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大衡村

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

おおひらむら ウィキデータを編集
大衡村
大衡村旗 大衡村章
1968年9月1日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
黒川郡
市町村コード 04424-5
法人番号 5000020044245 ウィキデータを編集
面積 60.32km2
総人口 5,492[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 91人/km2
隣接自治体 大崎市黒川郡大和町大郷町加美郡色麻町
村の木 アカマツ
村の花 キキョウ
村の鳥 キジ
大衡村役場
村長 小川ひろみ
所在地 981-3692
宮城県黒川郡大衡村大衡字平林62番地
北緯38度28分02秒 東経140度52分47秒 / 北緯38.46725度 東経140.87978度 / 38.46725; 140.87978座標: 北緯38度28分02秒 東経140度52分47秒 / 北緯38.46725度 東経140.87978度 / 38.46725; 140.87978
外部リンク 公式ウェブサイト

大衡村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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大衡城跡公園
大衡城跡より南西を望む。奥の山は大和町の七ツ森

大衡村(おおひらむら)は、宮城県中部、黒川郡に位置する。県下唯一の村である[1]

地理

宮城県のほぼ中央に位置する村で、県庁所在地仙台市からの距離は約30キロメートル[1]仙台都市圏も参照)。地形的には、なだらかな丘陵地が村の大部分を占める。

なお、村内には隣接する色麻町大和町とまたがって王城寺原演習場(4,651ha)がある[2]1881年明治14年)から旧陸軍が使用し、1945年(昭和20年)に米軍に接収された後、1958年(昭和33年)に返還された[2]

気候

周辺の大和町や富谷市、色麻町と同様に、寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。冬季は放射冷却により、-10℃を下回る冷え込みが観測ことがある。また、アメダスには積雪計が設置されていないため、正確な積雪状況の把握ができないが、日本海側の雪雲による影響を受けやすく、1月の降水量平年値(アメダス)では60.5mmとなっており、県内の平野部としては特に多い。

大衡(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 14.8
(58.6)
20.2
(68.4)
24.5
(76.1)
30.3
(86.5)
34.2
(93.6)
34.2
(93.6)
36.7
(98.1)
37.1
(98.8)
36.8
(98.2)
28.7
(83.7)
23.8
(74.8)
21.6
(70.9)
37.1
(98.8)
平均最高気温 °C°F 4.2
(39.6)
5.3
(41.5)
9.4
(48.9)
15.9
(60.6)
21.0
(69.8)
24.0
(75.2)
27.1
(80.8)
28.6
(83.5)
24.9
(76.8)
19.3
(66.7)
13.2
(55.8)
7.0
(44.6)
16.7
(62.1)
日平均気温 °C°F 0.2
(32.4)
0.7
(33.3)
3.9
(39)
9.4
(48.9)
14.8
(58.6)
18.7
(65.7)
22.2
(72)
23.5
(74.3)
19.8
(67.6)
13.8
(56.8)
7.6
(45.7)
2.5
(36.5)
11.4
(52.5)
平均最低気温 °C°F −3.6
(25.5)
−3.5
(25.7)
−1.2
(29.8)
3.3
(37.9)
9.3
(48.7)
14.4
(57.9)
18.8
(65.8)
20.0
(68)
15.8
(60.4)
8.8
(47.8)
2.4
(36.3)
−1.5
(29.3)
6.9
(44.4)
最低気温記録 °C°F −13.8
(7.2)
−14.6
(5.7)
−11.3
(11.7)
−5.3
(22.5)
0.1
(32.2)
5.1
(41.2)
10.3
(50.5)
11.0
(51.8)
4.4
(39.9)
−1.9
(28.6)
−6.0
(21.2)
−13.7
(7.3)
−14.6
(5.7)
降水量 mm (inch) 60.5
(2.382)
44.7
(1.76)
79.6
(3.134)
88.4
(3.48)
110.2
(4.339)
135.3
(5.327)
186.2
(7.331)
153.0
(6.024)
181.2
(7.134)
143.9
(5.665)
67.4
(2.654)
65.2
(2.567)
1,315.4
(51.787)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 10.5 8.4 9.1 8.9 9.7 11.3 14.7 12.3 12.2 9.7 8.9 10.4 126.1
平均月間日照時間 125.7 147.3 174.6 190.2 188.0 138.2 122.4 133.2 121.1 139.0 128.2 108.8 1,724.8
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[3]

