抽象形

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語

[編集]

発音

[編集]
  • (東京式) ちゅうしょーけー [chùúshóókéé] (平板型 – [0])
  • IPA(?): [t͡ɕɨᵝːɕo̞ːke̞ː]
X-SAMPA: [ts\MM_Hs\o:_Hke:_H]

名詞

[編集]

抽象 (ちゅうしょうけい)

普通名詞

[編集]
  1. (頭の中の)目に見えないかたち。手で触れられないかたち。

古代日本語文法

[編集]
  1. 語の中の形。造語成分となる形。下記 -i (多くは縮合して語尾 -ë, -ï )のない形。
    • 本来は、そのままで独立語。例. しら(白髪 < 白‐
  2. 語根そのもの。名詞語尾 -i の付かないもの(仮説1)[主流]
  3. 語根そのもの。語根に内在する語尾 -i が現れていないもの(仮説2)
※ 上記仮説と独立の事実: いずれも基層言語仮説とみれば、アイヌ語と共通する現象である。
(語根/抽象形)ma 女 ← (具体形)mai > 女  cf. amaあま。vs. 海女海人海士海部。)
(語根/抽象形)mura 村 ⇔ (具体形)murai > murë 群れ

アイヌ語文法

[編集]
  1. 人称接辞のつかない形。 eg. 概念形 cf. 所属形
  2. 印欧語で冠詞のついた名詞のようなもの。「~というもの」
  3. 叙事詩的表現。(⇔ 散文的表現)
(具体形) mati(hi) 彼の妻 → (抽象形)mat
(具体形)a=mati(hi) 私の妻 → (抽象形)mat

翻訳

[編集]

類義語

[編集]

対義語

[編集]