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永江孝子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
永江 孝子
ながえ たかこ
生年月日 (1960-06-15) 1960年6月15日(64歳)
出生地 日本の旗 日本 愛媛県松山市
出身校 神戸大学法学部
前職 南海放送アナウンサー
所属政党民主党→)
無所属碧水会→各派に属しない議員)
称号 法学士
公式サイト 参議院議員 ながえ孝子 公式サイト

選挙区 愛媛県選挙区
当選回数 1回
在任期間 2019年7月29日 - 現職

選挙区 比例四国ブロック愛媛1区
当選回数 1回
在任期間 2009年8月31日 - 2012年11月16日
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ながえ たかこ
永江 孝子
プロフィール
出身地 日本の旗 愛媛県松山市
国籍 日本
生年月日 (1960-06-15) 1960年6月15日(64歳)
血液型 A型
最終学歴 神戸大学法学部
勤務局 南海放送
活動期間 1983年 - 2008年
ジャンル 情報番組
配偶者 あり
出演番組・活動
出演経歴 もぎたてテレビ70
県政広報番組「愛!愛!!えひめ」
今コレ!

永江 孝子(ながえ たかこ、1960年昭和35年〉6月15日[1] - )は、日本政治家参議院議員(1期)。衆議院議員(1期)、南海放送アナウンサーを務めた。

経歴

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愛媛県松山市生まれ[1][2]。生家は毛糸店[2]。松山市立東雲小学校、松山市立御幸中学校(現松山市立東中学校)、愛媛県立松山東高等学校神戸大学法学部卒業[1][3][2]。大学卒業後、1983年南海放送に入社[2]。永江自身はアナウンサーではなくディレクターを志望していたが、アナウンサーの募集しかなかったため、アナウンサーとして入社した[3]。南海放送初のママさんアナウンサーとして、1991年から「もぎたてテレビ70」を18年間務める。「もぎたてテレビ」は南海放送始まって以来の高視聴率を誇る番組で、初代パーソナリティを共に務めた、野志克仁は、松山市長である。2008年9月19日、南海放送を報道制作本部副本部長で退社[3]

2009年第45回衆議院議員総選挙愛媛1区から民主党公認(社会民主党国民新党推薦)で出馬[4][5]。愛媛1区選出の自由民主党前職で、第1次安倍内閣内閣官房長官を務めた塩崎恭久に対し中盤では優勢が伝えられていたが[6]、塩崎に3千票弱の僅差で敗北し、重複立候補していた比例四国ブロックで初当選した[7]

衆議院議員時代には、文部科学委員会に所属し、返済不要の奨学金創設に注力したが、真際に東日本大震災が発生し、復興費に充てるため創設は見送られた。震災を受けて、被災地の子ども支援にあたる「被災地の子ども達の未来を守る女性議員ネットワーク」を立ち上げ、事務局長として政府に提言書を提出。エネルギー政策も脱原発を訴えた。

2012年第46回衆議院議員総選挙2014年第47回衆議院議員総選挙にも民主党公認で愛媛1区から出馬したが、いずれも自民党前職の塩崎に敗れ、比例復活も叶わず落選した[8][9]2016年第24回参議院議員通常選挙では、連合愛媛からの要請を受け[10]民進党日本共産党、社民党の支援も受けて愛媛県選挙区から無所属で立候補したが、自民党現職の山本順三に8千票あまりの僅差で敗れ、落選[11][12][13]

2019年2月7日、自民党は愛媛県選挙区の現職である井原巧参議院議員を次期衆議院議員総選挙愛媛3区に擁立し、同年の参院選には井原に代えて、タレントらくさぶろうの公認を決定した[14]。その4日後の2月11日、永江は愛媛県選挙区から無所属で出馬する意向を表明[15]。落選中に県内に立ち上げた15の後援会[3]や、立憲民主党国民民主党、共産党、社民党の支援を受け、自民党公認のらくさぶろうを大差で破って当選[16][17][18]。7年ぶりに国政に復帰した[16]

同年8月1日、参院に初登院[19]。それに先立ち、7月30日には永江、同じく野党統一候補で当選した嘉田由紀子滋賀県選挙区選出)の2名で新たな会派「碧水会」の立ち上げを発表し、参議院事務局に会派の設立を届け出た[20]

2020年9月3日、立憲民主党と国民民主党の合流新党への入党受け付けが締め切られ[21]、9月7日には玉木雄一郎を中心とする新「国民民主党」に加わる国会議員の募集が締め切られた。永江はいずれの党にも参加せず、無所属での活動を継続することとなった[22]

政策・主張

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  • 日本国憲法第9条改正に反対だが、日本国憲法そのものの改正については反対していない[23]。ただし、2016年第24回参議院議員通常選挙に際しては、憲法改正自体にも反対していた[24]
  • 消費税の増税について、超党派の「消費税研究会」に所属し、コロナ禍を受け、すみやかに5%への引き下げあるいは緊急停止を訴えている。2019年の第25回参議院議員通常選挙の選挙戦では政府方針の10月に消費税を10%に増税する構想の凍結を訴えていた[25]
  • 日本原子力発電について「当面は必要だが、将来的には廃止すべきだ」としている[23]
  • 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきではない」としている[23]
  • 同性婚の容認に賛成[23]、「どちらかと言えば賛成」[26]
  • 女性宮家の創設に賛成[23]
  • 選択的夫婦別姓導入に賛成[26]
  • 参院議員の党議拘束緩和に「賛成」[26]

