遊星よりの物体X
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遊星よりの物体X | |
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The Thing from Another World | |
劇場ポスター(1951年) | |
監督 |
クリスティアン・ナイビイ ハワード・ホークス(クレジット無し) |
脚本 | チャールズ・レデラー |
原作 |
ジョン・W・キャンベル 『影が行く』 |
製作 | ハワード・ホークス |
出演者 |
マーガレット・シェリダン ケネス・トビー ロバート・コーンスウェイト |
音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
撮影 | ラッセル・ハーラン |
編集 | ローランド・グロス |
製作会社 |
RKO ウィンチェスター・ピクチャーズ |
配給 | RKO |
公開 |
1951年4月6日 1952年5月1日 |
上映時間 | 87分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『遊星よりの物体X』(ゆうせいよりのぶったいエックス、原題The Thing from Another World)は、1951年のアメリカ合衆国のSFホラー映画。 監督はクリスティアン・ナイビイ、出演はマーガレット・シェリダンとケネス・トビーなど。ノンクレジットでハワード・ホークスも演出を担当している。
ジョン・W・キャンベルによる1938年の短編SF小説『影が行く』の映画化で、1982年にはジョン・カーペンター監督によりリメイク作品の『遊星からの物体X』が製作された。
ストーリー
[編集]アラスカの科学研究所は、謎の飛行物体が落下し磁力計が狂っていることを発見する。司令部から到着したヘンドリー大尉は、キャリントン博士から報告を受け、スコット記者らと共に落下地点に向かい、一部分を除き氷に埋もれた円盤を発見する。氷から掘り起こすためにテルミット爆弾を使用するが、爆破と共に円盤に引火、円盤は爆発し飛散する。ガイガーカウンターが反応する辺りを調べると氷の中に人のような「物体」が確認できた。ヘンドリー大尉たちは、氷ごと「物体」を掘り出し基地に持ち帰る。
その後、倉庫に運び込まれた「物体」の監視役バーンズ伍長が怪しい影に襲われる。ヘンドリー大尉の一行が倉庫を調べに行くと、溶けた氷には人型の跡が残っていた。「物体」は外の犬を殺し逃走して姿を消した。キャリントン博士は犬に噛み千切られた残骸の一部を調べ、「物体」が遊星より飛来した植物組織生物で、動物の血を吸って成長し、知力と腕力は人類より優れた怪物であることを突き止める。残骸の一部は成長する速度が速く、人類の脅威となる「物体」だった。
人類のために即刻撃滅を望む軍と貴重な研究資料として培養を主張する科学者が対立する。
スタッフ
[編集]- 監督:クリスティアン・ナイビイ(クレジットされていないが、演出の大部分は、制作者であるハワード・ホークスの手によることが定説となっている。また、一部をオーソン・ウェルズが手がけたという説もある[要出典])
- 製作:ハワード・ホークス
- 原作:ジョン・W・キャンベル Jr.他 著、中村 融 訳『影が行く』東京創元社、2000年8月25日。ISBN 9784488715014。 アンソロジー。表題作として収録。
- 脚本:チャールズ・レデラー(クレジットはされていないが、ハワード・ホークスとベン・ヘクトも参加している。また、ハワード・ホークスの親友であった作家のウィリアム・フォークナーも一部参加したと言われている[要出典])
- 撮影:ラッセル・ハーラン
- 編集:ローランド・グロス
- 音楽:ディミトリ・ティオムキン
- 美術:アルバート・S・ダゴスチノ、ジョン・J・ヒュージ
- メイクアップ監修:リー・グリーンウェイ
- 特殊撮影効果:リンウッド・ダン
- 特殊効果:ドナルド・スチュワード
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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パトリック・ヘンドリー大尉 | ケネス・トビー | 黒沢良 |
ニッキ・ニコルソン | マーガレット・シェリダン | 水城蘭子 |
アーサー・カリントン博士[1] | ロバート・コーンスウェイト | 松宮五郎 |
ネッド・スコット(スコッティ) | ダグラス・スペンサー | 千葉耕市 |
エディー・ダイク | ジェームス・R・ヤング | 石原良 |
ボブ | デウェイ・マーチン | 愛川欽也 |
ケン・マクパーソン | ロバート・ニコルズ | |
バーンズ | ウィリアム・セルフ | |
スターン博士 | エドゥアルド・フランツ | |
テックス・リチャーズ | ニコラス・バイロン (クレジットなし) |
嶋俊介 |
チャップマン博士 | ジョン・ディアクス (クレジットなし) |
村越伊知郎 |
「物体」 | ジェームズ・アーネス |
- 日本語吹替 - TV放送版※デジタルリマスター版DVD収録
関連商品
[編集]- DVD
- オリジナル・サウンドトラック盤CD
- 2005年3月11日、アメリカのFSM(Film Score Monthly)より、オリジナル・サウンドトラック盤CDが発売された。同じディミトリ・ティオムキン作曲の、映画『あの高地を取れ』の音楽とのカップリング収録盤。
脚注
[編集]- ^ 本来なら「キャリントン」だが、字幕版や吹き替えでは「カリントン」になっている。