核戦争
核戦争(かくせんそう、英語: nuclear warfare)とは、核兵器が使用される戦争のことである(出典:広辞苑)。
概説
核戦争とは原子爆弾、水素爆弾、中性子爆弾などの核兵器、またそれらを運搬する各種のミサイル、爆撃機、潜水艦などの兵器として用いられる戦争を指す。その規模については限定的なものから全面的なものまでさまざまな形態が考えられているが、いずれにしても甚大な被害が生じると考えられている。
2022年現在までに核兵器の実戦使用は、第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国の日本への2発の原爆投下のみであり、敵対国同士が核を使った戦争は発生していないが、キューバ危機や北朝鮮核問題や2022年ロシアのウクライナ侵攻など、核戦争を引き起こしかねない危機は常時発生している。
核戦争の理論
核戦略の研究者の間では核戦争の発生や進行に関していくつかの派が存在する。
核戦争を引き起こす要因
冷戦時代、核兵器の使用に関する重要な考え方は、古い軍事的知恵からではなく、戦略的意思決定を理解するための新しい方法であるゲーム理論から生まれた。この分析的アプローチは、アメリカ合衆国とソビエト連邦のにらみ合いがナッシュ均衡を表していることを示唆した。なぜなら、核攻撃は必ず壊滅的な反撃を引き起こすため、アメリカとソ連のどちらの超大国も、核攻撃を先制的に開始する理由はないと説明された。説得力のある大義名分がないと、例えばどんな独裁政権でも核戦争を開始するのは難しい[1]。
核戦争の勃発には基本的に二つの要因があると考えられている。危険性のエスカレートと、奇襲攻撃によるものである。ここでは主な要因について述べる。
- 先制攻撃
- 核保有国が存在する限り常に存在する可能性である。戦争当事国の一方が核兵器で攻撃される危険性を感じれば、核戦争における初戦の優位を獲得するために先制攻撃を行う可能性がある。
- 危険度のエスカレーション
- それぞれの国家の軍隊が危機的状況において相互に自らの優位性を争奪する過程で軍事的な威嚇のレベルを上げる際に発生する。ゆえに冷戦末期の国際政治において超大国の重要な権益にかかわる地域の紛争にかかわってはいけないという不文律があった。
- 優位性の喪失
- 相手国が軍事的優位性を確保した場合に、自国にとって不利な軍事力バランスの打破を期待して発生するものであり、優位性を完全に喪失する前に先制攻撃を実行しようという考え得る。
- 冷戦期のアメリカの戦略防衛構想はこの問題を取り扱っていた。
- 技術的偶発
- 意思決定の考えとは無関係に核戦力が行使されて核戦争が勃発するものである。
- 偶発事件には非常にさまざまな種類がある。大陸間弾道ミサイルに搭載される核兵器は作動解除リンクシステムで管理されているが、潜水艦発射弾道ミサイルの核弾頭は技術的制約上システムの管理下にない。ただ責任者全員の同意がなければ発射できない仕組みになっているが、収拾不可能な緊急事態において核兵器が使用される危険性がわずかに残っている。
- 不合理な要素
- 情緒不安定・精神疾患・イデオロギー・過度な民族主義[2]・過激な宗教などの要素を持った非合理的な政策決定者によってもたらされる。彼らにとっては、多大な人命や財産の損失よりも、妄想によって産まれた敵の打倒や、信奉する神の勝利の方が優先される可能性がある。すなわち国際社会に上記のような人物が統治する核保有国が存在する限り、不合理な要素によって核戦争が勃発する危険性は存在する。
核攻撃の形態
核戦争が始まる核戦力を用いた攻撃にはいくつかの形態が考えられる。
- 対都市攻撃
- 第二次世界大戦中の都市爆撃と同様、相手国の都市を破壊することで、国民戦意や継戦能力、インフラストラクチャーを破壊することを狙った核攻撃である。広島・長崎への核攻撃はこれに分類される。特に冷戦期間中、核保有国・非核国の区別なく各国でシミュレートされ、他の形態の核攻撃と比べて被害が際立って膨大なことから最も恐れられた攻撃である。
