コンクリート作業
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コンクリート作業 | |
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Opération béton | |
完成後のグランド・ディクサンス・ダム。 | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作 | ジャン=リュック・ゴダール |
出演者 | ジャン=リュック・ゴダール(声) |
音楽 |
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル |
撮影 | アドリエン・ポルシェ |
編集 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作会社 | アクチュア・フィルム |
配給 | ゴーモン |
公開 | 1958年7月2日 |
上映時間 | 16分 |
製作国 | スイス |
言語 | フランス語 |
『コンクリート作業』(-さぎょう、Opération béton)は、1954年製作のジャン=リュック・ゴダール監督の習作処女短篇映画である。『コンクリート作戦』『コンクリート工事』とも。ヴィンセント・ミネリ監督の長篇映画『お茶と同情』(1956年)と併映で公開された[1]。
概要
[編集]1954年、まだ23歳のゴダールは、スイス・ヴァレー州のグランド・ディクサンス・ダム(en:Grande Dixence Dam、1953年着工、1961年完成)の工事現場で働き[2]、戦時中スイス・ヴォー州に隠遁したジャック・フェデー監督の『Une femme disparaît』(スイス映画、1942年)の撮影監督アドリエン・ポルシェを雇い、同ダムの建設作業を映像で記録したのが本作である[1]。
ヌーヴェルヴァーグの主要作家のなかで、ゴダール[1]、クリス・マルケル、ジャン・ルーシュ、フランソワ・レシャンバック、ピエール・シェンデルフェールだけがドキュメンタリー映画でその作家的キャリアをスタートしている[3]。
関連事項
[編集]註
[編集]- ^ a b c 『ゴダールの神話』(雑誌「現代思想」臨時増刊号、青土社、1995年10月20日 ISBN 4791719921)の巻末「フィルモグラフィー」における中条省平による解説の記述を参照。
- ^ 仏語版Wikipedia「fr:Opération béton」の記述を参照。
- ^ クリス・マルケル、ジャン・ルーシュ、フランソワ・レシャンバック、ピエール・シェンデルフェールの各項の記述を参照。