宇宙水爆戦
宇宙水爆戦 | |
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This Island Earth | |
監督 | ジョセフ・ニューマン |
脚本 |
フランクリン・コーエン エドワード・G・オキャラハン |
製作 | ウィリアム・アランド |
出演者 |
フェイス・ドマーグ レックス・リーズン ジェフ・モロー ラッセル・ジョンソン ランス・フラー |
音楽 | ジョセフ・ガーシェンソン |
撮影 |
クリフォード・スタイン デビッド・S・ホスリー |
編集 | ヴァージル・W・ヴォゲル |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 |
1955年6月1日 1955年12月26日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $800,000 |
『宇宙水爆戦』(うちゅうすいばくせん、This Island Earth)は1955年に製作されたアメリカ合衆国のSFホラー映画。ユニバーサル・モンスターズ作品の内の一つでもある。
ストーリー
[編集]若いが優秀な原子物理学者カル・ミーチャム博士は、差出人不明の小包を受け取り、現代科学を越えた通信装置インターロシュターを組み立てる。興味を持ったミーチャムはその指示に従い、迎えに来た無人飛行機に乗った。到着した所には、女性科学者のルース・アダムズ博士の他、優れた科学者たちが何人もいた。彼らを呼び寄せたのは、エクセターと名乗る不思議な人物である。
実はエクセターはメタルーナという惑星の科学者であった。メタルーナ星とゼイゴン星は数世紀にわたって戦争を続け、メタルーナ星は不利になりつつあった。エクセターはメタルーナの指導者の命令を受け、地球人科学者を新兵器開発に従事させようとしていたのである。感づいたミーチャムとアダムズは他の科学者たちと共に逃げ出そうとするが、2人はエクセターと部下の乗る円盤型の宇宙船に捕らえられ、なかば強引にメタルーナ星に連れて来られた。既にメタルーナ星はゼイゴン軍の水爆攻撃で廃墟と化しており、メタルーナの指導者は、自分たちは地球に移住して地球を支配するとミーチャムらに明かす。それはエクセターすら知らなかった事であった。もちろんミーチャムもアダムズも拒否したが、彼らは精神改造手術で意志を奪われそうになる。しかしエクセターの好意と機転で助けられた。指導者も戦死して、もはやこれまでと判断したエクセターはミーチャムたちを円盤に乗せ、滅亡寸前のメタルーナ星を脱出した。その背後で、メタルーナ星がゼイゴンの集中攻撃を受けて火の玉になるのが見えた。
地球への帰還途中、宇宙船内に紛れ込んだ昆虫生物ミュータントに襲われかけるという事もあったが、別れを惜しむミーチャムとアダムズを地球に送り届けた後、故郷を失ったエクセターは、炎に包まれた円盤と運命を共にするのだった。
スタッフ
[編集]- 監督:ジョセフ・ニューマン
- 原作:レイモンド・F・ジョーンズ『This Island Earth』(1952年)
- 脚本:フランクリン・コーエン、エドワード・G・オキャラハン
- 製作:ウィリアム・アランド
- 撮影:クリフォード・スタイン、デビッド・S・ホスリー
- 特殊効果:チャールズ・ベイカー、デビッド・S・ホスリー、クリフォード・スタイン
- 音楽:ジョセフ・ガーシェンソン
- 美術:アレクサンダー・ゴリッツェン、リチャード・H・リーデル
- メイクアップ:バド・ウエストモア
- ミュータント・デザイン:ミリセント・パトリック
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
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フジテレビ版 | NET版 | ||
カル・ミーチャム博士 | レックス・リーズン | 仲村秀生 | 金内吉男 |
ルース・アダムズ博士 | フェイス・ドマーグ | 池田昌子 | 武藤礼子 |
メタルーナ人エクセター | ジェフ・モロー | 久松保夫 | |
ブラック | ランス・フラー | 市川治 | |
スティーヴ・カールソン | ラッセル・ジョンソン | 川久保潔 | |
ジョー・ウィルソン | ロバート・ニコルス | 宗近晴見 | |
メタルーナの指導者 | ダグラス・スペンサー | 大木民夫 | 大平透 |
エンゲンボルグ | カール・ルドヴィヒ・リンド | 細井重之 | |
不明 その他 |
藤本譲 石森達幸 糸博 寺島幹夫 高村章子 |
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演出 | 山田悦司 | ||
翻訳 | 山田実 | ||
効果 | |||
調整 | |||
制作 | グロービジョン | ||
解説 | |||
初回放送 | 1975年10月24日 『ゴールデン洋画劇場』 21:00-22:54 |
1969年10月11日 『土曜映画劇場』 |
※フジテレビ版がDVD収録