魚豊
うおと 魚豊 | |
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生誕 |
1997年5月29日(27歳)[1][2] 日本・東京都[3] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2018年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
受賞 |
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魚豊(うおと、1997年5月29日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。
来歴
[編集]幼少期から絵を描くことが好きで、漠然と漫画家になりたいと思っていた。中学1年生の時にアニメ『バクマン。』を偶然見て、漫画家になるまでの流れを知り、作品の投稿を始める[1][4]。
2017年に週刊少年マガジン新人漫画賞で入選した読み切り作品「佳作」が『別冊少年マガジン』(講談社)に掲載され、デビュー。2018年上半期ごろには『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』のアシスタントも務めた[5]。
2018年11月6日から2019年8月6日まで、『マガジンポケット』(同)にて足が速い少年を描いた『ひゃくえむ。』を連載[6]。同作の連載が終了すると、魚豊は「各誌の有名編集者から執筆してほしいと引く手数多」な状態であった[7]。同作の「最終巻が発売される前」、Twitterにて『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)の編集者の千代田と知り合う[7]。当時入社3年目の千代田は経歴上で不利であったが、米代恭と米代の担当編集者の金城を交えて4人で飲み会を行い、最終的に魚豊は同誌で連載することを選んでいる[7]。
2020年、『ビッグコミックスピリッツ』にて地動説を描いた『チ。-地球の運動について-』の連載を開始[8][9]。同作が魚豊の同誌初登場作品となる[8]。
2021年7月に『ビッグコミックスピリッツ』の新人賞がリニューアルし、「スピリッツ新人王決定戦」の開催が決定[10]。魚豊が第1回の審査員に起用[10]。
2022年、『チ。-地球の運動について-』で第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞[11]。2023年、同作で第54回星雲賞コミック部門を受賞[12]。
2023年8月21日より『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』を『マンガワン』ならびに『裏サンデー』にて連載開始[13]。
2024年8月23日に、Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024 ENTERTAINMENT & SPORTSを受賞[14]。
人物
[編集]ペンネーム「魚豊」は、自身の好物である魚『鱧(ハモ)』に由来する[4]。
2021年5月5日放送の読売テレビ『川島・山内のマンガ沼』の取材では「現在23歳で投稿は13歳から始めた」と答えている[4]。
影響を受けた漫画は『寄生獣』『ピンポン』『闇金ウシジマくん』『カイジ』『亜人』『DEATH NOTE』[4]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- ひゃくえむ。(講談社『マガポケ』2018年11月6日[6] - 2019年8月6日、全5巻[注釈 1]、新装版全2巻)
- チ。-地球の運動について-(小学館『ビッグコミックスピリッツ』2020年42・43合併号[8] - 2022年20号[19]、全8巻)
- ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(小学館『マンガワン』2023年8月21日[13] - 2024年2月19日、全4巻)
読切
[編集]- パンチライン(講談社『マガメガ』2016年7月公開、週刊少年マガジン2016年5月期MGP(マガジングランプリ) 佳作作品[20]、50p。「
福内鬼外 ()」名義) - デビュー前作品 100'M ()(講談社『マガメガ』2017年3月公開、97回週刊少年マガジン新人漫画賞 特別奨励賞&安田剛士賞作品[21]、47p。『ひゃくえむ。新装版(上)』収録「中嶋魚豊 ()」名義) - デビュー前作品- 佳作(講談社『別冊少年マガジン』2017年7月号、98回週刊少年マガジン新人漫画賞 入選作品[21]、50p。『ひゃくえむ。』4巻、『ひゃくえむ。新装版(下)』収録) - デビュー作品
執刀 ()(講談社『別冊少年マガジン』2017年12月号、8p。『ひゃくえむ。』4巻収録)
出演
[編集]トークイベント
[編集]- 漫画家ミライ会議2021〜大漫画時代を生き抜くヒント〜(2021年12月9日[22]) - 千代田修平とのトークセッション「漫画家と編集者の幸せな関係」[22]
- いまマンガはなにを描けるのか ──生きづらさと不合理に対峙するマンガの力(2021年12月13日[23]、東京都ゲンロンカフェ開催) - 米代恭と担当編集者とのトークイベント[23]
- 行け!よしもと漫画研究部!(2022年1月23日[15]、東京都ヨシモト∞ドームのステージI開催) - トークライブゲスト出演[15]
- マンガのハナシ vol.8:チ。のハナシ(2022年9月4日、東京・ロフトプラスワン)-千代田修平、 大坪ケムタ 、ジュンスズキとのトークイベント
- チ。マミレ(2023年4月30日東京都早稲田大学大隈記念大講堂)-企画集団便利舎によるトークライブにティモンディ前田とゲストとして出演
放送等
[編集]- 漫道コバヤシ(2022年1月25日、フジテレビONE)
- 朝日新聞ポッドキャスト(2022年6月28,29日) - 約30分×2回、来歴や『チ。』について話した。
- アフター6ジャンクション(2022年6月28日、TBSラジオ) - 宇多丸と宇垣美里を相手に約30分、来歴や『チ。』について話した。
- 週刊マンガ獣(2023年1月16日,23日) - 約25分×2回、天津・向と吉川きっちょむを相手に、創作論や趣味について話した。[24]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 吉田尚記; 魚豊 (2021年7月11日). "[マンガのラジオ] Vol.13 魚豊さん(その1)「最近24歳になりました」". マンガのラジオ (Podcast). Omny Studio. 2024年8月9日閲覧。
