スールー州
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スールー州(スールーしゅう、Province of Sulu)は、フィリピン南西部にあるスールー諸島の3つの内の1州である。州都は最大の島ホロ島に位置する地方自治体の1つであるホロ(Jolo)であり、州内には市がない。面積は1,600.4km2、人口は1,000,108人(2020年国勢調査[1])。
歴史
[編集]スールー州はバシラン州(バシラン島)の南からカリマンタン島までをその領域としていたが、南部のタウィタウィ諸島がタウィタウィ州として分離、新設された。
1990年よりイスラム教徒ミンダナオ自治地域に属した。自治地域は2019年にバンサモロ自治地域(Bangsamoro Autonomous Region in Muslim Mindanao, BARMM)に改編されたが、スールー州はバンサモロ基本法を批准しなかった。しかし未批准にかかわらず事実上バンサモロ自治地域の一部として扱われた。
2024年9月9日、最高裁判所はスールー州がバンサモロ自治地域の一部ではないと宣言した[2]。ただし最終判決が出るまではバンサモロ自治地域に留まる[3][4]。
地理
[編集]衛生
[編集]スールー州は、パラワン州やタウィタウィ州などと共に、熱帯性マラリアの発生地域でもあり、感染に悩んでいる。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ “Sulu”. Citypopulation (2023年2月19日). 2024年10月29日閲覧。
- ^ “SC Upholds Validity of Bangsamoro Organic Law; Declares Sulu not Part of Bangsamoro Region”. フィリピン最高裁 (2024年9月9日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ “BARMM services in Sulu to continue amid SC ruling”. GMA Regional TV News (2024年9月12日). 2024年10月29日閲覧。
- ^ “Sulu funding for 2025 still part of BARMM budget: Pangandaman”. Philippine News Agency (2024年10月23日). 2024年10月29日閲覧。