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毎ファラド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
毎ファラド
ダラフ
reciprocal farad
daraf
記号 F−1
国際単位系 (SI)
種類 組立単位
エラスタンス
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毎ファラド(まいファラド、reciprocal farad)またはダラフdaraf[1]は、エラスタンス静電容量逆数)の単位である。単位記号は F−1

「毎ファラド」の名前の通り、静電容量の単位ファラドの逆数であり、1毎ファラドは1クーロン電荷を蓄えたコンデンサの電位差が1ボルトであるときのエラスタンスと定義される。

「ダラフ」という単位名称は、1936年に電気工学者のアーサー・エドウィン・ケネリーが、ファラド(farad)を逆に綴って命名したものである。国際単位系(SI)では「ダラフ」は組立単位「毎ファラド」の固有の名称とは認められていない。

出典

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  1. ^ Daraf”. Webster's Online Dictionary. 2009年6月19日閲覧。
  • Journal of the Institute of Electrical Engineers (GB) volume 78, page 241 (1936).

関連項目

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国際単位系(SI)の電磁気の単位
名称 記号 次元 組立 物理量
アンペアSI基本単位 A I A 電流
クーロン C T I A·s 電荷(電気量)
ボルト V L2 T−3 M I−1 J/C = kg·m2·s−3·A−1 電圧電位
オーム Ω L2 T−3 M I−2 V/A = kg·m2·s−3·A−2 電気抵抗インピーダンスリアクタンス
オーム・メートル Ω·m L3 T−3 M I−2 kg·m3·s−3·A−2 電気抵抗率
ワット W L2 T−3 M V·A = kg·m2·s−3 電力放射束
ファラド F L−2 T4 M−1 I2 C/V = kg−1·m−2·A2·s4 静電容量
ファラド毎メートル F/m L−3 T4 I2 M−1 kg−1·m−3·A2·s4 誘電率
毎ファラド(ダラフ) F−1 L2 T−4 M I−2 V/C = kg1·m2·A−2·s−4 エラスタンス
ボルト毎メートル V/m L T−3 M I−1 kg·m·s−3·A−1 電場(電界)の強さ
クーロン毎平方メートル C/m2 L−2 T I C/m2= m−2·A·s 電束密度
ジーメンス S L−2 T3 M−1 I2 Ω−1 = kg−1·m−2·s3·A2 コンダクタンスアドミタンスサセプタンス
ジーメンス毎メートル S/m L−3 T3 M−1 I2 kg−1·m−3·s3·A2 電気伝導率(電気伝導度・導電率)
ウェーバ Wb L2 T−2 M I−1 V·s = J/A = kg·m2·s−2·A−1 磁束
テスラ T T−2 M I−1 Wb/m2 = kg·s−2·A−1 磁束密度
アンペア回数 A I A 起磁力
アンペア毎メートル A/m L−1 I m−1·A 磁場(磁界)の強さ
アンペアウェーバ A/Wb L−2 T2 M−1 I2 kg−1·m−2·s2·A2 磁気抵抗(リラクタンス、: reluctance
ヘンリー H L2 T−2 M I−2 Wb/A = V·s/A = kg·m2·s−2·A−2 インダクタンスパーミアンス
ヘンリー毎メートル H/m L T−2 M I−2 kg·m·s−2·A−2 透磁率