- ^ “魚豊 作品一覧”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2024年8月9日閲覧。
- ^ “"絶対”なんてないから面白い! 『ひゃくえむ。』魚豊先生に聞く人生の醍醐味! 前編”. マガポケベース. 講談社 (2019年8月11日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ a b c d “魚豊先生に聞く『チ。』のタイトルに込めた意味|川島・山内のマンガ沼web”. マンバ通信 - マンバ. 株式会社マンバ (2021年5月7日). 2021年10月15日閲覧。
- ^ “マガポケ6周年記念読み切り『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』 - 原作/天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや 漫画/船津紳平 / 【特別読み切り】”. マガジンポケット. 講談社 (2021年8月1日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ a b “誰よりも速く100mを走ればいい、マガポケ新連載「ひゃくえむ。」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年11月6日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ a b c “米代恭×魚豊が3時間半の創作談義、なぜフィクションを描く?たった1つの確固たる理由”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月17日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ a b c “「ひゃくえむ。」の魚豊がスピで“真理”求める新連載、映像研×乃木坂46連続企画も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月14日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ “地動説描く「チ。」1巻、「寄生獣」岩明均が“まぎれもない才能を感じる”と推薦”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年12月11日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ a b “「チ。―地球の運動について―」魚豊が審査員に、スピリッツ賞がリニューアル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月5日) 2021年7月5日閲覧。
- ^ “第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞は魚豊「チ。」、新生賞に谷口菜津子”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月25日) 2023年8月5日閲覧。
- ^ “「チ。―地球の運動について―」が星雲賞コミック部門を受賞、 アート部門に鶴田謙二”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年8月5日) 2023年8月5日閲覧。
- ^ a b “「チ。」の魚豊氏による新作漫画「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」がマンガワンにて連載開始!”. インプレス (2023年8月16日). 2023年8月16日閲覧。
- ^ “FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人”. Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024 特設サイト. Forbes JAPAN. 2024年8月26日閲覧。
- ^ a b c “実はお笑い大好き「チ。」の魚豊、マンガ好きよしもと芸人のトークライブに出演”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月23日) 2021年12月23日閲覧。
- ^ “魚豊のツイート (1105409365555593216)” (2019年3月12日). 2021年5月8日閲覧。
- ^ “魚豊のツイート (1110486479610888193)” (2019年3月26日). 2021年5月8日閲覧。
- ^ “マガジン運営『マガポケ』“人気漫画”定義の変化「SNSの声、無視できない」 PV評価よくない作品異例の単行本化”. ORICON NEWS (2019年6月8日). 2021年5月9日閲覧。
- ^ “チ。-地球の運動について-:地動説マンガが完結 「スピリッツ」話題作”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年4月18日) 2022年4月18日閲覧。
- ^ “MGP結果発表 2016年5月期”. マガメガ. 2021年9月26日閲覧。
- ^ a b “新人漫画賞結果発表”. マガメガ. 2021年9月26日閲覧。
- ^ a b “コミティア・TikTok売れ・WEBTOONがテーマ、令和のマンガ家に向けたトークイベント”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月14日) 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b “「往生際の意味を知れ!」米代恭×「チ。」魚豊が担当編集とともに“マンガの力”語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月30日) 2021年11月30日閲覧。
- ^ 吉川きっちょむ┋マンガ大好き芸人(ウーピーウーピー) [@kittyomz] (2023年1月23日). "【18時更新!】漫画・アニメに詳しい天津向さんとのポッドキャスト!📢『#週刊マンガ獣』👉anchor.fm/u5409u5ddd5 今回も【#魚豊】先生が登場!📚『#チ。-地球の運動について-』📚『#ひゃくえむ。』後半です!毎週月曜18:00更新!Spotify、Apple podcastsなどで配信中!". X(旧Twitter)より2023年1月23日閲覧。