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2023年神奈川県議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2023年神奈川県議会議員選挙
神奈川県
2019年 ←
2023年4月9日
→ 2027年

公示日 2023年3月31日
改選数 105
選挙制度 中選挙区制
有権者数 6,298,445
選挙後の党派別勢力図

投票率 41.37%(増加 0.21%)
  第1党 第2党 第3党
 
党首 小泉進次郎 青柳陽一郎 三浦信祐
政党 自由民主党 立憲民主党 公明党
選挙前議席 47 25 8
獲得議席 48 26 8
議席増減 増加1 増加1 増減なし
得票数 928,813 498,731 130,845
得票率 36.92% 19.82% 5.20%

  第4党 第5党 第6党
 
党首 金村龍那 田母神悟 佐々木由美子
政党 日本維新の会 日本共産党 神奈川ネットワーク運動
選挙前議席 0 5 1
獲得議席 6 2 1
議席増減 増加6 減少3 増減なし
得票数 388,503 157,283 25,328
得票率 15.44% 6.25% 1.01%

選挙前神奈川県知事

黒岩祐治
無所属

選出神奈川県知事

黒岩祐治
無所属

2023年神奈川県議会議員選挙(2023ねんかながわけんぎかいぎいんせんきょ)は、神奈川県における議決機関である神奈川県議会議員を改選するために行われる選挙である。

第20回統一地方選挙の前半戦投票日である2023年4月9日に投票が行われた。

概要

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神奈川県議会の任期4年が満了したことに伴って実施された選挙。

選挙に先立つ2022年5月20日には、定数や選挙区割り見直しなどを盛り込んだ「2増2減」の条例改正案が可決された。これにより、厚木市(定数3)と愛川町清川村(定数1)が合区され、定数は合計で1減の3議席となり、選挙区数は1減(計44選挙区)となった。また、南足柄市足柄上郡との合区が解消され、新たに足柄下郡と合区された[注 1]。このほか、横浜市青葉区(定数3→4)と海老名市(定数1→2)が1増、横須賀市(定数5→4)が1減となった[1][2]

基礎データ

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タイムライン

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2022年

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  • 5月10日 - 日本共産党神奈川県委員会が、第1次候補者(7名)を発表[3]
  • 6月1日 - 自民党神奈川県連が、第1次公認候補(49名)を発表[4]
  • 8月9日 - 日本維新の会が、第1次公認候補(7名)を発表[5]
  • 9月1日 - 公明党神奈川県本部が、第1次公認候補(35名)を発表[6]
  • 12月2日 - 日本共産党神奈川県委員会が、第2次候補者(1名)を発表[7]

2023年

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  • 1月13日 - 社民党神奈川県連合が、公認候補者(4名)を発表[8]
  • 1月31日 - 日本共産党神奈川県委員会が、第3次候補者(2名)を発表[9]
  • 2月10日 - 日本共産党神奈川県委員会が、第4次候補者(2名)を発表[10]

選挙結果

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党派別獲得議席

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党派別獲得議席数と得票[11][12][注 2]
党派 獲得
議席
増減 内訳 得票 選挙前
現職 元職 新人 (女性) 得票数 得票率
自由民主党 48 増加 1 44 0 4 4 928,813 36.92% 47
立憲民主党 26 増加 1 21 0 5 9 498,731 19.82% 25
公明党 8 増減なし 7 0 1 2 130,845 5.20% 8
日本維新の会 6 増加 6 0 2 4 1 388,503 15.44% 0
日本共産党 2 減少 3 1 1 0 1 157,283 6.25% 5
神奈川ネットワーク運動 1 増減なし 0 0 1 1 25,328 1.01% 1
国民民主党 0 減少 1 0 0 0 0 44,320 1.76% 1
無所属 14 増加 1 10 1 3 1 342,164 13.60% 13
合計 105 増減なし 83 4 18 19 2,515,987 100.00% 100[注 3]
投票者数(投票率) 2,605,614 41.37%
有権者数 6,298,445 増減なし

自民党は各地で堅調な戦いぶりを見せ、1増の48議席を獲得した。立憲民主党は複数人区で維新の猛追を受けるも競り勝ち、1増の26議席。公明党は選挙前と変わらず8議席と、現状維持に成功した。日本維新の会は初挑戦ながら川崎市を中心に6議席を獲得し、躍進した。共産党は維新の勢いに埋没し、3減の2議席。前回選に続き議席を減らし、退潮傾向が明らかになった。神奈川ネットワーク運動は現有1議席を死守。国民民主党は伸び悩み、選挙前に保有していた1議席を失った。

当選者一覧

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 自由民主党   立憲民主党   公明党   日本維新の会   日本共産党   神奈川ネット   無所属 

