GTR』 | |
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GTR の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 |
1985年 - 1986年 タウンハウス・スタジオ(ロンドン) |
ジャンル | ハードロック、プログレッシブ・ロック |
時間 | |
レーベル |
アリスタ CBSソニー |
プロデュース | ジェフ・ダウンズ |
専門評論家によるレビュー | |
チャート最高順位 | |
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『GTR』は、イギリスのロックバンド、GTRのファースト・アルバムである。
解説
[編集]エイジア脱退後のスティーヴ・ハウが、元ジェネシスのスティーヴ・ハケットと出会ったことによって生まれたバンド「GTR」の最初にして最後のアルバムである。
このアルバムはプログレッシブ・ロック通過後のメロディアス・ロック路線の曲が大半を占めているが、ハウによるインスト曲(4)、ハケットによるインスト曲(9)もあり、それぞれが在籍していたイエス、ジェネシスを彷彿させるような個性的な仕上がりにもなっている。
当時、このアルバムはメンバーの知名度の高さゆえに、そのギャップで評価が低かったが、現在では評価が高まっている。
ファースト・シングルとなった「ハート・マインド」はアメリカのBillboard Hot 100で14位にランクインしたが、セカンド・シングルとなった「ハンター」はBillboard Hot 100では85位と振るわなかった[1]。
また、「ハンター」はジェフ・ダウンズの作った曲で、ジョン・ペイン在籍時のエイジアにも提供された。
収録曲
[編集]- ハート・マインド - "When The Heart Rules The Mind" (Hackett/Howe) - 5:30
- ハンター - "The Hunter" (Downes) - 4:58
- ヒア・アイ・ウェイト - "Here I Wait" (Hackett/Howe) - 4:57
- スケッチ・イン・ザ・サン - "Sketches In The Sun" (Howe) - 2:33
- ジキルとハイド - "Jekyll And Hyde" (Hackett/Howe/Bacon) - 4:44
- ゲット・スルー - "You Can Still Get Through" (Hackett/Howe) - 4:58
- リーチ・アウト - "Reach Out (Never Say No)" (Hackett/Howe/Spalding) - 4:06
- トー・ザ・ライン - "Toe The Line" (Hackett/Howe) - 4:30
- ハケット・トゥ・ビッツ - "Hackett To Bits" (Hackett) - 2:10
- イマジニング - "Imagining" (Hackett/Howe/Mover) - 5:53
メンバー
[編集]- スティーヴ・ハウ (Steve Howe) - ギター、シンセサイザー、バック・ボーカル
- スティーヴ・ハケット (Steve Hackett) - ギター、シンセサイザー、バック・ボーカル
- マックス・ベーコン (Max Bacon) - リード・ボーカル
- フィル・スポルディング (Phil Spalding) - ベース、バック・ボーカル
- ジョナサン・ムーヴァー (Jonathan Mover) - ドラム、パーカッション