- 主に民間人やその住居など、非軍事目標を狙うため非人道性は高いが、一旦大規模な核戦争が起きると、後述する対核戦力核攻撃によって、数時間から数日のうちに彼我の核戦力が沈黙し、以後選択の自由は失われてしまう為、保険的な目的で核戦争勃発時にこうした攻撃が発生する可能性は、今でも高いと考えられている。
- 冷戦期間中は米ソ両国で検討されプラン化されていた。
- 対核戦力先制攻撃
- 相手国の核戦力の基盤であるミサイルサイロ、潜水艦基地などに対する核戦力を用いた先制攻撃である。
- ただし、外洋をパトロールする潜水艦には核兵器が搭載されており、その破壊は難しいため、不完全なものとなる可能性が非常に高い。
- 対通常戦力先制攻撃
- 相手国の通常戦力、陸軍・海軍・空軍の駐屯地・基地に対する核戦力を用いた先制攻撃である。
- この攻撃が行われる場合は、その後に相手国の戦力を完全に無力化するために通常戦力を用いた攻撃が計画されている可能性が高い。
- 対産業攻撃
- 発電所、エネルギー施設、産業施設などの経済拠点に対する核戦力を用いた攻撃である。
- ただし、この攻撃を実施する場合は、目標地域に民間人がいるため、多大な死傷者が出る。
- 対司令部攻撃
- 首都、統治機関、軍隊の参謀本部などの司令部に対する核戦力を用いた攻撃である。
- この攻撃は理論上、相手国の報復攻撃を阻止することを目的としたものであるが、軍指導部は核兵器発射権限を各部隊に委譲できるため、実際に指揮系統を機能停止にし、反撃を封じ込めることは非常に難しい。
- 報復攻撃
- 先制攻撃を受けた場合、相手国の核戦力(場合によっては産業・司令部に対して)を無力化するために核戦力を用いて報復のために攻撃を実施する。
- 報復攻撃には主に二つの方法がある。
- 核テロ攻撃
- スーツケース程度の小型の核兵器を用いた攻撃を指す。軍事的な分類ではないが、都市で実施すれば高層ビルを崩壊させ、周囲の建築物に多大な被害を与えるという非常に大規模な攻撃が可能であり、非常に危険性が高い(テロリズムを参照)。
- 他、ハッキングによる核発射や、テロリストが核ミサイルを搭載した潜水艦や人工衛星をのっとることで発射させることもフィクションでよく使われる。
核攻撃の影響
核戦争は予想されうる事態に過ぎず、歴史的な事例は存在しない。また戦争には多数の不確実性が生じ、その影響も攻撃方法、使用兵器、攻撃対象の位置、環境、人口などさまざまな要素が関連するため科学的な予測は難しいが、2019年にプリンストン大学のアレックス・グラーザーが、アメリカとロシアの間で核戦争が起こった場合、9150万人の死傷者が出るというシミュレーション結果を公開している[3]。ラトガース大学などのチームによる研究結果の発表では、アメリカとロシアの間で核戦争が起こった場合、発生した煤で引き起こされた日照不足などにより農作物の生産量が減ることで、50億人以上の餓死者が出る可能性があるとしている[4][5]。
核戦争の危機
冷戦
敵方における核爆発はなかったものの、自らの勢力の武力を誇示する目的で、核兵器の開発、核実験が行われた。RT-2PMは冷戦時代にソビエト連邦によって開発されたICBMである。
大気圏内核実験は、実験に参加した兵士(アトミック・ソルジャー)および核実験場近くに居住する米国市民を蝕み、放射線障害を訴える被災者が発生した。ネバダ砂漠には大規模な核実験場があり、当時、西部劇の野外撮影が行われていた。このため、西部劇関係者には癌や白血病の患者が多いとされる。(参考文献:「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」広瀬隆)
その他、冷戦中には、偶発的核戦争の危機が現実に幾度か存在した。キューバ危機が有名であるが、他に1983年のペトロフ中佐の事件、エイブル・アーチャー83などが知られる。
インドおよびパキスタン間の緊張
南アジアのインドとパキスタンは独立以来、三度の印パ戦争を行い、現在でも緊張状態にある。インドは1974年に初の核実験を行い、1998年5月に再度核実験を行った。
パキスタンも1998年5月に核実験を行い、核兵器開発能力を示した。このため、再度、印パ戦争が勃発したときは、両国間の核戦争になる恐れが生じていた[6]。
アメリカの戦術核に対する懸念