歴史

行政

地域

人口

大衡村と全国の年齢別人口分布(2005年) 大衡村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大衡村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大衡村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 5,028人
1975年(昭和50年) 5,047人
1980年(昭和55年) 5,200人
1985年(昭和60年) 5,548人
1990年(平成2年) 5,885人
1995年(平成7年) 6,028人
2000年(平成12年) 5,992人
2005年(平成17年) 5,607人
2010年(平成22年) 5,334人
2015年(平成27年) 5,703人
2020年(令和2年) 5,849人
総務省統計局 国勢調査より

健康

教育

交通

鉄道

バス

道路

経済

産業

工業

セントラル自動車が当村域の第二仙台北部中核工業団地内に、本社並びに工場を移転。2011年1月、操業開始。また、トヨタ紡織が関東シート製作所(本社:岩手県北上市)を子会社化の上(トヨタ紡織東北と社名変更)、トヨタ紡織東北が同工業団地に宮城工場を建設・2011年1月、操業開始。2012年7月1日付で、セントラル自動車を始め関東自動車工業トヨタ自動車東北のトヨタ自動車傘下3社が経営統合する新会社トヨタ自動車東日本(関自工が、セントラルとトヨタ東北を吸収合併して商号変更の上で発足)発足、本社が大衡村に置かれた。トヨタグループ小型車の一大生産拠点となり、「企業城下町」となっている[1]。また、同地には台湾の大手半導体メーカーであるPSMCが進出する予定で更なる発展に期待がかかる。

郵便局

2021年3月8日に大衡村役場前郵便局が開局するまでは、大衡村は全国で唯一直営の郵便局がない自治体であった[13][14]。大衡村内の集配業務は吉岡郵便局が行っている。

  • 大衡村役場前郵便局
  • 大衡簡易郵便局
  • 駒場簡易郵便局

金融機関

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

イベント

出身有名人

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c 宮城・大衡村、「トヨタ」以外でも人口増 育児支援手厚く日本経済新聞』電子版2020年2月15日(2020年2月18日閲覧)
  2. ^ a b 宮城県王城寺原補償工事事務所の事業概要 宮城県
  3. ^ 大衡 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年9月24日閲覧。
  4. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、85頁。ISBN 9784816922749 
  5. ^ 宮城県. “昭和万葉の森”. 2015年3月17日閲覧。
  6. ^ 大衡小学校ニッセイ緑の財団 学校フォーラム(2020年2月18日閲覧)
  7. ^ 校長室だより
  8. ^ 記事名・掲載日不明[リンク切れ]『日刊建設新聞』
  9. ^ 大衡村[リンク切れ]
  10. ^ 村長室 - 大衡村公式ホームページ”. www.village.ohira.miyagi.jp (2023年4月26日). 2023年4月26日閲覧。
  11. ^ 日本経済新聞社『日経グローカル』 (2010年10月4日). “自治体維新”. 2015年3月16日閲覧。
  12. ^ 宮城・大衡:「セクハラ」提訴の跡部村長が辞職申し出[リンク切れ]毎日新聞』2015年3月19日閲覧
  13. ^ 開局:大衡村役場前郵便局(宮城県)』(プレスリリース)日本郵便株式会社、2021年2月3日https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/storeinformation/detail/index.php?id=48002021年3月8日閲覧 
  14. ^ 大衡村役場前郵便局(宮城県)の開局』(PDF)(プレスリリース)日本郵便株式会社東北支社、2021年2月18日https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2021/02_tohoku/0218_01_01.pdf2021年3月8日閲覧 
  15. ^ 大衡村ふるさと美術館 日本観光振興協会(2020年2月18日閲覧)

参考文献

関連項目

外部リンク