松井るみ
表示
まつい るみ 松井 るみ | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本名 | 眞野 るみ | ||||||||||
生年月日 | 1961年8月12日(63歳) | ||||||||||
出生地 | 日本 大阪府 | ||||||||||
職業 | 舞台美術家 | ||||||||||
ジャンル | 舞台・オペラ・ミュージカル・コンサート | ||||||||||
活動期間 | 1989年 - | ||||||||||
事務所 | センターラインアソシエイツ | ||||||||||
公式サイト | 松井るみオフィシャルサイト | ||||||||||
|
松井 るみ(まつい るみ、本名:眞野るみ[1]、1961年8月12日[2] - )は、日本の舞台美術家。
略歴
[編集]大阪府出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。劇団四季を経てロンドンへ留学。帰国後、舞台美術家としての活動を開始する
2004年『太平洋序曲』(宮本亜門演出)でブロードウェイデビューし、同作品デザインで第59回トニー賞にノミネート。2007年OISTATより“世界の最も名誉ある舞台デザイナー12人”に選出。『TEA: A Mirror of Soul』(宮本亜門演出)では、サンタフェ・オペラ、フィラデルフィアなどオペラ界においてもアメリカ進出をはたす。
また、2010年6月には『The Fantasticks』(宮本亜門演出)でウエスト・エンドデビューを飾った。近年は、上海公演や、AKB48の5大ドームツアーや国立競技場公演のセットデザインを手がけるなど、活動の場を広げている。これまでに美術を手がけた舞台は400作品以上にのぼる。
読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、紀伊国屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞、菊田一夫演劇賞、紫綬褒章[1] などを授けられる。
2015年より東京芸術大学の非常勤講師を勤める。
作品
[編集]ミュージカル
[編集]- 2000年・2002年・2004年 『太平洋序曲』 (宮本亜門演出)
- 2003年・2005年 『星の王子さま』 (白井晃演出)
- 2003年・2005年・2008年 『イーストウィックの魔女たち』 (山田和也演出)
- 2004年 『ユーリンタウン』 (宮本亜門演出)
- 2004年・2005年 『34丁目の奇跡〜Here's Love〜』 (吉川徹演出)
- 2007年・2011年・2013年 『スウィーニー・トッド』 (宮本亜門演出)
- 2008年 『ルドルフ The last kiss』 (宮本亜門演出)
- 2009年 ・2010年『ブラッド・ブラザーズ』 (グレン・ウォルフォード演出)
- 2009年・2012年 『ジェーン・エア』 (ジョン・ケアード演出)
- 2010年 『The Fantasticks』 (宮本亜門演出)
- 2011年 『おもひでぽろぽろ』(栗山民也演出)
- 2011年 『風と共に去りぬ』(山田和也演出)
- 2011年 『ドラキュラ』(吉川徹演出)
- 2011年・2013年『ピアフ』(栗山民也演出)
- 2011年 『GOLD〜カミーユとロダン〜』(白井晃演出)
- 2012年 『ハムレット』(栗山民也演出)
- 2013年 『ロックオペラ モーツァルト』(フィリップ・マッキンリー演出)
- 2013年 『エニシング・ゴーズ』(山田和也演出)
- 2014年 『アダムス・ファミリー』(白井晃演出)
- 2014年 『虹のプレリュード』(上島雪夫演出)
- 2024年 『ゴースト&レディ』(スコット・シュワルツ演出・劇団四季)
ストレートプレイ
[編集]- 2002年 『エレファントマン』 (宮田慶子演出)
- 2002年 『ピッチフォーク・ディズニー』 (白井晃演出)
- 2003年 『宇宙でいちばん速い時計』 (白井晃演出)
- 2007年 『ヒステリア』 (白井晃演出)
- 2007年・2009年 『国盗人』 (野村萬斎演出)
- 2008年・2009年 ・2010年・2013年『春琴』 (サイモン・マクバーニー演出)
- 2009年 『ピランデッロのヘンリー四世』 (白井晃演出)
- 2009年 『桜姫』 (串田和美演出)
- 2009年 『海を行くもの』 (栗山民也演出)
- 2010年・2013年 『マクベス』 (野村萬斎演出)
- 2010年 『ハーパーリーガン』 (長塚圭史演出)
- 2010年 『ジャンヌダルク』 (白井晃演出)
- 2011年 『トップ・ガールズ』 (鈴木裕美演出)
- 2011年 『雨』 (栗山民也演出)
- 2011年 『クレイジーハニー』 (本谷有希子演出)