アメリカのブッシュ政権は抑止力としての役割を果たす戦略核兵器の縮小に代わり、戦術核兵器の使用を公言していた。これはより限定的な範囲を核兵器で攻撃するための兵器を指す。
2022年ロシアのウクライナ侵攻
2022年2月24日、ロシアがウクライナ侵攻を開始した。しかし、ウクライナ軍の徹底抗戦により計画に大きな遅れが出たことと、北大西洋条約機構(NATO)首脳らによる批判的な声明と西側諸国の対ロ経済制裁を受けて、2022年2月27日にロシアのウラジミール・プーチン大統領が戦略的核抑止部隊[7]に特別警戒を命じた[8]。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「第三次世界大戦は核(戦争)となり、破壊的なものになるだろう」と発言している[9]。
使用された核兵器
実験以外で使用された核兵器は、下記の2例である。
第二次世界大戦
第二次世界大戦は、終盤で人類史上初めて、核兵器が戦争で使用された。
- 日本への原子爆弾投下
- リトルボーイ(広島市への原子爆弾投下)- 核出力15kt
- ファットマン(長崎市への原子爆弾投下)- 核出力21kt
核ミサイル防衛
- イージス弾道ミサイル防衛システム
- 弾道弾迎撃ミサイル
- AL-1 (航空機)
- ミサイル防衛
- 核抑止
- 核シェルター - 大深度地下鉄駅を含む
- 欺瞞作戦 - 地図上の都市の位置を実際の場所から10km単位でずらすなど[10]
- 閉鎖都市
核戦争のリスクがもたらす若者への心理的な影響
ハーバード大学メディカルスクールが1990年末(1991年1月の湾岸戦争勃発の2ヶ月ほど前)に1518名の青年(平均16.8歳)を対象に自己記入方式のアンケート調査を行い、1493 名の回答者を得て、そのうちの47%の追跡調査を許可した若者を対象に(およそ5年後の)1995年に「General Health Questionnaire」と呼ばれる一般的な健康に関する(定形の)質問文を使って行った調査であるが、 頻繁に核戦争の恐怖を感じた青少年は、(この5年後のアンケート調査では)一般的な精神障害のリスクが高くなることがわかったという。特に1週間に1度、もしくはそれ以上の頻度で核戦争の恐怖を感じると精神的な影響が顕著になるという[11][12]。結論としては、「核戦争の恐怖を頻繁に感じている」という指標(アンケートに対する回答)は、精神障害のきっかけのようなものを抱えている一種の「しるし」ともなるわけなので、その若者を(他の若者よりも)一層注意深く見守る必要があるという指標として使える可能性がある[11]、とのことである。
フィクションにおける核戦争
2022年現在、現実には全面核戦争は起きていないが、フィクションの世界では終末ものなど、全面核戦争やその後の世界を舞台にした作品がある。以下はそのような世界を描いた代表的な作品である。
映画・ドラマ
- 『エンド・オブ・ザ・ワールド』『渚にて (映画)』
- 小説『渚にて』の映画化。
- 『SF核戦争後の未来・スレッズ』
- 全面核戦争の勃発から十数年後までの世界を描くイギリスBBC製単発テレビドラマ。
- 『ザ・デイ・アフター』
- アメリカとソ連との間で緊張が高まる中、この二国間に核戦争が勃発。
- 『猿の惑星』
- 『世界大戦争』
- 連邦国陣営と同盟国陣営の間で核弾頭による核戦争が勃発。
- 『ノストラダムスの大予言』
- 局地戦での核兵器使用がきっかけで世界戦争に発展。A・B・Cの各陣営のICBMが都市のみならずICBM基地をも攻撃。しかも全滅した基地では機械が自動的にICBMを発射し続ける。
- 『第三次世界大戦』
- もし冷戦が終結してなかったらという仮定で描かれている。
- 『ターミネーターシリーズ』
- 人類に敵対したコンピュータースカイネットがソ連をステルス爆撃機で攻撃したことで核戦争に発展。核戦争後の未来から現代に暗殺アンドロイドが送られてくる。『ターミネーター4』ではシリーズで初めて核戦争後の世界が舞台になっている。
- 『博士の異常な愛情』
- 『未知への飛行』
- アメリカの核戦略爆撃機が機器の故障により誤ったソ連攻撃の結果、両国が破滅の道へ進むという作品。