横浜市 鶴見区 川崎修平 鈴木秀志 木佐木忠晶 神奈川区 梅沢裕之 片桐紀子 中村武人[辞職 1]
西区[13] 加藤元弥 中区 原聡祐 作山友祐
南区[13] 新堀史明 岸部都 港南区 桐生秀昭 浦道健一
保土ケ谷区 高橋栄一郎 望月聖子 旭区 須田幸平 磯本桂太郎 小野寺慎一郎
磯子区 新井絹世 市川智志 金沢区 大村悠 松崎淳
港北区 武田翔 嶋村公 大山奈々子 菅原暉人 緑区[13] 古賀照基 柳下剛
青葉区 赤野孝之 小島健一 内田美保子 青木真紀 都筑区 敷田博昭 首藤天信
戸塚区 松田良昭 北井宏昭 森田学 栄区 楠梨恵子
泉区 田中信次 松本清 瀬谷区 田村雄介
川崎市 川崎区 杉山信雄 西村恭仁子 栄居学 幸区 田中徳一郎 市川佳子
中原区 川本学[死去 1] 滝田孝徳 松川正二郎 高津区 小川久仁子 斉藤尊巳 日浦和明
宮前区 持田文男 添田勝[辞職 2] 柳瀬吉助 多摩区 土井隆典 青山圭一
麻生区 石川裕憲 小林武史
相模原市 緑区[13] 山口美津夫 小田貴久 中央区 河本文雄 寺崎雄介 佐々木正行
南区 細谷政幸 京島圭子 阿部将太郎
横須賀市 田中洋次郎 竹内英明[死去 2] 亀井貴嗣 永井真人 平塚市[13] 米村和彦 森正明 藤井深介
鎌倉市[13] 永田磨梨奈 飯野真毅 藤沢市 脇礼子 松長泰幸 吉田淳基 市川和広 織田幸子
小田原市 小沢良央 佐々木奈保美[辞職 3] 茅ヶ崎市 永田輝樹[死去 3] 平野みぎわ 桝晴太郎
逗子市葉山町[13] 近藤大輔 三浦市[13] 石川巧
秦野市 神倉寛明 谷和雄 厚木市愛川町清川村 難波達哉 佐藤圭介 佐藤知一
大和市 藤代優也 野内光枝 谷口和史 伊勢原市 渡辺紀之
海老名市 長田進治 相原志穂 座間市[13] 芥川薫
南足柄市足柄下郡[13] 高橋延幸 綾瀬市[13] 綱嶋洋一
寒川町 山本哲 大磯町二宮町 吉川諭
足柄上郡[13] 杉本透

繰上当選

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月日 選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由
2023年 7月13日 横須賀市選挙区 井坂新哉 日本共産党 竹内英明 自民党 死去

議員動静

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議員辞職
  1. ^ 第50回衆議院議員総選挙に立候補(神奈川県第3区)のため、2024年10月15日付で退職(公職選挙法規定により自動失職)。
  2. ^ 第50回衆議院議員総選挙に立候補(神奈川県第19区)のため、2024年10月15日付で退職(公職選挙法規定により自動失職)。
  3. ^ 第50回衆議院議員総選挙に立候補(神奈川県第17区)のため、2024年10月15日付で退職(公職選挙法規定により自動失職)。
死去
  1. ^ 2023年10月14日、死去。
  2. ^ 2023年6月20日、死去。公職選挙法規定(選挙から3か月以内の欠員)により、井坂新哉(日本共産党)が繰上当選。
  3. ^ 2023年12月22日、死去。

脚注

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注釈

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  1. ^ 定数は1議席のまま
  2. ^ 便宜上、得票数の按分は考慮していない
  3. ^ 欠員5


出典

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  1. ^ 県議選区割り 南と下郡の合区決まる”. タウンニュース (2022年5月28日). 2023年3月4日閲覧。
  2. ^ 神奈川県議会議員の定数、選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の改正について”. 神奈川県選挙管理委員会 (2022年6月8日). 2023年3月4日閲覧。
  3. ^ “神奈川県議選 7候補を発表”. しんぶん赤旗. (2022年5月11日). https://www.akahata-digital.press/article/article/20220511-0407?searchmode=1 2023年3月4日閲覧。 
  4. ^ “自民県連、来春統一選へ1次公認151人「参院選が直結」”. 神奈川新聞. (2022年6月2日). https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-914492.html 2023年3月4日閲覧。 
  5. ^ 維新、統一地方選へ1次公認22人 知事選は候補擁立想定”. 神奈川新聞 (2022年8月10日). 2023年3月4日閲覧。
  6. ^ “公明党神奈川県本部、統一地方選の公認候補を発表”. 神奈川新聞. (2022年12月9日). https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-934513.html 2023年3月4日閲覧。 
  7. ^ “神奈川県議選 2次候補発表”. しんぶん赤旗. (2022年12月3日). https://www.akahata-digital.press/article/article/20221203-0409?searchmode=1 2023年3月4日閲覧。 
  8. ^ “社民神奈川県連が4人公認 相模原市長選は現職支援前向き”. 神奈川新聞. (2023年1月14日). https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-962357.html 2023年3月4日閲覧。 
  9. ^ “神奈川県議選 候補者を発表 3次分”. しんぶん赤旗. (2023年2月1日). https://www.akahata-digital.press/article/article/20230201-0410?searchmode=1 2023年3月4日閲覧。 
  10. ^ “神奈川県議選 候補者を発表 4次分”. しんぶん赤旗. (2023年2月11日). https://www.akahata-digital.press/article/article/20230211-0511?searchmode=1 2023年3月4日閲覧。 
  11. ^ https://www.pref.kanagawa.jp/documents/7577/kengikiroku.pdf
  12. ^ https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/14/19467/jyo19467.html
  13. ^ a b c d e f g h i j k l 立候補者が定数内のため無投票

外部リンク

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