半蔵門駅
半蔵門駅 | |
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4番出入口(2017年5月) | |
はんぞうもん Hanzomon | |
◄Z 04 永田町 (1.0 km) (1.6 km) 九段下 Z 06► | |
所在地 | 東京都千代田区麹町一丁目6 |
駅番号 | Z05 |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●半蔵門線 |
キロ程 | 5.1 km(渋谷起点) |
電報略号 | ハン |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]71,847人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1982年(昭和57年)12月9日 |
半蔵門駅(はんぞうもんえき)は、東京都千代田区麹町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線の駅である。駅番号はZ 05。
半蔵門線唯一の単独駅である[1]。
駅名の半蔵門とはかつて存在した同名の江戸城の城門(江戸城三十六見附の一つ)に由来している。
歴史
[編集]- 1982年(昭和57年)12月9日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)半蔵門線が永田町駅から延伸された際の終着駅として開業。
- 1989年(平成元年)1月26日:半蔵門線が三越前駅まで延伸され、中間駅となる[2]。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[3]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[4]。
- 2018年(平成27年)9月13日:発車メロディを導入[5]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅である。コンコースおよび改札階は地下2階、ホーム階が地下3階にそれぞれ位置し、エレベーター・エスカレーターが設置されている。改札口は3か所あり、うち1か所はエレベーター利用の際の専用改札となっている[6]。ホームの駅名標周りには、国立劇場の定式幕(緞帳)をイメージした緑色・柿しぶ色・黒色のデザインパネルを配置している[7][8]。半蔵門方面改札の改札内には歌舞伎の鏡獅子壁画レリーフを、改札外には半蔵門付近の地上風景をイメージした壁画レリーフを配置した[7][8]。
1982年(昭和57年)12月の開業当初、2番線は降車専用ホームであった[9]。押上方には引き上げ線1線(折り返し用)と開業前の本線2線が留置線として運用された[10]。この開業に伴い、青山一丁目 - 永田町間で実施されていた変則な単線運転は解消された[9][10]。この引き上げ線は現在も残されており[11]、現行ダイヤでは朝ラッシュ時に渋谷駅方面からの列車の1本が当駅で折り返す。また、夜間にも引き上げ線に留置される車両がある(回送入庫、翌朝の当駅始発の押上行きとなる)。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[12] |
---|---|---|
1 | 半蔵門線 | 渋谷・長津田・中央林間方面 |
2 | 押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
- 平日朝ラッシュ時、田園都市線からの東急5000系の6ドア車両は、当駅までは座席を収納しての運行を行っていた。
-
番町方面改札(2018年9月)
-
半蔵門方面改札(2018年9月)
-
ホーム(2022年9月)
-
改札内壁画レリーフ(2022年2月)
-
改札外壁画レリーフ(2022年2月)
発車メロディ
[編集]2018年(平成30年)9月13日に、従来のブザーに代わり発車メロディ(発車サイン音)が導入された[5]。国立劇場の最寄り駅であることにちなみ、1番線では歌舞伎の黒御簾音楽の「てんつつ」、2番線では人形浄瑠璃文楽の「寿式三番叟」をアレンジしたものを使用している[5]。メロディはいずれもスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた[5][13]。日本芸術文化振興会の監修により、和楽器音源とシンセサイザー音をミックスしたメロディが制作されている[5]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は71,847人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中53位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)33,619 | [東京都統計 1] | |
1991年(平成 | 3年)34,333 | [東京都統計 2] | |
1992年(平成 | 4年)34,392 | [東京都統計 3] | |
1993年(平成 | 5年)32,858 | [東京都統計 4] | |
1994年(平成 | 6年)32,608 | [東京都統計 5] | |
1995年(平成 | 7年)33,525 | [東京都統計 6] | |
1996年(平成 | 8年)34,375 | [東京都統計 7] | |
1997年(平成 | 9年)34,753 | [東京都統計 8] | |
1998年(平成10年) | 35,367 | [東京都統計 9] | |
1999年(平成11年) | 34,574 | [東京都統計 10] | |
2000年(平成12年) | 34,732 | [東京都統計 11] | |
2001年(平成13年) | 35,841 | [東京都統計 12] | |
2002年(平成14年) | 73,270 | 35,359 | [17][東京都統計 13] |
2003年(平成15年) | [17]76,693 | 36,552 | [東京都統計 14] |
2004年(平成16年) | 74,105 | 36,970 | [東京都統計 15] |
