ダリア・ガブリロワ
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ダリア・ガブリロワ | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Daria Alexeyevna Gavrilova | |||
国籍 |
ロシア (2009–2015) → オーストラリア (2016–現在) | |||
出身地 | モスクワ | |||
居住地 | ビクトリア州メルボルン | |||
生年月日 | 1994年3月5日(30歳) | |||
身長 | 166cm | |||
体重 | 61kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2008年 | |||
ツアー通算 | 3勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 2勝 | |||
生涯獲得賞金 | 5,806,579 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 4回戦(2016・17) | |||
全仏 | 3回戦(2018) | |||
全英 | 3回戦(2018) | |||
全米 | 2回戦(2017) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2019) | |||
全仏 | 3回戦(2017) | |||
全英 | 3回戦(2016) | |||
全米 | 3回戦(2017) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
ホップマン杯 | 優勝(2016) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 20位(2017年8月28日) | |||
ダブルス | 45位(2017年9月25日) | |||
2019年7月2日現在 |
ダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova, ロシア語: Дарья Алексеевна Гаврилова, 1994年3月5日 - )は、ロシア・モスクワ出身でオーストラリアの女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス20位、ダブルス45位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
来歴
[編集]ガブリロワは6歳でテニスを始める。ジュニア時代は2010年のシンガポールユースオリンピックの女子シングルスで金メダルを獲得。2010年全米オープンジュニア女子シングルスで優勝している。
4大大会では2013年全豪オープンで予選を勝ち上がり初出場し初戦を突破した。
ガブリロワは2015年に飛躍した。3月のマイアミ・オープンでは2回戦で世界ランキング2位のマリア・シャラポワを 7–6(4), 6–3 で破りトップ10選手から初勝利を挙げた[1]。5月のローマ大会では、予選から勝ち上がりベスト4に進出した。7月のイスタンブール大会ではエリナ・スビトリナと組んだダブルスで優勝し初のWTAタイトルを獲得した。最終ランキングを前年終了時の233位から36位まで上げWTAアワードの年間最優秀新人賞を受賞している。
2016年よりガブリロワはオーストラリア国籍で出場している。ホップマンカップではニック・キリオスとのペアでオーストラリアチームを17年ぶりの優勝に導いた[2]。
2016年全豪オープンでは4大大会で初めて4回戦に進出した。8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場したがシングルス、ダブルスともに初戦で敗退した。
2017年8月のニューヘイブン大会の決勝でドミニカ・チブルコバを 4–6, 6–3, 6–4 で破りWTAツアー初優勝を果たした。大会後の2017年8月28日付ランキングで自己最高のシングルス20位を記録している。
ガブリロワは2018年12月、オーストラリアのテニス選手ルーク・サビルとの婚約を発表した[3]。
WTAツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 4回 (1勝3敗)
[編集]大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–0) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (1-1) |
インターナショナル (0–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2016年10月22日 | モスクワ | ハード (室内) | スベトラーナ・クズネツォワ | 2–6, 1–6 |
準優勝 | 2. | 2017年5月27日 | ストラスブール | クレー | サマンサ・ストーサー | 7–5, 4–6, 3–6 |
優勝 | 1. | 2017年8月26日 | ニューヘイブン | ハード | ドミニカ・チブルコバ | 4–6, 6–3, 6–4 |
準優勝 | 3. | 2017年10月15日 | 香港 | ハード | アナスタシア・パブリュチェンコワ | 7–5, 3–6, 6–7(3) |
ダブルス: 4回 (2勝2敗)
[編集]結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2015年7月26日 | イスタンブール | ハード | エリナ・スビトリナ | ジャグラ・ブユカクジャイ エレナ・ヤンコビッチ |
5-7, 6-1, [10-4] |
準優勝 | 1. | 2016年10月22日 | モスクワ | ハード (室内) |
ダリア・カサトキナ | アンドレア・フラバーチコバ ルーシー・ハラデツカ |
6–4, 0–6, [7–10] |
準優勝 | 2. | 2017年9月23日 | 東京 | ハード | ダリア・カサトキナ | アンドレヤ・クレパーチ マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス |
3–6, 2–6 |
優勝 | 2. | 2019年5月25日 | ストラスブール | クレー | エレン・ペレス | 段瑩瑩 韓馨蘊 |
6–4, 6–3 |
4大大会シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | 2R | A | 1R | 4R | 4R | 2R | 1R | 8–6 |
全仏オープン | A | A | LQ | A | 2R | 1R | 1R | 3R | 1R | 3–5 |
ウィンブルドン | A | A | LQ | A | 1R | 2R | 1R | 3R | 1R | 4–5 |
全米オープン | LQ | A | LQ | LQ | 1R | 1R | 2R | 2R | 1R | 2–5 |
脚注
[編集]- ^ “「12歳の頃から倒すのが夢だった」とガブリロワがシャラポワを倒して3回戦に進出 マイアミ・オープン”. THE TENNIS DAILY. (2015年3月27日)
- ^ “オーストラリア・グリーンチームがウクライナを倒して優勝 ホップマンカップ”. THE TENNIS DAILY. (2016年1月9日)
- ^ “世界35位ガブリロワ、自身のSNSで婚約を発表。同じオーストラリア選手と”. THE TENNIS DAILY. (2018年12月19日)
外部リンク
[編集]- ダリア・ガブリロワ - WTAツアーのプロフィール
- ダリア・ガブリロワ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- ダリア・ガブリロワ - 国際テニス連盟
- ダリア・ガブリロワ (@Daria_gav) - X(旧Twitter)
受賞 | ||
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先代 ベリンダ・ベンチッチ |
WTA年間最優秀新人賞 2015 |
次代 大坂なおみ |