- 『ウォーゲーム』
- アメリカ軍のスーパーコンピューターが暴走して、ソ連への核攻撃とその報復攻撃というカードをきろうとしてしまう。
- 『復活の日』
- 人類死滅後にワシントンD.C.近くで大地震の発生が予測され、この地震をアメリカ側の自動報復システムが核攻撃と誤認してソ連に向けて核ミサイルを発射すれば、ソ連側の報復システムも作動する事になり、僅かに残った人類が住む南極もソ連側のミサイルの標的となっていた。
- 『デリカテッセン』
- 核戦争の15年後の荒廃したパリが舞台。
- 『世界が燃えつきる日』
- 核戦争後の荒れ果てたアメリカ合衆国を舞台に、生き残った人々を求め歩く姿を描く。
小説・絵本(アニメ化されたものも含む)
- 『風が吹くとき』
- イギリス在住の老夫婦が外部との連絡を絶たれた中で原爆症で死んでいく。
- 『最後の子どもたち』
- 核戦争後のドイツが舞台。
- 『スワン・ソング』
- ロバート・R・マキャモンの小説。核戦争後のアメリカが舞台。
- 『渚にて』
- 『ウォー・デイ』
- ホイットリー・ストリーバー、ジェームズ・W・クネトカ共著。核戦争後の米国内の状況を描く。
- 『銀河英雄伝説』
- 物語の時代より遙か過去の西暦2039年に、北方連合国家(ノーザン・コンドミニアム)と三大陸合州国(ユナイテッド・ステーツ・オブ・ユーラブリカ)による全面核戦争が勃発した。
- 『なぞの転校生』
- 核戦争自体は描かれておらず回想シーンのみ。
- 『謎の女帝国探検』
中井一夫の小説。核戦争(第三次世界大戦)後の日本らしき国が舞台。14歳の少年を主人公とした夏休み探検記。
- 『洪水のあと』
- 核戦争後のスウェーデン、ゴットランド島らしき島が舞台。
- 『恐怖の総和』
- アメリカ国内での核兵器テロを引き金として米露間の核戦争勃発寸前に到るまでの過程を描く。『トータル・フィアーズ』として映画化。
- 『霊長類南へ』
- 中国国内での事故によりICBMが韓国、日本に向けて発射されたことからソビエト、アメリカを巻き込んだ全面核戦争に発展。
- 『亜細亜大戦2001』
- ロシアでのクーデターをきっかけに世界核大戦に発展。
アニメ・漫画
- 『とべ!人類』
- 核戦争直前に世界中から集められた子供が、宇宙船「ホモ・サピエンス号」に乗せられ、何世代もかけて「第二の地球」を目指す。
- 『攻殻機動隊』
- 1996年に第3次核大戦が勃発、1999年に勃発した第4次非核大戦では日本が核攻撃され、首都圏が壊滅。
- 『風の谷のナウシカ』
- 「火の7日間」と呼ばれる全面核戦争から1000年後の世界が舞台。
- 『カンビュセスの籤』
- 藤子・F・不二雄の短編。終末戦争後に生き残った人々は地球外文明へ救助を求め冬眠を繰り返す。
- 『FUTURE WAR 198X年』
- 冷戦下、アメリカ・ソ連間での核攻撃をきっかけに全面核戦争に。
- 『火の鳥未来編』
- 数度の核戦争を経た西暦3404年の地球が舞台。メガロポリス(地下都市)ヤマトとレングードの対立が発端となって超水爆を利用した核戦争が起きる。
- 『北斗の拳』
- 世界的な最終戦争の核戦争後の地球が舞台。この世界は文明が崩壊し力(主に暴力)が支配している。
- 『地球0年』
- 田辺節雄/矢野徹 矢野徹の同タイトルの小説のコミカライズ。狂信的陰謀論者によって引き起こされた核戦争と、戦争で荒廃したアメリカに「平和維持軍」として赴く自衛隊を描く。
- 『飛ぶ教室』(漫画)
- 埼玉の小学校を舞台に、校庭に設置されていた核シェルターのおかげで核戦争を生き延びた小学生達が、学校での共同生活によって核の冬に襲われつつある過酷な世界を生き抜こうとする姿を描いた作品。
- 『望郷戦士』
- 1988年に核戦争が勃発。長野県に旅行に来ていた主人公たちが戦争の13年後にタイムスリップ。
ゲーム
- 『Fallout シリーズ』
- 2077年に全面核戦争が勃発し、その後の滅びたアメリカを舞台としている。
脚注