- 2011年 『その妹』 (河原雅彦演出)
- 2012年 『桜の園』 (三谷幸喜演出)
- 2012年 『藪原検校』 (栗山民也演出)
- 2012年 『英国王のスピーチ』 (鈴木裕美演出)
- 2012年 『遭難、』 (本谷有希子演出)
- 2013年 『ホロヴィッツとの対話』 (三谷幸喜演出)
- 2013年 『木の上の軍隊』 (栗山民也演出)
- 2013年 『オセロ』 (白井晃演出)
- 2013年 『ドレッサー』 (三谷幸喜演出)
- 2013年 『頭痛肩こり樋口一葉』 (栗山民也演出)
- 2013年 『それからのブンとフン』 (栗山民也演出)
- 2013年 『トゥルー・ウエスト〜本物の西部〜』 (スコット・エリオット演出)
- 2013年 『ロスト・イン・ヨンカーズ』 (三谷幸喜演出)
- 2013年 『ピグマリオン』 (宮田慶子演出)
- 2014年 『真田十勇士』 (堤幸彦演出)
オペラ
[編集]- 2006年・2014年 『ジュニアバタフライ』(島田雅彦演出)
- 2006年・2009年 『愛の白夜』 (白井晃演出)
- 2007年 『ダフネ』 (大島早紀子演出)
- 2007年・2010年・2013年 『TEA: A Mirror of Soul』 (宮本亜門演出)
- 2008年 『トゥーランドット』 (宮本亜門演出)
- 2009年 『La Traviata』 (宮本亜門演出)
- 2010年 『オテロ』 (白井晃演出)
- 2010年 『ファウストの劫罰』 (大島早紀子演出)
- 2013年 『こうもり』 (白井晃演出)
- 2013年 『リア』 (栗山民也演出)
- 2014年 『死の都』 (栗山昌良演出)
宝塚歌劇
[編集]- 2013年 星組『南太平洋』 (原田諒潤色・演出)
- 2013年 花組『愛と革命の詩-アンドレア・シェニエ-』 (植田景子脚本・演出)
- 2013年 雪組『春雷』 (原田諒脚本・演出)
- 2014年 花組『ノクターン-遠い夏の日の記憶-』 (原田諒脚本・演出)
- 2014年 星組『The Lost Glory-美しき幻影-』 (植田景子作・演出)
- 2014年 宙組『白夜の誓い-グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-』 (原田諒作・演出)
- 2015年 雪組『アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-』 (原田諒作・演出)
- 2015年 月組『舞音-MANON-』 (植田景子脚本・演出)
- 2016年 花組『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』 (原田諒作・演出)
コンサート
[編集]- 2013年 AKB48 2013真夏のドームツアー 〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜
- 2014年 AKB48単独&グループ 春コン in 国立競技場〜思い出は全部ここに捨てていけ!〜
受賞歴
[編集]- 1997年 第25回伊藤熹朔賞新人賞
- 2000年 第8回読売演劇大賞優秀スタッフ賞
- 2001年 ノヴィサド国際芸術祭舞台美術審査員特別賞
- 2002年 紀伊國屋演劇賞個人賞、第10回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、第30回伊藤熹朔賞
- 2005年 第59回トニー賞 Best Scenic Design of a Musicalノミネート
- 2007年 プラハ・カドリエンナーレ2007 “世界の最も名誉ある舞台デザイナー12人”に選出
- 2008年 第15回読売演劇大賞優秀スタッフ賞
- 2012年 第19回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞
- 2013年 第38回菊田一夫演劇賞
- 2016年 第23回読売演劇大賞優秀スタッフ賞
- 2019年 紫綬褒章[1][3]
- 2024年 第31回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞[4]
脚注
[編集]- ^ a b c "秋の褒章に754人25団体". 産経ニュース. 産業経済新聞社. 2 November 2019. p. 1. 2019年11月2日閲覧。
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.558
- ^ 『官報』号外第151号、2019年11月3日
- ^ “第31回読売演劇大賞結果発表、最優秀作品賞はイキウメ「人魂を届けに」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年2月2日). 2024年2月2日閲覧。
外部リンク
[編集]