カブウェ
表示
カブウェ Kabwe | |
---|---|
カブウェ市内 | |
位置 | |
座標 : 南緯14度26分 東経28度27分 / 南緯14.433度 東経28.450度 | |
行政 | |
国 | ザンビア |
州 | 中央州 (ザンビア) |
地区 | カブウェ地区 |
市 | カブウェ |
地理 | |
面積 | |
市域 | ? km2 |
標高 | 1,182 m |
人口 | |
人口 | (2016年7月1日現在) |
市域 | 224,300人 |
その他 | |
等時帯 | 中央アフリカ時間 (UTC+2) |
カブウェ(Kabwe)は、ザンビアの都市。1967年までの旧名はブロークン・ヒル(Broken Hill)。中央州の州都である。 2016年の人口は22万4300人[1]。 ザンビアのほぼ中央にあり、首都ルサカから130km北、カピリ・ムポシから60km南に離れている。 大鉱山を擁する鉱業都市で、亜鉛と鉛をはじめ、銀、マンガン、カドミウム、チタンなども産出する。
カブウェにはザンビア鉄道の本部があり、北のキトウェやカッパーベルト州、南のルサカに向かう路線をここで管理している。
歴史
[編集]1902年にカブウェで亜鉛と鉛の鉱脈が発見され、オーストラリアの鉱山町ブロークン・ヒルにちなんでブロークン・ヒルと命名された[2]。
1904年、ブロークン・ヒル鉱山が建設され採掘が始まった。 イギリスの植民地時代に町は銅鉱山の開発拠点とされた。
1906年、南のリヴィングストンからローデシア鉄道が到達する。 鉱脈が発見されてから町は急速に発展し、バナジウム、石灰岩も産出されるようになった[3]。
1921年には古人類の化石が鉱脈掘削中に発見され、ローデシア人(ホモ・ローデシエンシス)と名づけられた。
1980年代に鉱山は閉鎖され、鉱山開発の中心はカッパーベルト州に移る。
長年の採鉱の結果、都市の環境は悪化し、2007年にブラックスミス研究所が発表した「世界でもっとも汚染された10の都市」の中に、カブウェもランクインした[要出典]。 土地全体が鉛やカドミウムで汚染されており、子供の鉛の血中濃度は通常の5倍となっている[要出典]。
気候
[編集]カブウェの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 26 (78) |
26 (78) |
26 (78) |
26 (78) |
24 (75) |
22 (71) |
23 (73) |
25 (77) |
29 (84) |
31 (87) |
29 (84) |
26 (78) |
26.1 (78.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 17 (62) |
17 (62) |
16 (60) |
14 (57) |
11 (51) |
8 (46) |
9 (48) |
11 (51) |
15 (59) |
18 (64) |
18 (64) |
17 (62) |
14.3 (57.2) |
降水量 mm (inch) | 231 (9.1) |
185 (7.3) |
114 (4.5) |
23 (0.9) |
3 (0.1) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
3 (0.1) |
18 (0.7) |
94 (3.7) |
239 (9.4) |
910 (35.8) |
出典:Weatherbase [4] |
教育機関
[編集]脚注
[編集]- ^ City Population閲覧日:2016年12月5日]
- ^ 大山修一「ブロークンヒル」『世界地名大事典』3収録(朝倉書店, 2012年11月)、865頁
- ^ 戸谷「カブウェ」『世界地名大事典』6巻、250-251頁
- ^ “Weatherbase: Historical Weather for Kabwe, Zambia”. Weatherbase (2011年). 2014年4月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 大山修一「カブウェ」『世界地名大事典』3収録(朝倉書店, 2012年11月)
- 戸谷洋「カブウェ」『世界地名大事典』6巻収録(朝倉書店, 1973年)