芦澤明子
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芦澤 明子(あしざわ あきこ、1951年 - )は、日本の撮影監督、キャメラウーマン。東京都出身。
経歴
[編集]青山学院大学時代にジャン=リュック・ゴダールの『気狂いピエロ』を見て映画に目覚める。自主制作映画、ピンク映画の撮影を経て、テレビのコマーシャルフィルムの制作に携った。『LOFT ロフト』『叫』『トウキョウソナタ』など、映画監督の黒沢清などとよく組む。 日本映画撮影監督協会(J.S.C.)所属[1]。
2016年、芸術選奨文部科学大臣賞(映画部門)、第40回山路ふみ子映画賞・山路ふみ子映画功労賞[2] を受賞。2018年春の褒章で紫綬褒章を受章[3]。
主な撮影作品
[編集]映画
[編集]- よい子と遊ぼう (1994年)
- ファザーファッカー (1995年)
- したくて、したくて、たまらない、女。 (1995年)
- ぬるぬる燗燗 (1996年)
- 藪の中 (1996年)
- タイム・リープ あしたはきのう (1997年)
- 林檎のうさぎ (1997年)
- YYK論争 永遠の誤解 (1999年)
- 火星のわが家 (2000年)
- 守ってあげたい! (2000年)
- 鎖縛 SABAKU (2000年)
- みすゞ (2001年)
- 狼少女 (2002年) - 撮影協力
- UNloved (2002年)
- 忘れてはイケナイ物語り オキナワ (2002年)
- ここに、幸あり (2003年)
- HAZAN (2003年)
- 世界はときどき美しい (2004年) - 兼照明
- オーバードライヴ (2004年)
- 成瀬巳喜男 記憶の現場 (2005年) - 兼企画
- 乱歩地獄『芋虫』 (2005年)
- Fire! (2006年)
- LOFT ロフト (2006年)
- サンクチュアリ (2006年)
- スキトモ (2007年)
- 刺青 堕ちた女郎蜘蛛 (2007年)
- 叫 (2007年)
- ユメ十夜 (2007年)
- 世界はときどき美しい (2007年) - 兼照明
- 歌謡曲だよ、人生は (2007年)
- 屋根裏の散歩者 (2007年)
- 一万年、後....。 (2007年)
- ダーク・ラブ 〜Rape〜 (2008年)
- きみの友だち (2008年)
- トウキョウソナタ (2008年)
- しあわせのかおり (2008年)
- 色彩の記憶 (2009年)
- シャーリーの好色人生 (2009年) - 兼照明
- モノクロームの少女 (2009年)
- 60歳のラブレター (2009年)
- 南極料理人 (2009年)
- 恐怖 (2010年)
- 三色映画 UFO食堂 (2010年)
- 東京島 (2010年)
- フォーゴットン・ドリームス (2011年)
- 孤独な惑星 (2011年)
- わが母の記 (2012年)
- コラボ・モンスターズ!!『kasanegafuti』 (2012年)
- ぱいかじ南海作戦 (2012年)
- 夜が終わる場所 (2012年)
- ゆめのかよいじ (2013年)
- リアル〜完全なる首長竜の日〜 (2013年)
- 同じ星の下、それぞれの夜 (2013年)
- 絶叫学級 (2013年)
- もらとりあむタマ子 (2013年) - 池内義浩と共同
- 受難 (2013年)
- 華魂 (2013年)
- WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜 (2014年)
- 滝を見にいく (2014年)
- さようなら(2015年)
- 岸辺の旅(2015年)
- 大和(カリフォルニア)(2016年)
- シェル・コレクター(2016年)
- モヒカン故郷に帰る(2016年)
- オケ老人!(2016年)
- 散歩する侵略者(2017年)
- 羊の木(2018年)
- 海を駆ける(2018年)
- 旅のおわり世界のはじまり(2019年)
- WALKING MAN(2019年)
- 影裏(2020年)
- 心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-(2020年)
- 子供はわかってあげない(2020年)
- 復讐は私にまかせて(2021年)
- レジェンド&バタフライ(2023年)
テレビドラマ
[編集]- 大都会 闘いの日々(1976年) - 撮影助手
- 贖罪 (2012年1月8日 - 2月5日、WOWOW)
- 私という運命について (2014年3月23日 - 4月20日、WOWOW)
- 宮本から君へ(2018年4月6日 - 、テレビ東京)
受賞歴
[編集]- 2009年 第30回ヨコハマ映画祭:撮影賞『トウキョウソナタ』『きみの友だち』『しあわせのかおり』
- 2009年 第4回おおさかシネマフェスティバル:撮影賞『トウキョウソナタ』『しあわせのかおり』[4]
- 2012年 第67回毎日映画コンクール:撮影賞『わが母の記』[5]
- 2013年 第36回日本アカデミー賞:優秀撮影賞『わが母の記』
- 2016年 平成27年度(第66回)芸術選奨 映画部門:『さようなら』『岸辺の旅』の成果
- 2016年 第25回日本映画プロフェッショナル大賞:特別功労賞『岸辺の旅』と長年の映画撮影の功績に対して[6]
- 2018年 紫綬褒章
- 2024年 第33回日本映画批評家大賞 撮影賞『スイート・マイホーム』[7]
脚注
[編集]- ^ “日本映画撮影監督協会メンバーリスト”. J.S.C. (2012年5月12日). 2013年4月4日閲覧。
- ^ “山路ふみ子映画賞発表 文化賞に「君の名は。」の新海誠監督”. スポーツ報知. (2016年10月17日) 2016年10月17日閲覧。
- ^ 紫綬褒章受章者 時事ドットコム、2018年4月28日 アーカイブ 2018年6月24日 - ウェイバックマシン
- ^ “第4回おおさかシネマフェスティバル 2008年度 日本映画個人賞”. 大阪アジアン映画祭実行委員会. 2013年4月4日閲覧。
- ^ 鈴木隆; 広瀬登 (2013年1月18日). “毎日映画コンクール:大賞は「終の信託」”. 毎日jp. 毎日新聞社. pp. 1-2. 2013年2月7日閲覧。
- ^ “「バクマン。」が日本映画プロフェッショナル大賞でベストワン&作品賞”. 映画ナタリー. (2016年3月25日) 2016年3月25日閲覧。
- ^ “日本映画批評家大賞の作品賞は塚本晋也「ほかげ」、主演賞は東出昌大&筒井真理子”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月10日). 2024年4月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アシザワ・ドットコム
- 芦澤明子インタビュー(Folower Wild)
- 芦澤明子インタビュー(TSP撮影センター)
- 芦澤明子 - 日本映画データベース
- 芦澤明子 - allcinema
- 芦澤明子 - KINENOTE
- Akiko Ashizawa - IMDb