山本崇一朗
山本 崇一朗 | |
---|---|
生誕 |
1986年5月30日(38歳) 日本・香川県小豆郡土庄町 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2012年 - |
ジャンル | 少年漫画 |
代表作 | 『からかい上手の高木さん』[1] |
受賞 | 第66回小学館漫画賞少年向け部門(『からかい上手の高木さん』) |
公式サイト | 山本崇一朗 (@udon0531) - X(旧Twitter) |
山本 崇一朗(やまもと そういちろう、1986年[2]5月30日[1] - )は、日本の漫画家[1]。香川県小豆島出身[3]。京都精華大学芸術学部卒業[4]。
経歴
[編集]片山ユキヲのアシスタントを経て、2011年の第69回小学館新人コミック大賞で佳作賞を受賞後。2012年、『ゲッサン』にて読切作品『恋文』で本格デビューを果たした。
2013年、『ゲッサン』にて『からかい上手の高木さん』を連載開始[5]。同年、『ゲッサン』にて『ふだつきのキョーコちゃん』を連載開始[6]。2016年完結[7]。
2018年、『ゲッサン』にて『くノ一ツバキの胸の内』を連載開始[8]。2019年、『週刊少年マガジン』にて『それでも歩は寄せてくる』を連載開始[9]。同年、『別冊少年チャンピオン』にて連載開始の『怪獣のトカゲ』の原案を担当[10]。
2021年に『からかい上手の高木さん』で第66回小学館漫画賞(少年向け部門)を受賞した[11]。2023年、『からかい上手の高木さん』、『それでも歩は寄せてくる』完結[12]。
2024年、『ゲッサン』にて『マネマネにちにち』を連載開始[13]。
作風
[編集]思春期の男女のもどかしく、ほのぼのとした作風[14]。『からかい上手の高木さん』の高木さんや『ふだつきのキョーコちゃん』の札月キョーコのようにひたいが広いキャラクターが多いことが特徴[15][16]。山本は自身のTwitterでひたいの広いキャラである『アイドルマスター』の水瀬伊織のイラストをしばしば投稿しており、他にも同様の姿をしている『NARUTO -ナルト-』の春野サクラ、『シャーマンキング』の恐山アンナ、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のマリベル、『AKIRA』の島鉄雄やオリジナルキャラのイラストも見受けられる[15][16]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- からかい上手の高木さん(『ゲッサン』2012年7月号 読切、『ゲッサンmini』2号〈『ゲッサン』 2013年7号 別冊付録〉 - 『ゲッサン』2023年11月号) - 単行本全20巻
- ふだつきのキョーコちゃん(『ゲッサン』2013年9月号 - 2016年7月号) - 単行本全7巻
- あしたは土曜日(『読売中高生新聞』2014年11月創刊号 - 2015年11月号) - 単行本全2巻
- くノ一ツバキの胸の内(『ゲッサン』2018年2月号[8] - 2023年6月号[17]) - 単行本全9巻
- それでも歩は寄せてくる(『週刊少年マガジン』2019年14号 - 2023年50号) - 単行本全17巻
- 怪獣のトカゲ(漫画:福地カミオ、『別冊少年チャンピオン』2019年5月号 - 2020年8月号) - 単行本全3巻
- マネマネにちにち(『ゲッサン』2024年8月号 - )
短編集
[編集]- 恋文-山本崇一朗短編集-(『ゲッサン』他で発表した短編集をまとめたもの)
- ロマンチック-山本崇一朗(裏)短編集- (未公開作品や過去の受賞作をまとめたもの)
読切
[編集]- ロマンチック(『月刊IKKI』2010年5月号)
- 恋文(『ゲッサン』2012年11月号)
- まちにまったおとなりさん(『ゲッサン』2013年2月号)
- 歩いて下校(『ゲッサンmini』1号<『ゲッサン』2013年4月号 別冊付録〉) - 後の連載作品『あしたは土曜日』の前身となる作品。
- ササに願いを★(『ヤンマガサード』vol.7 2015年6月5日<『俺の100話目!!』シリーズ>)
- 松本エーコは普通の子(『ゲッサン』2016年8月号)
- みならいウィッチ(『ゲッサン』2016年11月号)
- 怪獣のトカゲ(『週刊少年チャンピオン』2016年49号)
- 『ヤニねこ』おもしろ1pコラボ漫画[18](『週刊ヤングマガジン』2024年24号[19])
受賞作品
[編集]- 歯は上に投げるもの(第33回 イキマン 受賞[20]<『月刊IKKI』2008年9月号>)
- この夏(第59回 ちばてつや賞ヤング部門 大賞[21]<『ヤングマガジン』2号 2008年12月>)
- ボクらの友情戦記(第27回 GET THE SUN新人賞 佳作[22]<2011年9月>)
- ネコのオッサン(第69回 小学館新人コミック大賞 佳作[23]<2011年12月>)
- からかい上手の高木さん(第66回小学館漫画賞少年向け部門を受賞[24]。<2021年1月20日>)
その他
[編集]- からかい上手の高木さん 公式ファンブック: 高木さん攻略作戦!(公式ファンブック)
- からかい上手の高木さん アニメ振り返り傑作選(放送されたアニメについて詳しくまとめたもの)
