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函館空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
函館空港
Hakodate Airport

地図
IATA: HKD - ICAO: RJCH
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 北海道函館市
母都市 函館市
種類 商業
運営者 北海道エアポート[1]
運用時間 7:30 - 20:30[2]
敷地面積 164[2] ha
標高 34.1[2] m
座標 北緯41度46分12秒 東経140度49分19秒 / 北緯41.77000度 東経140.82194度 / 41.77000; 140.82194座標: 北緯41度46分12秒 東経140度49分19秒 / 北緯41.77000度 東経140.82194度 / 41.77000; 140.82194
公式サイト 函館空港
地図
函館空港の位置
函館空港の位置
HKD
函館空港の位置
函館空港の位置
HKD
函館空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
12/30 I 3,000×45 舗装
統計(2022年度)
旅客数 1,375,936人
貨物取扱量 3,308t
リスト
空港の一覧
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函館空港(はこだてくうこう、: Hakodate Airport)は、北海道函館市にある空港空港法に基づく国管理空港で、国土交通大臣が設置・管理する。

概要

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道南政治経済文化の中心地であり観光資源にも恵まれた函館市の中心部から約9 km(バスで約20分)東方の海岸沿いの丘陵に位置している。函館の奥座敷である湯の川温泉からはわずかに4.5 kmの利便性の高い空港である。また函館空港は北海道最南端の空港でもある。海上保安庁函館航空基地を併設する。

滑走路は12/30方向に3000 mであり、冬季の大型ジェット機の着陸にも十分な滑走路長を持っている。滑走路全体に渡り、平行誘導路を有する。計器着陸装置(ILS)は滑走路12にカテゴリIが設置されている。

統計

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利用者数

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元のウィキデータクエリを参照してください.

空港施設や乗降客数・貨物取扱量とも新千歳空港に次いで北海道第2の規模を持つ。年間利用客数は、国内1,524,764人、国際161,983人(2014年度)[3]

歴史

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上空からの函館空港
函館空港の空中写真(2011年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
函館空港の空中写真。1976年撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

施設

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空港ターミナルビルは、滑走路北側に国内線ターミナルビルと国際線ターミナルビルが隣接して配置されている。現在の国内線ターミナルビルは2005年6月に竣工、全館の供用開始[9]。北海道エアポート(旧・函館空港ビルデング株式会社)により運営されている。地上3階建て。ボーディングブリッジは国内線用に3基、国際線用に1基の計4基を備える。

  • 国内線ターミナル
    • 1階 - 航空会社カウンター、到着ロビー
    • 2階 - 出発ロビー、搭乗待合室、国内線ビジネスラウンジ(カードラウンジ
    • 3階 - 送迎デッキ、展望レストラン、国内線レセプションルーム
  • 国際線ターミナル
    • 1階 - 航空会社カウンター、出発ロビー、到着ロビー
    • 2階 - 搭乗待合室、国際線レセプションルーム
    • 管制塔
  • 空港監視レーダー

2020年より民営化運営を担う北海道エアポートは道南・東北方面への広域送客を目的とした「広域ゲートウェイ」型空港として、国際線旅客施設の5倍拡張・「レトロモダン」をコンセプトとした改装・回遊型商業施設の配置・保安検査場の拡張や性能向上等を計画している[12]

国内線出発ロビー3階では、空港敷地内から出土した考古資料が展示されている[13]

就航路線

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函館空港を離陸する、全日本空輸の函館発東京行きNH556便。機材はボーイング787-8(JA821A)。

国内線

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航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)

航空会社就航地
日本航空 (JAL) [14] 東京/羽田大阪/伊丹札幌/丘珠奥尻
全日本空輸 (ANA) [15] 東京/羽田、大阪/伊丹、名古屋/中部(季節運航)、札幌/新千歳
AIRDO (ADO) ・ 全日本空輸 (ANA) 東京/羽田、名古屋/中部
(函館空港発)2022年度就航路線別旅客数/順位 [16]
行き先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約93万人 上位23位

国際線

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航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)

航空会社就航地
中華民国の旗スターラックス航空(JX) 台北/桃園
中華民国の旗タイガーエア台湾(IT) 台北/桃園
香港の旗香港航空(HX) 香港(季節運航)

廃止された路線

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アクセス

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函館市中心部(函館駅)まで約9 km、五稜郭まで約8 km。

路面電車の延伸要望

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函館市企業局交通部が運営する路面電車(函館市電)の延伸乗り入れ要望が函館市民からあるが、実現には至っていない[39]函館市企業局交通部#路線見直しを参照。

