[go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

塩田千春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塩田千春
国籍 日本の旗 日本
公式サイト www.chiharu-shiota.com
テンプレートを表示

塩田 千春(しおた ちはる、1972年-)は、ベルリン在住の現代美術家大阪府岸和田市出身[1][2]2010年度より京都精華大学客員教授[3][4]

経歴

[編集]

大阪府立港南高等学校(現・大阪府立港南造形高等学校[5][6]、京都精華大学美術学部(現・芸術学部洋画科卒業。同大学在学中の1993年からオーストラリア国立大学(ANU)キャンベラスクールオブアートに交換留学生として留学[7]。1年間の留学中にはすでに、《一本の線》という並行線のみの大規模なドローイングや、空間に「絵を描くように」糸を張った作品も制作していた[8]

1996年、ハンブルク美術大学(HfbK)に入学。1997年から99年まで、ブラウンシュバイク美術大学(HBK)にてマリーナ・アブラモヴィッチに師事。1999年から2003年までベルリン芸術大学(UDK)にてレベッカ・ホーンに師事する[7]

2000年より現在まで、世界各地で個展を行うほか国際展にも多数参加している。また、オペラなどの舞台美術も多数手掛けている。

2008年には、平成19年度 芸術選奨新人賞、平成19年度咲くやこの花賞美術部門受賞。

2015年には第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で日本代表に選出され「掌の鍵」を日本館で展示した[9]

2018年は第4回水と土の芸術祭2018に「どこへ向かって」を出品[10]

2019年6月、25年間の活動を振り返る大規模個展「塩田千春展:魂がふるえる」が森美術館で開催された[11]

脚注

[編集]
  1. ^ “塩田千春 全てを包む永遠なる糸 出身地の大阪・岸和田で個展” (jp). Mainichi Daily News. (2020年2月26日). https://mainichi.jp/articles/20200226/ddf/012/040/004000c 2021年1月31日閲覧。 
  2. ^ 地元・岸和田の小学生と合作、アーティスト・塩田千春の個展 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2020年2月19日). 2021年1月31日閲覧。
  3. ^ 2010年度新任教員12名が就任します”. 京都精華大学 (2010年3月23日). 2012年9月8日閲覧。
  4. ^ 芸術学部 造形学科。 塩田 千春”. 京都精華大学. 2012年9月8日閲覧。
  5. ^ Knzk, 投稿者: (2016年9月6日). “世界的美術家・塩田千春氏(港南高校出身)来校!”. 大阪府立港南造形高等学校. 2021年1月31日閲覧。
  6. ^ 大阪府立港南造形高等学校(旧 港南高等学校)同窓会「蒼風会」WEBサイト » 卒業生便り » この学校に行かなかったら今の私はなかったと思う。塩田千春(美術科5期)”. www.web-dousoukai.com. 2021年1月31日閲覧。
  7. ^ a b 塩田千春展 -When Mind Become From-”. www.kyoto-seika.ac.jp. 2021年1月31日閲覧。
  8. ^ 六本木ヒルズ・塩田千春展:魂がふるえる”. www.mori.art.museum. 2021年1月31日閲覧。
  9. ^ 第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館”. The Japan Foundation. 2015年12月10日閲覧。
  10. ^ 新潟の歴史と現代の表現を五感で楽しむ。「水と土の芸術祭2018」が開幕”. 美術手帖. 2021年2月10日閲覧。
  11. ^ 塩田千春が癌との闘いを経て見せるもの。森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」のここに注目”. 美術手帖. 2021年1月31日閲覧。

外部リンク

[編集]