- からかい上手の高木さん 山本崇一朗イラスト集
師匠
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “山本崇一朗のプロフィール”. WEBザテレビジョン. 2023年5月12日閲覧。
- ^ コマツ (2016年7月19日). “山本先生が語るキョーコちゃん&高木さん誕生秘話”. rooVeR [ルーバー]. 2016年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月12日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「ふだつきのキョーコちゃん」山本崇一朗インタビュー、ゲッサンのルーキーが描くツンデレ妹創作秘話 - コミックナタリー 特集・インタビュー”. コミックナタリー. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “芸術学部日本画専門分野卒業生 山本崇一朗さん原作「からかい上手の高木さん」がTVアニメ化”. 京都精華大学 (2017年12月22日). 2019年4月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ゲッサンルーキー集結の別冊、表紙はVANILLA FICTION”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “シスコンのヤンキーとその妹描く新連載、ゲッサンで開幕”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “毎月翻弄される?「からかい上手の高木さん」連載化!「キョーコちゃん」は完結”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ a b “くノ一ツバキの胸の内:「からかい上手の高木さん」作者の新連載スタート くノ一と高木さんが表紙で競演”. まんたんウェブ (MANTAN). (2018年1月12日) 2023年5月12日閲覧。
- ^ “詰みそうで詰まない2人の将棋ラブコメ、山本崇一朗の新連載「それでも歩は寄せてくる」”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “山本崇一朗×福地カミオ「怪獣のトカゲ」が別チャンで、珍生物と姉妹の同居コメディ”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “第66回小学館漫画賞に「デデデデ」「チェンソーマン」「ショコラの魔法」など”. コミックナタリー (2021年1月20日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “「からかい上手の高木さん」約10年の連載に幕 ジョイマン高木が西片の恋を応援”. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “「からかい上手の高木さん」山本崇一朗のゲッサン新連載は野球部マネ3人の日常”. 2024年7月12日閲覧。
- ^ “22年だけで3本もアニメ化!人気マンガ家・山本崇一朗作品の魅力 多作ぶりもすごい”. マグミクス. (2022年3月31日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “おでこ好きマンガ家がついに『AKIRA』に手を出す! 「デコさえあれば男でもいいの? 笑」と反響続出!”. おたぽる. (2017年6月24日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b ““おで娘(こ)”は好きですか?「けいおん!」律、「アイマス」伊織、「ぱにぽに」都…“おでこ”が魅力のキャラ5選”. アニメ!アニメ!. (2021年8月7日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ 「くノ一ツバキの胸の内 最終話 くノ一ツバキの胸の内」『ゲッサン』2023年6月号、小学館、2023年5月12日、137頁、ASIN B0C3F4ZQVS。
- ^ 「ヤニねこ回覧板第2号」『週刊ヤングマガジン』2024年24号、講談社、2024年5月13日、92頁。
- ^ 山本崇一朗「山本崇一朗 氏」『週刊ヤングマガジン』2024年24号、講談社、2024年5月13日、102頁。
- ^ イキマン
- ^ 第59回 ちばてつや賞 ヤング部門 発表
- ^ “第27回 新人賞結果発表!受賞作品はこちら!!! | ゲッサンWEB”. gekkansunday.net. 2023年12月5日閲覧。
- ^ 第69回 小学館新人コミック大賞 発表[リンク切れ]
- ^ “第66回小学館漫画賞に「デデデデ」「チェンソーマン」「ショコラの魔法」など”. コミックナタリー (2021年1月20日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ 『花もて語れ』を連載している『ビッグコミックスピリッツ』の巻末目次コメントで、片山が山本の連載を何度か応援し、言及している。