サシール
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マドリードの本社 | |
種類 | 公開会社 |
---|---|
市場情報 | BMAD: SCYR |
本社所在地 |
スペイン 28027 Calle Condesa de Venadito, 7, マドリード |
設立 | 1986年 |
業種 | 建設 |
代表者 | マヌエル・マンリーケ(CEO) |
売上高 | €4,548 million(2020年) |
従業員数 | 47,797人(2020年) |
外部リンク | コーポレートサイト |
サシール(西: Sacyr, S.A.)は、スペイン・マドリードに本拠を置く総合建設会社である。
概要
[編集]ヨーロッパや南北アメリカを中心に、インフラストラクチャーの設計・建設から運用・保守サービスに至るまでの事業を展開。スペイン株式市場において最も重要な取引指標であるIBEX 35の銘柄の1社である。マドリード証券取引所上場企業(BMAD: SCYR)。
沿革
[編集]- 1986年 ソシエダ・アノニマ・カミーノス・イ・レガディオス(Sociedad Anónima Caminos y Regadíos)として設立
- 1991年 サシール(Sacyr)に社名変更
- 2003年 スペイン大手住宅事業者のバジェエルモソ(Vallehermoso、1921年設立)と合併し、サシール・バジェエルモソ(Sacyr Vallehermoso)となる。
- 2013年 サシールに社名変更
事業内容
[編集]サシールの事業は、以下の3つのセグメントで構成されている[1]。
- コンセッション部門(Sacyr Concesiones)
- 輸送・衛生・水・廃棄物処理などのインフラストラクチャーについて、設計・建設・資金調達・運用・保守にわたり包括的にプロジェクトを管理。
- インフラストラクチャー部門(Sacyr Ingeniería e Infraestructuras)
- 大規模な土木エンジニアリング、産業輸送インフラストラクチャーなどの建設事業を遂行。
- サービス部門(Sacyr Servicios)
- クライアントの業務効率・持続可能性・安全性などの向上を支援。他に道路や建物の保全管理や、社会福祉に関するサービスも提供。
国際展開
[編集]サシールの主な活動地域[2]
- ヨーロッパ
- アングロアメリカ
- ラテンアメリカ
- オセアニア
- アジア
- アフリカ
主なプロジェクト
[編集]- パナマ運河
- 2009年7月、パナマ運河の拡張事業について、サシール(当時はサシール・バジェエルモソ)が主導するグルポ・ウニードス・ポル・エル・カナル(Grupo Unidos por el Canal、GUPC)コンソーシアムが受注を獲得した。受注金額は約25億ユーロ。新規のアクセスルート、閘門の建設、既存の運河ルートの拡張工事などが対象で、土木エンジニアリング事業としては世界最大規模[3]。
出典
[編集]- ^ “Sacyr - Business Solutions”. Sacyr. 2021年6月閲覧。
- ^ “Sacyr in the world”. Sacyr. 2021年6月閲覧。
- ^ “スペインの企業が世界を造る”. スペイン国政府・外務協力省. 2014年11月閲覧。