事件事故

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脚注

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出典

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  1. ^ a b “道内空港民営化完了 5空港 1日から一体運営に”. 北海道新聞. (2021年3月1日). オリジナルの2021年2月28日時点におけるアーカイブ。. https://archive.vn/ddqvT 2021年3月1日閲覧。 
  2. ^ a b c 函館空港”. 空港のプロフィール. 国土交通省東京航空局. 2018年6月10日閲覧。
  3. ^ 管内空港の利用状況概況集計表(平成26年度速報値)』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東京航空局https://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/statistics/pdf/riyou_h25nendo.pdf 
  4. ^ a b “ソ連ミグ25戦闘機のベレンコ中尉 米国亡命の途中、函館着陸 “燃料切れ”を理由に 道警函本 動機など取り調べ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1976年9月7日)
  5. ^ a b “ユジノ結び就航5周年 函館空港で記念行事”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年4月5日)
  6. ^ a b “全日空機ハイジャック救出 暁の急襲 万歳と歓声 静寂の中、赤ん坊の泣き声 足音…「犯人どこだ」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1995年6月22日)
  7. ^ “函館空港の3000メートル滑走路 一番機が離陸”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年3月25日)
  8. ^ “函館空港新ビル開業”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年12月18日)
  9. ^ a b “函館空港新ターミナルビルオープン 道南の“顔” 明るく広々”. 北海道新聞. (2005年6月3日) 
  10. ^ 北海道内の7空港、民営化スタート”. 日本経済新聞. 日本経済新聞 (2020年1月15日). 2020年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月23日閲覧。
  11. ^ 合併公告 - 北海道エアポート・2022年2月21日
  12. ^ 北海道内7空港特定運営事業等の優先交渉権者選定に係る客観的評価結果等の公表について 資料2 提案概要(北海道エアポートグループ) - 国土交通省
  13. ^ 函館空港国内線旅客ターミナルビルに遺跡群資料展示コーナー
  14. ^ ジェイエア北海道エアシステムの機材・乗務員による運航便を含む
  15. ^ ANAウイングスの機材・乗務員による運航便を含む
  16. ^ 航空輸送統計年報の概要 令和 4 年度(2022 年度)分”. 2023年9月26日閲覧。
  17. ^ “エアトランセ 女満別へ就航 HAC、函館-奥尻も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年4月1日)
  18. ^ “エアトランセ 乗り合い便などに転換 利用客の反応 未知数 帯広、女満別 事務所縮小へ 苦境打開狙う”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年3月7日)
  19. ^ “チャーターなどで運航再開のエアトランセ 利用客確保が課題 初日は4便30人 出発時刻周知に難点”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年3月15日)
  20. ^ “HACトライアングル実現 函館-釧路線が就航”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年7月1日)
  21. ^ “エアトランセ離陸 函館-帯広に第1便”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年3月14日)
  22. ^ “エアトランセ新千歳-帯広線冬季運休 再開「現状では困難」 社長会見 帯広の利便性に難点”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年9月30日)
  23. ^ “HAC函館―三沢線就航 ビジネス、観光促進期待 わずか30分 搭乗率向上が課題”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2013年8月2日)
  24. ^ 北海道エアシステム、4月26日から三沢/函館線の運航を再開 FlyTeam 2014年4月7日付
  25. ^ “HAC初の道外路線 函館-仙台第1便出発”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2001年11月1日)
  26. ^ “経済レーダー 快調に“飛行”函館-山形線 新規就航の季節運航便 東北観光 意外な健闘 道内旅行も新たな可能性”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年6月11日)
  27. ^ “函館-庄内ひとっ飛び 就航初便祝う”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1997年5月1日)
  28. ^ “きのう今日あす 地方版から”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1994年4月23日)
  29. ^ a b ANAグループの年表 - 全日本空輸
  30. ^ “函館-富山に季節便 中日本エアライン”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1996年7月9日) 
  31. ^ JAL’s History 1991年 - 日本航空
  32. ^ “ソウル線就航1カ月 搭乗率は目標下回る 函館のPR強化課題 韓国人客 札幌、青森へ流れる”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年7月4日)
  33. ^ 中国国際航空、7月から函館/北京線に就航 FlyTeam (2015年3月30日)
  34. ^ 中国国際航空、函館/北京線を運休 5月2日の運航が最終便 FlyTeam 2016年4月22日付
  35. ^ 中国東方航空、10月27日から函館/杭州線の定期便を開設 週2便 FlyTeam (2015年9月11日)
  36. ^ 中国東方航空、函館/杭州線を欠航へ 5月21日から10月末まで FlyTeam 2016年4月25日付
  37. ^ 奥凱航空、函館〜西安線に就航 12月23日から週1便 Traicy (2016年11月13日)
  38. ^ オッケー航空、函館〜西安線を運休 就航から1ヶ月経たずに決定 Traicy 2017年1月13日付
  39. ^ 第1回函館市交通事業経営計画検討会議会議録[リンク切れ] 函館市交通局 2013年4月5日閲覧
  40. ^ “東亜国内航空機が遭難 乗客、乗員68人”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1971年7月4日)
  41. ^ “ばんだい号 横津岳(七飯)で発見 散乱する機体”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1971年7月5日)
  42. ^ “全日空ハイジャック 千歳-仙台”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1977年3月18日)

関連項目

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外部リンク

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