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本日休診

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本日休診』(ほんじつきゅうしん)は、第1回読売文学賞小説賞を受賞した井伏鱒二の小説である。初出は『別册文藝春秋』第12号(1949年8月)、第14号(12月)、第15号(1950年3月)、第16号(5月)[1]

1952年渋谷実監督で映画化された。また5回に渡ってテレビドラマ化された。

映画

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本日休診
監督 渋谷実
脚本 斎藤良輔
原作 井伏鱒二
製作 山本武
出演者 三國連太郎
音楽 吉沢博
奥村一
撮影 長岡博之
編集 杉原よ志
製作会社 松竹
公開 日本の旗 1952年2月29日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 6978万円[2]
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映画は、井伏鱒二の『本日休診』と『遥拝隊長』の二つの短編をもとにシナリオを書き下ろしている。 演技に煩い監督という定評があった渋谷實監督は、新派の柳永二郎、新劇の田村秋子中村伸郎、軽演劇出の多々良純望月優子、宝塚出身の淡島千景、映画でも新人のクラスの岸惠子鶴田浩二佐田啓二など、見事なアンサンブルとしている。[3]

出演者
左から 三國連太郎, 田村秋子, 中村伸郎, 柳永二郎, 角梨枝子, 佐田啓二
左から 淡島千景, 鶴田浩二, 柳永二郎
左から 柳永二郎, 田村秋子, 佐田啓二


スタッフ


受賞
  • キネマ旬報ベスト・テン3位
  • 第7回毎日映画コンクール監督賞(渋谷實)
  • 第3回ブルー・リボン賞ベスト・テン6位 脚本賞(斎藤良輔)
  • NHK映画委員会選出ベスト・テン4位 

テレビドラマ

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1957年

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1957年3月5日から同年同月26日まで4回に渡って、日本テレビの『山一名作劇場』(火曜20:00 - 20:30。山一證券一社提供)で放送。初のテレビドラマにして、唯一の連続ドラマ。

出演者
スタッフ

1959年

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1959年12月31日土曜)にNET(現:テレビ朝日)の13:10 - 14:45(JST)で放送。この年開局したNETが、大晦日特別番組として放送。

出演者
スタッフ

1961年

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1961年3月8日に、TBSの『日立劇場』(水曜21:00 - 21:45。日立一社提供)で放送。

出演者
スタッフ

1964年

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1964年3月6日に、NHK総合テレビの『文芸劇場』(金曜20:00 - 21:00)で放送。

出演者
スタッフ

1994年

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1994年3月14日月曜)に、テレビ東京系列の単発特別番組枠月曜特集』の特別企画として、『文芸劇場』以来30年振りに放送。本来同番組の枠は19:30 - 20:54(JST)だが、この回は20:00 - 21:54(JST)で放送された[4](歴代では一番の長時間)。

出演者
スタッフ

脚注

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  1. ^ 松本武夫「井伏鱒二年譜(昭和十六年〜平成八年)」『立正大学文学部研究紀要』第13号、133頁、1997年3月25日。hdl:11266/2554 NAID 110000466693 
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)88頁
  3. ^ 『映画史上ベスト200シリーズ 日本映画200』(キネマ旬報社、1982年)197頁
  4. ^ 21:00の『千昌夫の評判家族探訪』は休止、20:54のミニ番組暮らしのカレンダー』は21:54に繰り下げ、その21:54のミニ番組『流行図鑑』は19:54に繰り上げた。また19:00の『拝見スターの晩ご飯』は前週の3月7日で終了したため、19:00 - 19:54に釣り特別番組『特選! 春のウマイ釣り』を編成した。
日本テレビ 山一名作劇場
前番組 番組名 次番組
本日休診
(1957年版)
TBS 日立劇場
本日休診
(1961年版)
NHK総合テレビ 文芸劇場
本日休診
(1964年版)
テレビ東京 月曜特集
結婚できない!
しない!男たち
(19:30 - 20:54)
本日休診
(1994年版)
常識破り!日本でここだけの
美味大評判!超満足の店
(19:00 - 20:54)