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あじかん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社あじかん
Ahjikan Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証スタンダード 2907
2000年3月1日上場
大証2部(廃止) 2907
2013年7月12日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
733-8677
広島県広島市西区商工センター7丁目3番9号
設立 1965年(昭和40年)3月19日
業種 食料品
法人番号 4240001000392 ウィキデータを編集
事業内容 卵焼きなど食品の製造販売
代表者 代表取締役 社長執行役員 足利直純
代表取締役 専務執行役員 江角知厚
資本金 11億225万円
(2024年3月31日現在)
売上高 連結502億4,038万円
(2024年3月期)
従業員数 880名
(パート従業員を除く)
決算期 3月31日
主要株主 足利興産23.3%
あじかん三栄持株会9.9%
広島銀行4.8%
(2021年3月31日現在)[1]
外部リンク www.ahjikan.co.jp
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株式会社あじかんは、卵焼き干瓢椎茸かまぼこ冷凍食品、焙煎ごぼう茶などの製造販売を行う会社。

概要

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業務用の鶏卵加工品で、日本トップクラスのメーカーである。また、巻寿司に使う「味付かんぴょう」などの製造も創業当初より行っており、巻寿司に関しても中食業界では有名だ。その他、すしネタや揚げ物、サラダなど、弁当総菜用の加工食品なども製造販売している。

2010年には、一般消費者向けの製品としては、「焙煎ごぼう茶」を発売し、2024年3月期には、約33億円の売上規模に成長。2023年にはごぼうからできたチョコレート風の新食品素材「MelBurd」を開発し、それを使用した菓子「GOVOCE」を販売している[2]

広島を中心に西日本地域に基盤をもつが、東日本地域のシェア拡大も図っていることに加え、海外事業やごぼう茶を販売するヘルスフード事業が成長事業に確立されつつあり、2024年3月期は売上高502億円、親会社株主に帰属する当期純利益15億円となっている。

社名の由来

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社名の「あじかん」には、仏教の修行法「阿字観」、味覚の追求を意味する「味観」、ひらがなの「あ」から始まり「ん」で終わる無限の可能性や創造性、という意味が込められているという[3]

沿革

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  • 1962年昭和37年)10月 - 創業者足利政春の個人事業として卵焼き製造の「三栄製玉」を創業。
  • 1965年(昭和40年)3月 - 株式会社三栄製玉を設立。
  • 1970年(昭和45年)1月 - 武田製玉を合併し、株式会社広島製玉に改称。
  • 1978年(昭和53年)
    • 2月 - 福山三栄製玉を合併。
    • 3月 - 株式会社あじかんに改称。本社広島工場を現在地に新築移転。
    • 7月 - 株式会社あじかん(愛媛県松山市の別法人)、株式会社三栄食品販売、株式会社サンエー食品を合併。
  • 1982年(昭和57年)- 鳥栖工場を開設し、九州地区に進出。
  • 1990年平成2年)12月 - 広島証券取引所に上場。
  • 1991年(平成3年)- 守谷工場を開設し、東日本地域へ進出。
  • 1992年(平成4年)4月 - 株式会社東京あじかんを合併。
  • 1996年(平成8年)12月 - 大阪証券取引所第2部に上場。
  • 1998年(平成10年)- 静岡工場を開設。
  • 2000年(平成12年)3月 - 広島証券取引所の廃止に伴い、東京証券取引所第2部に上場。
  • 2010年(平成22年)- 焙煎ごぼう茶通信販売開始。
  • 2012年(平成24年)- 焙煎ごぼう茶市販品の販売開始。創業50周年。
  • 2017年(平成29年)- つくば工場を開設。

工場等

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関係会社

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連結子会社

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  • 山東安吉丸食品有限公司(中華人民共和国山東省青州市)(干瓢の加工)
  • 株式会社井口産交(広島市佐伯区)(フローズン(冷凍)チルド(冷蔵)食品の幹線輸送便、チャーター便、スポット便の輸送業務、倉庫内作業業務受託)
  • 株式会社あじかんアグリファーム(広島市西区)(農産物の生産・販売および加工業務等)
  • 味堪(広州)餐飲管理有限公司(中華人民共和国広東省広州市)(酒類、食品の輸出入および卸売)

関連会社

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  • 愛康食品青島有限公司(中華人民共和国山東省萊西市)(寿司用食材・惣菜類等の製造販売)

脚注

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  1. ^ [1]出典:株式会社あじかん公式サイトのコーポレートガバナンス より。
  2. ^ ゴボウ使ってチョコ風味の素材 あじかんが開発 中国新聞デジタル
  3. ^ 出典:株式会社あじかん公式サイトの記述による。

外部リンク

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