出演番組

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  • ラジオ
    • Sun サン・ワイド[1]
    • ながえたかこ 1時のマドンナ[1]
    • キルシェときめきストリート[1]
    • 歌のリズム[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、272頁。
  2. ^ a b c d プロフィール│元衆議院議員 ながえ孝子 公式サイト
  3. ^ a b c d ながえ孝子の歴史│元衆議院議員 ながえ孝子 公式サイト
  4. ^ “衆院選スタート 政権選択へ決戦 県内選挙区16人出馬”. 愛媛新聞. (2009年8月19日). http://www.ehime-np.co.jp/rensai/syuinsen2009/ren233200908191842.html 2019年8月3日閲覧。 
  5. ^ “〈陣営を追う〉愛媛1区 塩崎氏、票読めず訴え徹底 永江氏、完勝向け引き締め”. 朝日新聞. (2009年8月25日). https://www.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280113.html 2019年8月3日閲覧。 
  6. ^ “【中盤の情勢・愛媛】永江やや優勢、塩崎追走”. 朝日新聞. (2009年8月27日). https://www.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908270149.html 2019年8月3日閲覧。 
  7. ^ “愛媛1区-小選挙区開票結果-2009総選挙”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/senkyo2009/kaihyo/A38001.html 2019年8月3日閲覧。 
  8. ^ “2012衆院選 愛媛1区”. 毎日新聞. https://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_ichiran.html?aid=A38001 2019年8月3日閲覧。 
  9. ^ “2014衆院選 愛媛”. 毎日新聞. https://senkyo.mainichi.jp/47shu/ichiran.html?aid=A38001&st=tk 2019年8月3日閲覧。 
  10. ^ “参院選:連合愛媛、永江氏に出馬要請へ 「県民代表として適任」/愛媛”. 毎日新聞. (2016年3月29日). https://mainichi.jp/articles/20160329/ddl/k38/010/767000c 2019年8月3日閲覧。 
  11. ^ “【参院選・愛媛】「力不足で…」民進、共産、社民の統一候補の永江孝子氏落選 地元民放元アナの知名度も…”. 産経新聞. (2016年7月11日). https://www.sankei.com/politics/news/160711/plt1607110031-n1.html 2019年8月3日閲覧。 
  12. ^ “愛媛)若年層支持、山本氏厚く 参院選出口調査”. 朝日新聞. (2016年7月12日). https://www.asahi.com/articles/ASJ7C4KF3J7CPFIB007.html 2019年8月3日閲覧。 
  13. ^ “2016参院選 愛媛”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/24san/area/?aid=B38000 2019年8月3日閲覧。 
  14. ^ “愛媛選挙区 らくさぶろう氏 自民本部が公認”. 愛媛新聞. (2019年2月8日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news201902080047 2019年8月3日閲覧。 
  15. ^ “参院愛媛に地元アナ出身の永江孝子氏出馬表明 元民主党議員、野党統一候補を模索”. 産経新聞. (2019年2月11日). https://www.sankei.com/politics/news/190211/plt1902110007-n1.html 2019年8月3日閲覧。 
  16. ^ a b “野党共闘 永江氏当選 らくさぶろう氏に大差”. 愛媛新聞. (2019年7月22日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907220028 2019年8月3日閲覧。 
  17. ^ “愛媛選挙区、無所属新人の永江氏が初当選 地元タレントらかわす”. 毎日新聞. (2019年7月21日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190721/k00/00m/010/278000c 2019年8月3日閲覧。 
  18. ^ “無所属の永江孝子氏が初当選…愛媛選挙区”. 読売新聞. (2019年7月21日). https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20190721-OYT1T50206/ 2019年8月3日閲覧。 
  19. ^ “「地方の現状訴える」永江氏が参院初登院”. 愛媛新聞. (2019年8月2日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news201908020007 2019年8月3日閲覧。 
  20. ^ “嘉田由紀子、永江孝子の両氏が新会派「碧水会」”. 毎日新聞. (2019年7月30日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190730/k00/00m/010/175000c 2019年8月3日閲覧。 
  21. ^ “合流新党に149人参加 うち衆院議員106人”. NHK. (2020年9月4日). https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/44103.html 2020年9月6日閲覧。 
  22. ^ “玉木氏ら新国民民主は14人 大塚氏参加、連合系割れる”. 中日新聞. (2020年9月8日). https://www.chunichi.co.jp/article/117311 2020年9月8日閲覧。 
  23. ^ a b c d e “2019参院選 無 愛媛 永江孝子”. 毎日新聞. (2019年7月30日). https://mainichi.jp/senkyo/25san/meikan/?mid=B38000002002 2019年8月3日閲覧。 
  24. ^ “2016参院選 無 愛媛 永江孝子”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/24san/meikan/?mid=B38000003003 2019年8月3日閲覧。 
  25. ^ “2012衆院選 愛媛1区 永江孝子”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A38001002002 2019年8月3日閲覧。 
  26. ^ a b c 朝日・東大谷口研究室共同調査、朝日新聞2019年。

関連項目

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外部リンク

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