[go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

シー・オブ・ライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『シー・オブ・ライト』
ユーライア・ヒープスタジオ・アルバム
リリース
録音 ドイツ ブラッケル KARO Studios[1]
ジャンル ハードロックヘヴィメタルプログレッシブ・ロック
時間
レーベル SPV/Steamhammer
プロデュース ユーライア・ヒープ、カレ・トラップ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 29位(スイス[2]
  • 87位(ドイツ[3]
  • ユーライア・ヒープ アルバム 年表
    ディファレント・ワールド
    (1991年)
    シー・オブ・ライト
    (1995年)
    スペルバインダー〜ライヴ・イン・ジャーマニー〜
    (1996年)
    テンプレートを表示

    シー・オブ・ライト』(Sea of Light)は、イギリスバンドユーライア・ヒープ1995年に発表した19作目のスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    アルバム・タイトルは、収録曲「ラヴ・イン・サイレンス」の歌詞の一節から取られた[4]。ジャケットの絵は、かつて『悪魔と魔法使い』(1972年)および『魔の饗宴』(1972年)のアートワークも手がけた画家ロジャー・ディーンが描いた[4][5]

    反響・評価

    [編集]

    スイスでは1995年5月14日付のアルバム・チャートで最高29位を記録し、合計4週トップ100入りした[2]

    Donald A. Guariscoはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「『イクウェイター』等のアルバムで見られた、軽率なポップ・メタル的スタイルを捨て、『対自核』等ユーライア・ヒープの代表作とされるアルバムを思わせる、ゴシック調のオールド・スクールなメタルに回帰したことが、本作の成功の鍵となっている」と評している[6]。また、Kostas Voulgarelisは2019年の記事「50 Years of Uriah Heep」において、本作を「1990年代中期に生まれた壮大な作品で、大いに驚かされた」「捨て曲も2曲ほどあるが、『魔の饗宴』あたりにも肉迫する作品で、ユーライア・ヒープの全アルバムの中でもトップ10に入る」と評している[7]

    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲はミック・ボックスとフィル・ランゾンの共作。

    1. アゲインスト・ジ・オッズ - "Against the Odds" - 6:12
    2. スウィート・シュガー - "Sweet Sugar" (Trevor Bolder) - 4:43
    3. タイム・オブ・レヴィレイション - "Time of Revelation" - 4:02
    4. ミストリス・オブ・オール・タイム - "Mistress of All Time" (Phil Lanzon) - 5:33
    5. ユニヴァーサル・ホイールズ - "Universal Wheels" - 5:39
    6. フィアー・オブ・フォーリング - "Fear of Falling" (T. Bolder) - 4:38
    7. スピリット・オブ・フリーダム - "Spirit of Freedom" - 4:14
    8. ロジカル・プログレッション - "Logical Progression" - 6:12
    9. ラヴ・イン・サイレンス - "Love in Silence" - 6:48
    10. ワーズ・イン・ザ・ディスタンス - "Words in the Distance" - 4:46
    11. ファイアーズ・オブ・ヘル - "Fires of Hell (Your Only Son)" (T. Bolder) - 3:56
    12. ドリーム・オン - "Dream On" (T. Bolder) - 4:26

    2013年リマスターCDボーナス・トラック

    [編集]
    1. "She Still Calls His Name" (Bernie Shaw, Mick Box, Phil Lanzon, Trevor Bolder, Lee Kerslake) - 5:44
    2. "Sail the Rivers" (T. Bolder) - 6:55
    3. "Dream On (single Edit)" (T. Bolder) - 3:31

    参加ミュージシャン

    [編集]

    アディショナル・ミュージシャン

    • ピート・シールク - アディショナル・キーボード
    • ピート・ベケット - ストリングスアレンジ(on #9)、アディショナル・バッキング・ボーカル
    • ロルフ・ケーラー - アディショナル・バッキング・ボーカル

    脚注

    [編集]
    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Uriah Heep - Sea Of Light - hitparade.ch
    3. ^ Offizielle Deutsche Charts
    4. ^ a b 日本盤CD (TECW-25020)ライナーノーツ(伊藤政則、1995年6月22日)
    5. ^ Deriso, Nick (2020年4月22日). “Roger Dean Invites Fans to Watch Him Create Yes' Next Album Cover”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2021年4月5日閲覧。
    6. ^ Guarisco, Donald A. “Sea of Light - Uriah Heep”. AllMusic. 2021年4月5日閲覧。
    7. ^ Voulgarelis, Kostas (2019年2月5日). “50 Years of Uriah Heep”. Rockpages.gr. 2021年4月5日閲覧。