本名ダム

本名ダム
左岸所在地	福島県大沼郡金山町大字本名当子ヶ原
位置	北緯37度26分29秒 東経139度29分36秒 / 北緯37.44139度 東経139.49333度 / 37.44139; 139.49333
河川	阿賀野川水系只見川
ダム諸元
ダム型式	重力式コンクリートダム
堤高	51.5 m
堤頂長	200.0 m
堤体積	126,000 m3
流域面積	2142.0 km2
湛水面積	179 ha
総貯水容量	25,769,000 m3
有効貯水容量	13,472,000 m3
利用目的	発電
事業主体	東北電力
電気事業者	東北電力
発電所名 （認可出力）	本名発電所（78,000kW）
施工業者	間組
着手年 / 竣工年	1952年 / 1954年
出典	[1] [2]
テンプレートを表示

本名ダム（ほんなダム）は、福島県大沼郡金山町大字本名当子ヶ原にある一級河川・阿賀野川水系只見川に建設されたダムである。

日本発送電による「只見川筋水力開発計画概要」の一環として1952年（昭和27年）に着工、1954年（昭和29年）に竣工された。

この「只見川筋水力開発計画概要」は、豪雪地帯で峡谷が多い急流河川である只見川に目をつけ、水力発電所を目的に1947年（昭和22年）に発表したものである。只見川に階段状のダム式発電所を建設する計画で、これにより只見川・阿賀野川・伊南川・大津岐川の計23箇所にダムが設置されることとなった。本名ダムはそのうちの一つであり、他にもこの計画による主なダム式発電所として奥只見ダム・田子倉ダムなどがある。また、本名ダムから上流に滝ダム・発電所、下流に上田ダム・発電所がある。2023年（令和5年）9月に只見川ダム施設群として土木学会選奨土木遺産に認定された^[1]。

本名発電所（ほんなはつでんしょ）は、本名ダム横に建設された発電所。1954年（昭和29年）8月の運用開始から現在に至るまで東北電力が所有する。また付近には本名変電所が存在する。

• 
  放流中の本名ダム

本名ダム堤体の管理橋を利用した本名橋（ほんなばし）が架かり国道252号が通っている。全長161メートル、幅員6メートル、最大支間長16メートルの9連の鋼上路単純トラス橋である^[2]。1955年（昭和30年）開通。橋の上部工の製作は日立造船が行なった。

橋の両詰がクランク状に急カーブしていて線形が悪く、左岸沿いの国道を覆うスノーシェッドは幅員が狭く老朽化も進んでいたため、2010（平成22）年度より、トンネルで線形を改良するバイパス道路（本名バイパス。全長2,680 m）が建設され^[3][4]、2022年（令和4年）1月20日に本名バイパスが開通した^[5]。

• JR東日本只見線本名駅より徒歩8分。本名駅 - 会津越川駅間の第六只見川橋梁を渡る列車車窓からも見ることができる。

• ダム
• 日本のダム - 日本のダム一覧
• 重力式コンクリートダム - 日本の重力式ダム一覧
• 電力会社管理ダム - 日本の発電用ダム一覧
• 水力発電
• 只見特定地域総合開発計画
• 湯倉橋

ウィキメディア・コモンズには、福島県のダムに関連するカテゴリがあります。

• 財団法人日本ダム協会 『ダム便覧』 本名ダム

表 話 編 歴 只見川の橋
（源流 尾瀬沼） 沼尻橋 見晴沼尻川橋 竜宮沼尻川橋 東電尾瀬橋 金泉橋 赤岩橋 小白沢橋 （奥只見ダム） 上大鳥橋 （大鳥ダム） 下大鳥橋 （田子倉ダム） 万代橋 （只見ダム） 町下橋 常盤橋 柴倉橋 五礼橋 蒲生橋 第八只見川橋梁 寄岩橋 十島橋 （滝ダム） 滝橋 田沢橋 四季彩橋 第七只見川橋梁 二本木橋 西部橋 湯倉橋 本名橋（本名ダム） 第六只見川橋梁 西谷橋 第五只見川橋梁 上井草橋 （上田ダム） 第四只見川橋梁 水沼橋 早三橋 第三只見川橋梁 （宮下ダム） 高清水橋 三島大橋 第二只見川橋梁 歳時記橋 第一只見川橋梁 麻生大橋 （柳津ダム） 飯谷大橋 瑞光寺橋 観月橋 柳津橋 藤大橋 （片門ダム） 只見川橋（磐越道） 片門橋 西羽賀橋 川井橋 （阿賀川）
カテゴリ

この項目は、ダムに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（建築CP／ダムPJ）。

• 表示
• 編集