ライカミング T53
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断面図 | |
主要諸元表 | |
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種類 | ターボシャフト/ターボプロップエンジン |
全長 |
1,209 mm / 47.6 in ※-701: 1,508 mm / 59.4 in |
直径 | 584 mm / 23.0 in |
重量 |
247 kg ※-701: 314 kg |
出力 |
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ライカミング T53(英語: Lycoming T53)は、アメリカ合衆国のライカミング・エンジンズが開発したターボシャフト/ターボプロップエンジンのシリーズ。現在は、ライカミング・エンジンズがハネウェル・エアロスペースに買収されたのに伴い、同社の製品となっている。
本機の開発計画は、1952年より開始され、ユンカース ユモ 004の開発を主導したアンゼルム・フランツ博士によって主導された。1955年には試作機が完成し、1958年には最初の量産機が登場した。その圧縮機は、5段の軸流式圧縮機と1段の遠心式圧縮機によって構成されている。
バリエーション
[編集]- T-53-L-1/5/9/11
- 初期に生産されたバージョンで、出力は825 hp (615 kW)ないし1,100 shp (820 kW) である。民間バージョンはT5309, T5311, T5317と称されている。
- 1962年に登場した最終発達型の-11は海外でもライセンス生産が行なわれ、日本の川崎重工業、ドイツのKHD社、イタリアのピアジオ社で生産された。
- T-53-L-13
- 1966年より生産が開始された改良型で、出力は1,400 hp (1044 kW)に強化されている。
- 民間バージョンはT5313と称されている。また、ターボプロップ型として、-15が派生した。
- T-53-L-701
- ターボプロップ型の改良型。出力は-15型と同じく1,400 hp (1044 kW)であるが、電子的制御が導入されている。
- T-53-L-703
- -13をもとにした改良型で、出力は1,800 hp (1342 kW)にさらに強化されている。-13から-703への転換キットも公表されており、UH-1HP ヒューイ-IIの一環としてセールスされている。民間バージョンはT5317Bと称されている。
また姉妹機として、より大型で強力なライカミング T55も開発された。
搭載機種
[編集]- アメリカ合衆国
- ベル 204 / UH-1A〜C, E, M(T53-L-1, -5, -13)
- ベル 205 / UH-1D, H, HP(T53-L-11, -13, -703)
- ベル 209 / AH-1(T53-L-13, -703)
- ベル 210(T53-517B)
- ベル 214(T53-L-702)
- XV-15(LTC1K-4K; T53-L-13Bの派生型)
- カマン K-600-3/5 / HH-43B/F(T53-L-11A)
- カマン K-1200 K-MAX(T53-L-17)
- バートル VZ-2(YT53-L-1)
- ライアン VZ-3(T53-L-1)
- ドーク VZ-4(YT-53)
- グラマン OV-1(T53-L-7)
- カナダ
- スイス
- 日本
- 富士・ベル 205B / UH-1J(T53-K-703)
- 中華民国(台湾)
- AIDC T-CH-1(T53-L-701)
- AIDC XC-2(T53-L-701)
参考文献
[編集]- TURBINE PROJECTS. “Lycoming T53-L-13B Turboshaft” (英語). 2011年7月3日閲覧。
- www.forecastinternational.com (2006年2月). “Honeywell T53 (Turboshaft)” (DOC). 2011年7月3日閲覧。