[go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

アパッチ砦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アパッチ砦
Fort Apache
監督 ジョン・フォード
脚本 ジェームズ・ワーナー・ベラ
フランク・S・ニュージェント
製作 メリアン・C・クーパー
ジョン・フォード
出演者 ジョン・ウェイン
ヘンリー・フォンダ
シャーリー・テンプル
ジョン・エイガー
音楽 リチャード・ヘイグマン
撮影 アーチー・スタウト
編集 ジャック・マレー
配給 RKO
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年3月9日
日本の旗 1953年1月15日
上映時間 125分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
テンプレートを表示

アパッチ砦』(アパッチとりで、原題: Fort Apache)は、1948年製作のアメリカ映画ジョン・フォード監督作品。

概要

[編集]

ジェームズ・ワーナー・ベラの原作をもとに製作された、ジョン・フォードの作品の中で知られている西部劇映画で、『騎兵隊三部作』の第一作。カスター中佐率いる第七騎兵隊の全滅(リトルビッグホーンの戦い)をモデルにしており、後年の三部作の2作『黄色いリボン』、『リオ・グランデの砦』と比較すると、若干毛色の違う作品でもある。

功を焦る現場の実情を知らない司令官の無謀な作戦によって、軍隊が壊滅していくという筋書きは、後の黒澤明監督の『影武者』など、後年の作品に大きな影響を及ぼした。

ストーリー

[編集]

南北戦争において、失策を犯してしまったサースデイ将軍は中佐に階級を下げられ、アパッチ族との紛争が絶えない辺境のアパッチ砦に左遷させられる。早速、サースデイは娘のフィラデルフィアを連れて赴任した。

そこには、現場の情勢を熟知している古参のヨーク大尉や、後方部隊への配属を心待ちにしているコリングウッド大尉などがいた。しかし、サースデイは軍規至上主義の武骨一点張りな石頭で、早速そこの砦の騎兵隊員たちの服装が乱れている事を指摘して、風紀を取り締まろうとする。そして早く将軍に戻りたいが故に手柄を立てようと、隊員たちに厳しい戦闘訓練を課したり、ヨーク大尉やコリングウッド大尉などと意見を衝突させていた。

一方、アパッチ砦にいるオローク軍曹の息子で、士官学校を卒業したマイケル・オローク中尉(ミッキー)が帰ってきた。久々の親子の再会を喜ぶミッキー。そんな中、ミッキーとフィラデルフィアは互いに惹かれ始める。

そしてある日、ミッキーとフィラデルフィアは馬に乗ってデートに出掛けるが、その道中で横倒しになった幌馬車とミッキーの部隊の同僚たちの焼死体を発見する。

キャスト

[編集]

日本語吹替

[編集]
役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ PDDVD
カービー・ヨーク大尉 ジョン・ウェイン 小林昭二 大塚智則
オーエン・サースデイ中佐 ヘンリー・フォンダ 家弓家正 柴田秀勝
フィラデルフィア・サースデイ シャーリー・テンプル 鈴木弘子 渡邉絵理
ビューフォート上等兵 ペドロ・アルメンダリス 上田敏也
オローク軍長 ワード・ボンド 藤本譲 浦山迅
サム・コリングウッド大尉 ジョージ・オブライエン 田坂浩樹
フェストゥス・マルカーヒー軍曹 ヴィクター・マクラグレン 雨森雅司 小浅和大
エミリー・コリングウッド アンナ・リー 花嶋千代
メアリー・オローク アイリーン・リッチ 萩柚月
クインキャノン軍曹 ディック・フォラン 中山武彦
マイケル・オローク中尉 ジョン・エイガー 中田浩二 瀬水暁

スタッフ

[編集]

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]