2005年(平成17年) | 75,033 | 37,414 | [東京都統計 16] |
2006年(平成18年) | 77,667 | 38,962 | [東京都統計 17] |
2007年(平成19年) | 80,605 | 40,380 | [東京都統計 18] |
2008年(平成20年) | 78,063 | 38,866 | [東京都統計 19] |
2009年(平成21年) | 76,269 | 37,975 | [東京都統計 20] |
2010年(平成22年) | 74,029 | 36,904 | [東京都統計 21] |
2011年(平成23年) | 71,882 | 35,882 | [東京都統計 22] |
2012年(平成24年) | 76,411 | 37,994 | [東京都統計 23] |
2013年(平成25年) | 80,457 | 40,096 | [東京都統計 24] |
2014年(平成26年) | 83,266 | 41,408 | [東京都統計 25] |
2015年(平成27年) | 85,769 | 42,667 | [東京都統計 26] |
2016年(平成28年) | 85,648 | 42,584 | [東京都統計 27] |
2017年(平成29年) | 89,961 | 44,816 | [東京都統計 28] |
2018年(平成30年) | 92,264 | 45,937 | [東京都統計 29] |
2019年(令和元年) | 91,881 | 45,784 | [東京都統計 30] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]54,757 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]56,541 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]66,059 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]71,847 |
駅周辺
[編集]- 皇居
- 駐日英国大使館
- 駐日アイルランド大使館
- 駐日ローマ法王庁大使館 - バチカン市国の大使館
- 駐日パラグアイ大使館
- 国立劇場
- 国立演芸場
- 最高裁判所
- 警視庁 麹町警察署
- 東京消防庁 麹町消防署
- 千代田区立麹町小学校・幼稚園
- 千代田区役所 麹町出張所・麹町区民館
- 千代田区立四番町図書館
- いきいきプラザ一番町
- 日本学術振興会
- 全国町村議員会館
- 半蔵門駅前郵便局
- 千代田一番町郵便局
- ダイヤモンドホテル
- TOKYO FM本社
- JFNセンター
- ジャパンエフエムネットワーク (JFNC) 本社
- 株式会社日本総合研究所東京本社
- ONE FOUR TWO by TOJO(旧・東條インペリアルパレス)
- TOKYO MX本社(半蔵門メディアセンター)
- JCII一番町ビル
- ぶんか社
- ホテルモントレ半蔵門
- ホテル グランドアーク半蔵門
- ココスナカムラ 麹町店
- 国道20号(新宿通り・麹町大通り・内堀通り)
- 東京都道401号麹町竹平線(内堀通り)
- 麹町駅(東京メトロ有楽町線)
バス路線
[編集]最寄りバス停留所は新宿通り上にある半蔵門バス停、および4番出口付近に位置するジロール麹町入口(半蔵門駅)バス停となる。以下の路線バスが乗り入れ、東京都交通局と日立自動車交通により運行されている。
- 半蔵門
- ジロール麹町入口(半蔵門駅)
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “半蔵門線”. 東京地下鉄. 2023年1月30日閲覧。
- ^ 「営団地下鉄にニューフェース 半蔵門線きょう延長開業」『交通新聞』交通新聞社、1989年1月26日、3面。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b c d e 『半蔵門線に初めて発車メロディを導入します 半蔵門駅、三越前駅にはその駅にゆかりのある曲を採用』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2018年9月6日。オリジナルの2018年9月13日時点におけるアーカイブ 。2020年3月20日閲覧。
- ^ 半蔵門駅構内図 - 東京地下鉄
- ^ a b 東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)、pp.589 - 590。
- ^ a b 東京地下鉄『パンフレットで読み解く 東京メトロ 建設と開業の歴史』実業之日本社、2014年3月28日、180頁。ISBN 978-4-408-11060-8。
- ^ a b 交友社『鉄道ファン』1983年3月号「営団地下鉄半蔵門線永田町 - 半蔵門間開業」pp.58 - 59。
- ^ a b 日本鉄道運転協会『運転協会誌』1983年2月号「永田町 - 半蔵門間の開通・営団半蔵門線」pp.54 - 55。
- ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』 66巻、12号、電気車研究会、2016年12月10日、巻末頁。ISSN 0040-4047。
- ^ “半蔵門駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年9月10日). 2021年3月31日閲覧。
- ^ 行政基礎資料集 - 千代田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 瀬ノ上清二「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』 55巻、3号、電気車研究会、2005年3月10日、31頁。ISSN 0040-4047。
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]- 『東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)』帝都高速度交通営団、1999年3月31日 。