愛染橋
表示
「愛染橋」 | ||||
---|---|---|---|---|
山口百恵 の シングル | ||||
初出アルバム『春告鳥』 | ||||
B面 | イノセント(純粋) | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲、ポップス、フォーク | |||
レーベル | CBSソニー | |||
作詞 | 松本隆 | |||
作曲 | 堀内孝雄 | |||
チャート最高順位 | ||||
山口百恵 シングル 年表 | ||||
| ||||
「愛染橋」(あいぜんばし)は、1979年12月にリリースされた山口百恵の28枚目のシングルである。発売元はCBSソニー。
概要
[編集]本作の作詞を担当したのは、山口百恵のシングル曲としては1977年の「赤い絆 (レッド・センセーション)」以来2年ぶりとなる松本隆。結婚をテーマとしており、歌詞の中に京言葉が挿入され、”結婚” という橋を渡る女性の不安と期待が表現されている[1]。作曲には、当時アリスのメンバーとしても活動中だった堀内孝雄が初めて起用された。演奏には琴が使用されている[1]。
この作品のヒットで全てのシングルの総売上枚数がついに1,000万枚を突破した。これはピンク・レディー(1979年)、森進一(1979年)に続いて史上3人目の快挙であった。
1994年に中森明菜がカバーし、カバー・アルバム『歌姫』に収録された(2004年のトリビュート・アルバム『山口百恵トリビュート Thank You For…』にも収録)。さらに、作曲者の堀内も後にセルフカバーしている。
なお、愛染橋はかつて大阪市浪速区に実在した橋で[1]、映画で有名となった『愛染かつら』のある勝鬘院・愛染堂の前の愛染坂を下ったところの高津入堀川に架かっていた。現在川は埋め立てられて阪神高速1号環状線になっている。また、愛染橋の前にあった愛染橋病院は、約300m西に移転した現在も院名に名残りを留めている。
収録曲
[編集]全作詞: 松本隆、全作曲: 堀内孝雄、全編曲: 萩田光雄。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「愛染橋」 | |
2. | 「イノセント(純粋)」 | |
合計時間: |
品番
[編集]- 1979年12月21日 - EP: 06SH 682(シングル)
- 1989年3月21日 - 8cmCD: 10EH 3186(「Platinum Single SERIES」 片面: しなやかに歌って -80年代に向って-)
- 2006年1月18日 - 8cmCD(オリジナル・カラオケ、「MOMOE LIVE PREMIUM」)
関連作品
[編集]愛染橋
- 春告鳥
- 33 SINGLES MOMOE
- 百恵復活
- 惜春通り
- 百恵クライマックス
- 百惠辞典
- 山口百惠ベスト・コレクションII 〜いい日旅立ち〜
- ベスト・セレクション Vol.2
- GOLDEN J-POP/THE BEST 山口百惠
- GOLDEN☆BEST 山口百恵 PLAYBACK MOMOE part2
- MOMOE PREMIUM
- 山口百恵ベスト・コレクション VOL.2
- Complete MOMOE PREMIUM
- コンプリート百恵伝説
- GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション
イノセント(純粋)
カバー
[編集]- 堀内孝雄 - 1990年発売のシングル『今日も最高やねェ!-浪花に夢の風が吹く-』B面に、自身のセルフカバーとして収録。なお録音は2年前の1988年であり、同年発売のベスト盤にも収録されている。
- 中森明菜 - 1994年発売のカバー・アルバム『歌姫』の2曲目に収録。
- 藤あや子 - 2003年発売のシングル『曼珠沙華』B面に収録。なおA面の『曼珠沙華』も、山口のカバーである。
脚注
[編集]出典
[編集]参考資料
[編集]- 川瀬泰雄『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259。
関連項目
[編集]- 春の桜と優雅に語らう17の知恵 ‐ 春の曲を集めたコンピレーション・アルバム、「愛染橋」収録。
- 風街図鑑〜松本隆 作詞活動30周年記念 - 作詞家活動30周年記念CD-BOX、「愛染橋」収録。
- 1979年の音楽
- 1980年の音楽