三重会合点
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三重会合点(さんじゅうかいごうてん、英語: Triple junction)とは、地球の表面において、3つのプレート境界が交差する点を指す[1]。海嶺-海嶺-海嶺型や海溝-海溝-海溝型、断層-断層-断層型、海嶺-海溝-断層型など、様々な組み合わせがある[2]。なお、4つのプレートが交わる例はない[1]。
房総三重会合点
[編集]→詳細は「房総三重会合点」を参照
日本の房総半島沖には、北米プレート(オホーツクプレート)・太平洋プレート・フィリピン海プレートの三重会合点がある[3][4]。これは世界で唯一の海溝-海溝-海溝型三重会合点である[2]。
富士山
[編集]富士山は、アムールプレート・北米プレート(オホーツクプレート)・フィリピン海プレートの三重会合点のほぼ真上に位置している。
脚注
[編集]- ^ a b 百科事典マイペディア『三重会合点』 - コトバンク
- ^ a b “日本列島の地殻変動の謎を解明”. www.aist.go.jp. 産総研. 2022年4月18日閲覧。
- ^ Renard, V. (1987). “Trench triple junction off Central Japan—preliminary results of French-Japanese 1984 Kaiko cruise, Leg 2”. Earth and Planetary Science Letters 83 (1–4): 243–256. Bibcode: 1987E&PSL..83..243R. doi:10.1016/0012-821x(87)90069-0 .
- ^ 「フィリピン海プレートの動きを探る (特集 日本海溝移動説 : 日本列島の変動の謎を解く新説が提唱された)」『日経サイエンス』第47巻第10号、2017年10月、35–39頁。
外部リンク
[編集]- 百科事典マイペディア『三重会合点』 - コトバンク