片山由美子 (俳人)
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片山 由美子(かたやま ゆみこ、1952年7月17日 - )は、千葉県生まれの俳人。本姓・野口。
経歴
[編集]千葉県に生まれる。上野学園大学ピアノ科卒業。ピアノ教師を経て句作を始め、1979年鷹羽狩行に師事した。1990年「一夜」で第5回俳句研究賞、1994年「現代俳句との対話」で第8回俳人協会評論新人賞、2006年「俳句を読むということ」で第21回俳人協会評論賞、2013年「香雨」で第52回俳人協会賞を受賞した。俳誌「狩」同人、副主宰を経て同誌終刊に伴い、2019年に俳誌「香雨」を創刊、主宰。俳人協会理事。青山学院女子短期大学国文科非常勤講師。NHK文化センター講師。蛇笏賞選考委員。
著書・編著
[編集]句集
[編集]- 『雨の歌』(牧羊社 1984年9月)
- 『水精』(本阿弥書店 シリーズ銀の華 1989年9月)
- 『天弓』(角川書店 1995年9月)
- 『片山由美子句集』(砂子屋書房 現代俳人文庫 1998年2月)
- 『季語別片山由美子句集』(ふらんす堂 2003年4月)
- 『風待月』(角川書店 2004年7月)
- 『香雨』(ふらんす堂 2012年7月)
- 『俳句日記2015 昨日の花 今日の花』(ふらんす堂 2016年6月)
評論
[編集]- 『現代俳句女流百人』(牧羊社 1993年9月)
- 『現代俳句との対話』(本阿弥書店 1993年3月)
- 『俳句の生まれる場所 片山由美子対談集』(本阿弥書店 1995年10月)
- 『鳥のように風のように 俳句に寄せる心』(ふらんす堂 1998年7月)
- 『定本現代俳句女流百人』(北溟社 1999年9月)
- 『俳句を読むということ 片山由美子評論集』(角川書店 2006年9月)
- 『色の一句』 365日入門シリーズ(ふらんす堂 2008年9月
共編著
[編集]- 『添削例に学ぶ俳句上達法』(鷹羽狩行共著 日本経済新聞社 1994年3月 のち文庫)
- 『新世紀女流俳句ワンダーランド』(伊丹啓子共編 沖積舎 1999年10月)
- 『諳んじたい俳句88 世界最短詩型の美しい日本語表現 (鷹羽狩行監修 石飛博光書 日本放送出版協会 2005年5月)
- 『俳句教養講座』全3巻 (谷地快一、筑紫磐井、宮脇真彦共編 角川学芸出版 2009年11月)
- 大久保喬樹『ひきだしの奥から』編 ふらんす堂、2021
関連文献
[編集]- 坂口昌弘 『平成俳句の好敵手』 (文學の森、2012年)
- 小川軽舟 『現代俳句の海図 昭和三十年世代俳人たちの行方』 (角川学芸出版、2008年)