榛葉淳
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榛葉 淳(しんば じゅん、1962年(昭和37年)11月15日 - )は、日本の実業家。2017年4月現在、ソフトバンク代表取締役副社長兼COO他、ソフトバンクグループの複数の役員を兼務[1]。
概要
[編集]静岡県掛川市出身。掛川市立栄川中学校では野球部キャプテンとしてチームを県大会3位に導き、県立掛川西高校野球部では副キャプテンで活躍した[2]。1985年 東京経済大学経営学部経営学科卒業後[3]、新卒で株式会社日本ソフトバンク(現ソフトバンク株式会社)に入社。パソコン用パッケージソフトの営業からスタートし、1999年の同社分社化に伴いソフトバンク・コマース株式会社(ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、現ソフトバンク株式会社)へコーポレートチャネル営業本部長として転籍。
2001年、同社取締役就任。2007年 同社取締役常務執行役員、2012年 同社取締役専務執行役員と昇進、ブロードバンド事業、モバイル事業のコンシューマ営業を統括するほか、広告宣伝、マーケティング部門も統括していたが、2015年4月のグループ再編に伴いソフトバンクモバイル専務取締役に就任し、法人事業を統括した[4]。
2017年4月、ソフトバンク株式会社代表取締役副社長兼COOに就任[5]、コンシューマ事業を統括すると共に、引き続きグループ各社の役員を兼務している。
略歴
[編集]- 1985年 - 日本ソフトバンク入社。
- 2001年 - ソフトバンクBB取締役。
- 2007年 - 同社取締役常務執行役員。
- 2012年 - 同社取締役専務執行役員。
- 2015年 - ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)専務取締役。
- 2017年 - ソフトバンク代表取締役副社長兼COO。
現在の役職
[編集]- ソフトバンク株式会社 代表取締役副社長執行役員 兼 COO
- SBペイメントサービス株式会社 代表取締役社長 兼 CEO[6]
- 福岡ソフトバンクホークス株式会社 取締役[7]
- SBパワー株式会社 取締役[8]
- PayPay株式会社 取締役[9]
- C Channel株式会社 取締役[10]
人物
[編集]- 小中高と野球一筋で、現在でも野球が趣味。福岡ソフトバンクホークスの始球式でマウンドに立ったこともある
- 2015年現在、ソフトバンクの役員で唯一のプロパー(新卒)社員。いわば叩き上げである。[11]
- ソフトバンクグループの新卒3期生。当時はグループ全体で100名程度の規模の会社だったという。[12]
- 営業畑が長いが、バックオフィス部門の管理職、マーチャンダイズ、マーケティング等の責任者を務め、幅広い経験がある。家電量販店トップとの関係は特に深い。
- Yahoo!BBサービス立ち上げ時に、いわゆるパラソル部隊の実施責任者であった。[13]
- ジャーナリスト大西孝弘の著書によると、榛葉は孫正義の信望も厚くヤフー社長の宮坂学と共にソフトバンクグループのサイドバックとしてを支えているとの事[14]
- 趣味は、野球、ゴルフ、スキー、ワイン(シャンパン)、自然花木など[15]
脚注
[編集]- ^ ソフトバンク株式会社企業・IR 2015年3月閲覧
- ^ 静岡新聞昭和52年4月5日版
- ^ H24年度講演会
- ^ ソフトバンクモバイル株式会社・合併に伴う新会社発足と人事について 2015年4月閲覧
- ^ ソフトバンク株式会社プレスリリース「代表取締役副社長 兼 COOの選任について」 2017年4月閲覧
- ^ SBペイメントサービス株式会社プレスリリース「役員人事について」 2017年4月閲覧
- ^ 福岡ソフトバンクホークス球団概要(会社概要)閲覧
- ^ SBパワー株式会社 役員一覧 2017年4月閲覧
- ^ ITmedia「スマホ決済PayPay、総額100億円の“ばらまき企画”開催 還元率「20%」で爆発的普及目指す」 2019年4月閲覧
- ^ C Channel株式会社 会社概要 2019年4月閲覧
- ^ 週刊東洋経済2012年11月24日号
- ^ プレジデント2014年7月14日号
- ^ 大西孝弘著『孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない』2015年 日経BP社刊 P213-214,P316
- ^ 『孫正義の焦燥』P220
- ^ Twitter「榛葉淳」プロフィール 2015年3月閲覧