- ^ Zeeberg, Amos (2015年5月6日). “Why Hasn’t the World Been Destroyed in a Nuclear War Yet?”. Nautilus. 2021年7月11日閲覧。
- ^ 民族主義は多かれ少なかれどの国にもあるが、過度な民族主義は暴走する傾向がある。そもそも、実際に使うつもりで世界で最初に核兵器を秘密裏に開発し始めたのはドイツの民族主義者アドルフ・ヒトラーであった。「自民族だけが優れる。自民族だけを守る。」という思想は、たいてい「他民族はどうでもいい、他民族は滅んでいい。他民族を絶滅させる」という発想にたどり着き、過度な民族主義者が独裁者になり国の全権を独りで握ると、実際に他民族の絶滅させようとしたり(ホロコースト)、他民族を絶滅させるための兵器(大量殺戮兵器)を開発しはじめる。第二次世界大戦時には、極端な民族主義状態であった日本政府も原爆開発に着手していた(日本の原子爆弾開発)。ドイツと日本が秘密裏に原爆開発を行っていることを諜報活動で察知したイギリスやアメリカ側は、対抗措置で急いで原爆開発に秘密裏に着手、最初はイギリスが先行したが途中からイギリスは開発はアメリカでするべきだと判断し、アメリカが先に開発・製造にたどり着き、アメリカ政府はそれを先手で使用し、戦争の決着がつき、民族主義者によって原爆が使用される事態は防いだ。現在ではロシア民族主義をかかげるウラジーミル・プーチンが核兵器の使用にしばしば言及しており、ウクライナ侵攻以降、その発射装置をボディーガードに持たせ自分の手元に常に置いている状態だと、報道陣や世界各国にあえて意図的に見せつけている。
- ^ “ロシアが1発でも核兵器を使うと最初の数時間で死傷者が9150万人に達するという研究結果”. GIGAZINE (2022年4月21日). 2022年4月22日閲覧。
- ^ “アメリカとロシアが核戦争すると50億人以上が飢えて死ぬと試算”. GIGAZINE (2022年8月16日). 2022年9月16日閲覧。
- ^ “「局地的な核戦争でも数十億人死亡」すすの影響で地球規模の飢餓に”. Forbes JAPAN (2022年8月27日). 2022年9月16日閲覧。
- ^ “氷河期到来、飢餓の発生、死者1億人超…もし印パ戦争で核が使われたら | Business Insider Japan”. www.businessinsider.jp. 2022年3月1日閲覧。
- ^ 通常は抑止力として扱われる核兵器を運用する部隊
- ^ “プーチン氏、核抑止部隊に「特別警戒」命令 ゼレンスキー氏、ベラルーシ国境での交渉に合意”. BBCニュース (2022年2月27日). 2022年2月27日閲覧。
- ^ “「第3次世界大戦は核戦争に」 ロシア外相が威嚇(写真=AP)”. 日本経済新聞 (2022年3月2日). 2022年3月17日閲覧。
- ^ ソ連発表の地図に異変 西部の町、鉄道位置が大移動 核攻撃を想定し偽装?『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月4日朝刊 12版 14面
- ^ a b “Fear of nuclear war increases the risk of common mental disorders among young adults: a five-year follow-up study”. 2022年5月24日閲覧。
- ^ MPH, Stephanie Collier, MD (2022年5月23日). “War anxiety: How to cope” (英語). Harvard Health. 2022年5月24日閲覧。
参考文献
- 瀬川高央『核軍縮の現代史: 北朝鮮・ウクライナ・イラン』(吉川弘文館、2019/10/24)が1980年代以降の歴史を的確にまとめている。
- 米国技術評価局 西沢信正・高木仁三朗訳『米ソ核戦争が起こったら』岩波現代選書(1981年7月30日)
- ジェイムズ・ダニガン、ウィリアム・マーテル 北詰洋一訳『戦争回避のテクノロジー』河出書房新社(1990年)
- 杉田弘毅『検証 非核の選択』岩波書店(2005年12月)ISBN 4000019376