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カブウェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カブウェ
Kabwe
カブウェ市内
カブウェ市内
位置
カブウェの位置(ザンビア内)
カブウェ
カブウェ
カブウェ (ザンビア)
カブウェの位置(アフリカ内)
カブウェ
カブウェ
カブウェ (アフリカ)
座標 : 南緯14度26分 東経28度27分 / 南緯14.433度 東経28.450度 / -14.433; 28.450
行政
ザンビアの旗 ザンビア
  中央州 (ザンビア)
 地区 カブウェ地区英語版
 市 カブウェ
地理
面積  
  市域 ? km2
標高 1,182 m
人口
人口 2016年7月1日現在)
  市域 224,300人
その他
等時帯 中央アフリカ時間 (UTC+2)

カブウェ(Kabwe)は、ザンビアの都市。1967年までの旧名はブロークン・ヒルBroken Hill)。中央州州都である。 2016年の人口は22万4300人[1]。 ザンビアのほぼ中央にあり、首都ルサカから130km北、カピリ・ムポシから60km南に離れている。 大鉱山を擁する鉱業都市で、亜鉛をはじめ、マンガンカドミウムチタンなども産出する。

カブウェにはザンビア鉄道英語版の本部があり、北のキトウェカッパーベルト州、南のルサカに向かう路線をここで管理している。

歴史

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1902年にカブウェで亜鉛と鉛の鉱脈が発見され、オーストラリアの鉱山町ブロークン・ヒルにちなんでブロークン・ヒルと命名された[2]

1904年、ブロークン・ヒル鉱山が建設され採掘が始まった。 イギリスの植民地時代に町は銅鉱山の開発拠点とされた。

1906年、南のリヴィングストンからローデシア鉄道が到達する。 鉱脈が発見されてから町は急速に発展し、バナジウム石灰岩も産出されるようになった[3]

1921年には古人類の化石が鉱脈掘削中に発見され、ローデシア人(ホモ・ローデシエンシス)と名づけられた。

1980年代に鉱山は閉鎖され、鉱山開発の中心はカッパーベルト州に移る。

長年の採鉱の結果、都市の環境は悪化し、2007年ブラックスミス研究所が発表した「世界でもっとも汚染された10の都市」の中に、カブウェもランクインした[要出典]。 土地全体が鉛やカドミウムで汚染されており、子供の鉛の血中濃度は通常の5倍となっている[要出典]

気候

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カブウェの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 26
(78)
26
(78)
26
(78)
26
(78)
24
(75)
22
(71)
23
(73)
25
(77)
29
(84)
31
(87)
29
(84)
26
(78)
26.1
(78.4)
平均最低気温 °C°F 17
(62)
17
(62)
16
(60)
14
(57)
11
(51)
8
(46)
9
(48)
11
(51)
15
(59)
18
(64)
18
(64)
17
(62)
14.3
(57.2)
降水量 mm (inch) 231
(9.1)
185
(7.3)
114
(4.5)
23
(0.9)
3
(0.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
3
(0.1)
18
(0.7)
94
(3.7)
239
(9.4)
910
(35.8)
出典:Weatherbase [4]

教育機関

[編集]

脚注

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  1. ^ City Population閲覧日:2016年12月5日]
  2. ^ 大山修一「ブロークンヒル」『世界地名大事典』3収録(朝倉書店, 2012年11月)、865頁
  3. ^ 戸谷「カブウェ」『世界地名大事典』6巻、250-251頁
  4. ^ Weatherbase: Historical Weather for Kabwe, Zambia”. Weatherbase (2011年). 2014年4月14日閲覧。

参考文献

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  • 大山修一「カブウェ」『世界地名大事典』3収録(朝倉書店, 2012年11月)
  • 戸谷洋「カブウェ」『世界地名大事典』6巻収録(朝倉書店, 1973年)