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ヴィルヘルム・ライブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィルヘルム・ライブル
Wilhelm Leibl
自画像
生誕 1844年10月23日
ドイツ連邦
プロイセン王国の旗 プロイセン王国ケルン
死没 1900年12月4日
ドイツの旗 ドイツ帝国
バイエルン王国の旗 バイエルン王国ヴュルツブルク
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ヴィルヘルム・ライブル(Wilhelm Maria Hubertus Leibl、1844年10月23日 - 1900年12月4日)はドイツの画家である。写実主義の画家でドイツ農民の生活を描いた。

略歴

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ケルンに生まれた。父親はケルン大聖堂の聖歌隊の監督であった。鍵師の見習いをした後、1861年からケルンの画家ヘルマン・ベッカーに学び、1864年にミュンヘン美術院に入学し、ヘルマン・アンシュッツアルトゥール・ランベルクに学び、1868年からカール・フォン・ピロティに学んだ。1869年にテオドール・アルト(1846-1937)やルドルフ・ヒルト・ド・フレネー(Rudolf Hirth du Frênes:1846-1916)らと共同でスタジオを開いた。その頃、フランスの写実主義の画家ギュスターヴ・クールベがミュンヘンで展覧会を開き、ミュンヘンの画家たちに強い印象を与えた。1869年にクールベの助言で、ライブルはパリに出て、エドゥアール・マネとも知り合ったが、1870年に普仏戦争が始まったためにドイツに戻らなければならなかった。

ミュンヘンに戻ると、ライブルを中心に「Leibl-Kreis」と呼ばれる画家の集まりができた。このグループはヴィルヘルム・トリュブナーカール・シューフといった画家がメンバーだった。

1873年にミュンヘンの街を離れ、オーバーバイエルンのバート・アイブリングなどに移り、 バイエルンの農村地帯で農民の生活を描くようになった。作品には印象派のスタイルに近づいた作品もあったが、ドイツの写実主義を代表する画家である。代表作は「教会の中の三人の女」(1882)などがある。

1892年にバイエルン王国の摂政、ルイトポルト・フォン・バイエルンによって、ミュンヘン美術院の教授に任じられた。1900年に病気になり、療養先のヴュルツブルクで没した。

作品

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参考文献

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  • Götz Czymmek, Christian Lenz (Hrsg.): Wilhelm Leibl zum 150. Geburtstag. Ausstellungskatalog, Neue Pinakothek München, Wallraf-Richartz-Museum Köln. Edition Braus, Heidelberg 1994.
  • Marcus Dekiert, Roland Krischel (Hrsg.): Von Mensch zu Mensch – Wilhelm Leibl & August Sander. Hirmer, München 2013, ISBN 978-3-7774-2042-4.
  • Armin Jüngling, Klaus Müller-Brunke: Wilhelm Leibl – Bilderreise durch ein Leben. Mahnert-Lueg, München 1986, ISBN 3-922170-48-X.
  • Alfred Langer: Wilhelm Leibl (Maler und Werk). Verlag der Kunst, Dresden 1979
  • Julius Mayr: Wilhelm Leibl. Sein Leben und sein Schaffen. Cassirer, Berlin 1906; 2. Auflage 1914; 3. Auflage 1919; 4. Auflage Verlag F. Bruckmann, München 1935.
  • Michael Petzet (Hrsg.): Wilhelm Leibl und sein Kreis. Ausstellungskatalog. Lenbachhaus, München 1974.
  • Boris Röhrl: Wilhelm Leibl – Leben und Werk. (= Studien zur Kunstgeschichte, Bd. 85), Georg Olms, Hildesheim, Zürich 1994, ISBN 3-487-09965-9.
  • Boris Röhrl (Hrsg.): Briefe Wilhelm Leibl 1844–1900. Briefe mit historisch-kritischem Kommentar. Georg Olms, Hildesheim 1996, ISBN 3-487-10164-5.
  • Eberhard Ruhmer: Leibl, Wilhelm. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 14, Duncker & Humblot, Berlin 1985, ISBN 3-428-00195-8, S. 119–121 (Digitalisat).
  • Eberhard Ruhmer: Der Leibl-Kreis und die reine Malerei. Rosenheimer, Rosenheim 1994, ISBN 3-475-52455-4.
  • Klaus J. Schönmetzler: Wilhelm Leibl und seine Malerfreunde. 2. Auflage. Rosenheimer, Rosenheim 2014, ISBN 978-3-475-54225-1.
  • Beate Söntgen: Sehen ist alles – Wilhelm Leibl und die Wahrnehmung des Realismus. Wilhelm Fink, München, 2000, ISBN 3-7705-3433-6.
  • Emil Waldmann: Wilhelm Leibl. Verlag von E. A. Seemann, Leipzig 1921.