佐原駅
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佐原駅 | |
---|---|
駅舎(2021年3月) | |
さわら Sawara | |
◄大戸 (3.9 km) (3.6 km) 香取► | |
所在地 | 千葉県香取市佐原イ74 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■成田線 (■鹿島線直通含む) |
キロ程 |
40.0 km(佐倉起点) 千葉から56.1 km |
電報略号 | サラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]2,721人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)2月3日[1] |
備考 |
佐原駅(さわらえき)は、千葉県香取市佐原イにある、東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線の駅である。運転系統上は鹿島線の列車も当駅に乗入れ、実際は2路線3方向の列車が発着している。なお、鹿島線は東隣香取駅が線路名称上の起点である。
歴史
[編集]- 1898年(明治31年)2月3日:成田鉄道(初代)の駅として開設[1]。旅客・貨物取扱[3]。
- 1920年(大正9年)9月1日:成田鉄道が買収され、国有鉄道の駅となる[1]。
- 1931年(昭和6年)11月10日:当駅 - 笹川間延伸開業[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 2007年(平成19年):「ちばディスティネーションキャンペーン」に併せて駅舎をリニューアル[4]。
- 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[5]。東京近郊区間に組み込まれる[5]。自動改札機の使用を開始。
- 2011年(平成23年)6月:2代目駅舎供用開始[6]。
- 2015年(平成27年)9月:佐原駅前広場の整備が完了し、駅周辺に分散していたバス停が駅前に集約された。
- 2023年(令和5年)
-
旧駅舎(2003年3月)
-
整備中の駅舎(2011年2月)
駅構造
[編集]駅舎に面した単式ホーム1面1線(1番線)、島式ホーム1面2線(2・3番線)並びに単式ホームの南西側香取方を切欠いた切欠きホーム1線(0番線)の計2面4線を有する地上駅である。それぞれのホームは跨線橋で連絡している。
成田統括センターの直営駅であり、管理駅として成田線大戸駅 - 下総橘駅間の各駅と鹿島線十二橋駅を管理している。自動券売機[2]、多機能券売機[2]、話せる指定席券売機[2]、Suica対応自動改札機が設置されている。
駅南側に、2011年2月から供用開始した駅舎があり、駅舎内にNewDaysや観光交流センターなどがある。2015年に完成した駅前広場を含めて、佐原の町並みをイメージして和風でまとめられている。駅北側に改札は無いが、南側の駅前広場と跨線歩道橋で行き来出来る。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | ■鹿島線 | 下り | 潮来・鹿島神宮方面[8] | 当駅始発のみ |
1・2・3 | ||||
■成田線 | 上り | 成田・千葉・東京方面[8] | ||
下り | 笹川・松岸・銚子方面[8] |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 列車交換が無い時は、基本的に1番線を使用する。
- 停車列車同士が行違う時、下りは2・3番線、上りは1番線を通る。
- 停車列車と通過列車が行違う時、通過列車は1番線、停車列車は2・3番線を通る。
- 0番線は成田方面が行止まりとなっており、原則として鹿島線折返し列車が使用する。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 銚子・鹿島神宮方面着発 | 千葉方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 4両分 | 到着・出発可 | 不可 | ||
1 | 11両分 | 到着・出発可 | 上下主本線 | ||
2 | |||||
3 |
- 1線スルー構造となっており、主本線を発着する場合は通過が可能[9]。
- 夜間、1・3番線に普通列車が留置される。0番線にも留置される場合がある。
- 貨物列車行違いのため、1・2番線の線路有効長はかなり長い。
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は2,721人である[JR 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)5,016 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)5,083 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)5,211 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)5,127 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)5,030 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)4,846 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)4,783 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)4,517 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 4,223 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 4,137 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]3,974 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]3,884 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]3,704 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]3,516 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]3,285 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]3,211 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]3,197 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]3,172 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]3,186 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]3,119 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]3,060 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]3,071 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]3,117 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]3,108 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]3,056 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]3,126 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]3,133 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]3,127 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]3,195 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]3,090 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]2,301 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]2,474 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]2,620 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]2,721 |
駅周辺
[編集]→「佐原の町並み」も参照
当駅は佐原市街地の北端に位置する。駅舎前(南側)に駅前広場があり、駅前広場付近と北口にバスのりばがある。なお、当市には市名を冠した香取駅も存在するが、市の代表駅は当駅である。佐原重要伝統的建造物群保存地区の最寄り駅。
南側
[編集]- 市街地方面
北側
[編集]- 市役所方面
- 香取市佐原コミュニティセンター(香取市民体育館、佐原中央公民館、佐原文化会館、佐原中央図書館)
- 香取市役所(旧・佐原市役所)
- 香取市立佐原中学校
- 千葉県香取警察署
- 佐原郵便局
- 日本年金機構 佐原年金事務所
- サワラシティ(ショッピングセンター)
- パルナ(ショッピングモール)
- 道の駅・川の駅水の郷さわら
- 佐原北ホテル
- 多田屋 佐原店
バス路線
[編集]のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
佐原駅 | ||
1 | JRバス関東 | 栗源線:多古台バスターミナル |
桜東バス | 佐原・江戸崎線:江戸崎 | |
千葉交通 | ||
2 | 関東鉄道 | 高速バスあそう号:東京駅日本橋口 / 鉾田駅 |
香取市循環バス |
| |
佐原駅北口 | ||
3 | 千葉交通 | 高速バス利根ライナー(佐原ルート):バスターミナル東京八重洲 / 銚子駅 |
-
駅前広場付近のバス乗り場(2022年4月)
-
北口のバス乗り場(2022年4月)
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、23頁。
- ^ a b c d e f “駅の情報(佐原駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月18日閲覧。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、625頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 香取市議会. 平成20年12月定例会. 16 December 2008.
平成18年度に千葉県とJRが共同で行いました「ちばデスティネーションキャンペーン」の観光キャンペーンに関しまして、佐原駅舎改良工事をJRが全額JR負担によりまして駅舎の修景、待合室・ポーチ等の改修を実施
- ^ a b 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブ 。2018年7月8日閲覧。
- ^ 香取市. 平成23年度香取市歳入歳出決算に係る主要施策の成果の説明書 (PDF) (Report). p. 145. 2020年10月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年10月4日閲覧。
- ^ a b 国鉄千葉動力車労働組合 (2023年6月2日). “5/25千葉支社「窓口閉鎖・みどりの窓口閉鎖」よる運用見直し、「首都圏本部京葉運輸区設立」に伴う行路の一部移管による運用の改訂を提案”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b c “時刻表 佐原駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月11日閲覧。
- ^ 今尾恵介『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳vol.4 水戸・千葉支社管内編』学研プラス、2010年3月19日。ISBN 978-4056057652。
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(佐原駅):JR東日本