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大西雅雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大西 雅雄

大西 雅雄(おおにし まさお、1897年明治30年)7月24日[1] - 1994年平成6年)3月9日[1])は、大正から平成時代の言語学者音声学者。別名に大星 雅光[1]

経歴・人物

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兵庫県多紀郡城南村野中(現・兵庫県丹波篠山市野中)出身[2]

1912年(明治45年)篠山高等小学校卒業後、三菱造船所に入社[2]。勤務の傍ら夜学に通い英語を習得し、英文印刷職工に転じ、ついでキリスト教青年会給仕書記を務める[2]。その間、小学校教員検定試験を受け、1917年(大正6年)上京し、中学4年に編入する[2]

1922年(大正11年)東京外国語学校(現・東京外国語大学)を、さらに駒澤大学人文学部を卒業し、上智大学教授となる[2]。ついで日本女子高等学院(現・昭和女子大学)教授、法政大学教授、駒沢大学教授、日本音声学会会長、日本言語科学研究所長などを歴任した[1]。ほかエディンバラ大学音声学科を卒業した[1]。日本音声学会名誉会長[1]1949年(昭和24年)文学博士[1]。墓所は多磨霊園

著作

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単著
  • 『英語発音教本』開拓社、1928年。
  • 『英語入門副教本』曙社、1929年。
  • 『英語発音五時間講義』大学書林、1931年。
  • 『国語の発音 : 応用音声学』大学書林、1931年。
  • 『雨山先生遺稿』古川岩太郎、1932年。
  • 『英語発音明解』開拓社、1933年。
  • 『音声学史』明治書院、1934年。
  • 『朗読の原理 : 教育的言語学序説』不老閣、1937年。
  • 『国語音声学教科書』文学社、1938年。
  • 『明解英語音声学』開拓社、1939年。
  • 『英語発音明解』開拓社、1939年。
  • 『朗読学 : 教育的言語学序説』修文館、1940年。
  • 『日本基本漢字』三省堂、1942年。
  • 『国語科学論考』東京修文館、1943年。
  • 『正しい発音 : 日本標準音声教本』広文堂書店、1943年。
  • 『英語發音の研究』旺文社、1948年。
  • 『教育音声学』文学社、1948年。
  • 『音声学論考』篠崎書林、1952年。
  • 『英語發音五時間』大学書林、1955年。
  • 『国語音声教本』広文堂、1955年。
  • 『大学入試英語発音問題の解明』旺文社、1957年。
  • 『放送ことば 第2 (ニュース・天気予報篇)』東京堂、1957年。
  • 大星雅光『秋晴れ : 私選詩歌集』黒潮社、1961年。
共編著
  • 神保格『国語の標準発音』三省堂、1933年。
  • 『文学社叢書 第1』文学社、1936年。
  • 大伏肇『放送ことば 第1 (コマーシャルメッセージ篇)』東京堂、1957年。
  • 大伏肇『放送ことば 第3』東京堂、1957年。

受賞

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  • 1969年(昭和44年) - 日本アカデミヤ賞

栄典

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勲章等

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 20世紀日本人名事典(日外アソシエーツ)『大西 雅雄』 - コトバンク
  2. ^ a b c d e 篠山新聞社 1933, 61頁.

参考文献

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