Brutal Doom
開発元 | Marcos "Sergeant Mark IV" Abenante |
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初版 | 2012 |
プログラミング 言語 | ZDoom engine (Doomエンジンのソース移植) |
使用エンジン |
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プラットフォーム | クロスプラットフォーム (PC、Android) |
種別 | ファーストパーソン・シューティング |
ライセンス | CC BY-NC-SA 3.0、フリーウェア |
公式サイト |
www |
『Brutal Doom』(ブルータルドゥーム)は、コンピュータゲーム『Doom』のゲームプレイMod。ブラジルのMod制作者のMarcos Abenante(通称:Sergeant_Mark_IV)によって制作された本Modはゲームプレイに多くの機能を追加する。このModは2010年から開発されており、引き続き新しいアップデートがリリースされている。最新バージョンはv21[1][2]。
ゲームプレイ
[編集]本Modの内容はオリジナル版をさらに暴力的にしたものとなっており、ステルキルやヘッドショットだけでなく、『モータルコンバット』のフェイタリティのように相手にとどめを刺すことができる[3][4][5]。同時に、主人公が死ぬ場面の暴力性も強化されている[5]。
残酷表現とは別に、仲間のマリーン、戦車などの車両の操縦といった機能も追加されているほか、パーティクル・システムも改良されている[6][7][8]。また、敵AIが刷新され、ほとんどの敵が新しい攻撃・行動をするようになった。
加えて、本Modでは 火炎放射器やグレネードランチャーなどの新しく改良された銃だけでなく、デーモンのアンメイカーやレヴナントのミサイル、さらにはマンキュバスの火炎砲といった敵の武器を装備することもできる[9]。武器の挙動も変更され、リコイルとアイアンサイトと共にほとんどの銃で完全に機能するリロードシステムが搭載されている。
評価
[編集]このModはジョン・ロメロの称賛を受け、彼はid SoftwareがBrutal Doomの機能を備えたオリジナルのDoomをリリースしていたら、「ゲーム業界を破壊していた」と冗談交じりに語っている[10]。
Polygonのクリス・プランテは、本modを「吐き気がする」「ヒステリック」と呼んだ[11]。Kotakuのアンドラス・ネルツは、本Modが「大物Modの一つになりつつある」と述べた[12]。TechRadarは本Modを「これまでで最も近代化された壮観なDoomのMod」と称した[13]。
日本のフリーライター・BRZRKはファミ通の記事の中で、移動速度や着弾速度を速くした極端な例として本MODを挙げている[14]。 AUTOMATONの Kenji Baba は、本Mod(V20)について、「敵の攻撃を避けつつも、敵に向けて弾丸を放つ」というFPSの要素を初めてかつ究極に突き詰めたゲームであるとし、敵を倒し続けるという行為に麻薬的な快感を与えた作品だと述べている[5]。
Brutal Doomは、2012年にMod DBの「Mod of the Year」賞を受賞した[1]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “Brutal Doom mod” (英語). Mod DB. 2017年7月21日閲覧。
- ^ RIKUSYO (2019年6月27日). “バイオレンスの宴!『Doom』過激化Mod「Brutal Doom」v21機能紹介トレイラー”. Game*Spark. イード. 2020年5月27日閲覧。
- ^ Tarason, Dominic. “There’s more to Brutal Doom than gore” (英語). Rock, Paper, Shotgun 2018年3月5日閲覧。
- ^ “Brutal Doom mod update adds custom fatality animations” (英語). PCGamer 2017年7月21日閲覧。
- ^ a b c Baba, Kenji (2015年11月10日). “さらなるゴア描写を求めて――Brutal DOOMで彩る『DOOM』の世界”. AUTOMATON. アクティブゲーミングメディア. 2020年5月27日閲覧。
- ^ Plunkett, Luke. “Just in Case You Thought Doom Needed to be Even More Brutal” (英語). Kotaku 2017年7月21日閲覧。
- ^ Neltz, András. “Brutal Doom is—Surprise—Getting More Brutal” (英語). Kotaku 2017年7月21日閲覧。
- ^ Neltz, András. “Doom's Got Some Really Sweet Ragdoll Physics. Wait, What?” (英語). Kotaku 2017年7月21日閲覧。
- ^ “Brutal Doom video shows forthcoming 'gib physics' update” (英語). pcgamer 2017年7月21日閲覧。
- ^ IGN (2013-12-10), We Play Doom With John Romero 2017年7月21日閲覧。
- ^ Plante (2014年7月21日). “Watch 1993's Doom with features you'd expect in 2015's Doom”. Polygon. 2017年7月21日閲覧。
- ^ Neltz, András. “Brutal Doom Is About To Become Even More Brutal” (英語). Kotaku 2017年7月21日閲覧。
- ^ Robert (10 December 2018). “The 10 best Doom mods you should play on its 25th birthday”. TechRadar. 10 January 2020閲覧。
- ^ BRZRK (2018年3月16日). “E47M1: 2018年は'90s FPSの20年ぶりの豊作年かもしれない! 突発的'90s FPS特集(前編)”. ファミ通. KADOKAWA. 2020年5月27日閲覧。